添付の回路図はトランジスタを使用したエミッタ接地増幅器の直流に関する部分のみを記述した回路です。
トランジスタのベースがこの増幅器の入力です。
入力に加える電圧が入力電圧または入力信号です。
入力信号が交流なら、交流入力信号=交流信号となります。
信号の実態は交流電圧なので、シンボルは、○の中に~が入った形になります。
前回の回答で、VBB とRBの間に交流のシンボルを記入すると申し上げましたが、実際の増幅回路では、それでは満足に動作しないことがわかりました。
実際の回路では、RBの値が数キロΩ以上の値です。信号電圧はRBを通してベースに加えられますが、ベース電流によるRBの電圧降下のためベースに加えられる電圧は信号電圧の数分の1以下になってしまいます。
実際の増幅回路では、信号源からベースに、キャパシタを通して電圧が加えられます。これをシンボルを使って図にすると、
・交流信号の一方はアース(GND)に接続
・交流信号の他方にキャパシタの一方を接続
・キャパシタの他方をベースに接続
となります。
しかし、問題を見ると、そのような回答を求めていないような気がしますので、前回の回答になります。
余談ですが、「電圧イコール信号」と言えるかどうかは取り扱う対象によると思います。オーディオアンプの場合は、「入力端子に加える電圧=入力電圧=入力信号」と言えると思いますが、交流発電機の出力電圧は出力信号とは言えないと思います。信号の厳密な定義はわかりません。
お礼
「交流信号」というのは普通の交流の記号、○の中に~が入ったやつでいいんですか? 「交流」であれば〇の中に~が入った記号を使ってきましたが、「交流信号」は初めて聞いたので