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ねじゲージのJISとISOの使い分け方法とは?
- ねじゲージを旋盤加工で使用する際に、JISとISOの使い分け方法について知りたいです。
- 2級のねじゲージではなく、5hのねじゲージが必要な理由やJISとISOの違いについて教えてください。
- ねじゲージのJISとISOは、検査の目的や使用状況によって使い分けられます。詳しくは以下で解説します。
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既に回答されている通り、図面に指定されたねじの種類、呼び径、ピッチ、等級または公差域クラスと同一のねじゲージを用いて加工されたねじを検査する必要があります。 5hという公差域クラスは一般的にはあまり用いられないと思います。 5H(めねじ)であればメートル並目ねじの場合でM1.4以下の2級相当、M1.6以上の1級相当になります。メートル細目ねじではM2×0.25以上の1級相当です。 相当という意味はねじのはめあいの程度が同じ区分という意味で、サイズが同じではありません。 例えば同じ呼び径とピッチの2級と6H/6gでは、加工されるねじの公差が異なる場合もあり、対応するねじゲージの公差位置も違う為、混同してねじゲージで検査すると合否判定が異なる可能性があります。 回答No.2で詳しくねじゲージでの検査が解説されている通りです。 その中の止り側の判定基準の2回転ですが、ゲージをねじ戻す際に決定されると規定されています。 止り側ねじゲージをねじ込んで行き、止まったところから静かに戻してゲージが検査されるねじから離れた瞬間までの回転数をいいます。
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製作したメねじがきちんと規格に合って作られているかを確認するのに用いられるのが、ねじプラグゲージです。 限界ねじゲージには、測定すべきねじの等級と同じゲージの等級が決められています。 従来JIS と 現行JIS(ISO)で、ねじの精度が変わっただけでなく、ゲージの記号も変わりました。 ・プラグゲージの通り側は今も昔もGP。 現JISの止り側はNP。 従来JISの止まり側は工作用のWPと検査用のIPという2種類に分かれています。 ・リングゲージも同様で、通り側はGR。 現JISの止り側は、NR。 従来の止り側は、JISの工作用のWRと検査用のIRがあります。 ▽参考資料 : ねじ用限界ゲージの種類と記号 https://faq.osg.co.jp/usr/file/attachment/Ef0y8Kp5fqTuDcDI.pdf?attachment_log=1&object_id=195&object_type=faq ■ 使い方 (1) まず、通り側のねじが無理なく通りぬける事。 (2) 次に、止まり側のねじが2回転以上ねじこまれない事(JIS規格) 次に、止まり側のねじが2回転を超えてねじこまれない事(ISO規格) (1)(2)の条件を満たす事ができれば、ねじゲージによる等級検査に合格したと判定します。 ※ 規格・等級を間違えないように注意して下さい。 <ねじ用限界ゲージの使い方> ▽参考資料 : ねじ用限界ゲージのプラグゲージの使用方法 https://faq.osg.co.jp/usr/file/attachment/xvm6XOyp2icTDaTP.pdf?attachment_log=1&object_id=195&object_type=faq ▽参考資料 : ねじ用限界ゲージのリングゲージの使用方法 https://faq.osg.co.jp/usr/file/attachment/ACH6XCvDC46cOxMt.pdf?attachment_log=1&object_id=195&object_type=faq ゲージの使い方は、現JISと従来JISでは止り側の合格条件に少しだけ違いがあります。 過大な力を加えることなく手でねじ込んだとき、通り側は全長を通り抜けなければなりません。 6Hや6gの合否判定をする現JISの止り側は、2回転を超えてねじ込まれなければ合格で、1級や2級の合否判定をする従来JISの止り側は、2回転以上入らなければ合格です。 一方は2回転を超えて、もう一方は2回転以上となっていますので、厳密に日本語を読み取れば、2回転ちょうどだった時、現JISでは合格で従来JISでは不合格、となります。 しかし、使う人の気持ち次第で合否があやうくなる2回転ちょうどを合格とみなすのはトラブルの元だと考えます。口元や先端部まできちんと作られた良いねじでは、1回転も入らないことが多いです。 2回転近く止り側ゲージが入るねじは、工具を含め加工状況を確認するとよいでしょう。
- mienaikuuki
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指示にある規格に合致することを確認しろと言うことなのでその通りに行い確認するだけです。他に使い分けの基準などありません。 指示図面に書いてある内容と違うゲージを使いたいなら出図元に確認して図面を修正してもらったあとになります。
お礼
ありがとうございます。今後に役立てるようにしたいです