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全米オープン優勝の大坂なおみについて
前の全米オープン優勝時に、セリーナ・ウィリアムズと表彰台に立ったとき、すごいブーイングで大坂なおみは、「皆、セリーナを応援しているのは知っている」と言って、泣いていた写真記事を見ました。両選手の健闘を賞賛する、そういう懐の深さはアメリカ人にはないのでしょうか? 本人でないとわかりませんが、この涙は何に対して、どんな気持ちであったと推察出来ますでしょうか 一人ぽっちで感傷的になったのでしょうか? 宜しく御願い致します。
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あの試合はちょっと独特で、試合中にセリーナ選手に対する不可解な判定があって、試合中にセリーナ選手が抗議する場面もあったのです。で、お客さんも審判の判定に疑問を感じていたんですね。 私もプロテニスには詳しくないのですが、かねてよりセリーナ選手は審判団からあまり良く思われていなかったそうです。だから不利なジャッジを受けたのではないかと、少なくともスタジアムの観衆はそう思ったみたいですね。 これで対戦相手が白人選手だったら白人の審判が黒人に不利な判定をしたとなるとまた物議をかもしたでしょうが、幸か不幸か同じ黒人系選手でしかもまだ年端もいかない小娘。審判に何らかのバイアスがかかった、と誤解されてもしょうがない部分はあったのかなと思います。 それに対するブーイングだったのですよ。これがもし逆の立場だったらタフな精神力を持つセリーナ選手は立ち向かったと思いますが(アメリカ人の価値観では、ここで負けてしまうのは負け犬だとされるので、いくらブーイングがあろうと人前では笑顔で手を振らないといけないのです。厳しいですね)、大阪選手は中身はド日本人なので心が折れてしまって「私が勝ってしまってごめんなさい」といういかにも日本人が口にしそうな言葉を発してしまったのです。 世界標準からいえば「ジャッジをしたのは私ではない。私は自分自身に負けることはなかった。私がチャンピオンだ」といわなきゃいけななかったのです。 でもさすがのアメリカ人も、ハタチそこそこの小娘が自分のせいではないことで泣かされちゃうのは「可哀想だ」と同情しましたね。
お礼
丁寧且つ詳細な御回答ありがとうございます。