- ベストアンサー
青虫について教えて頂きたいです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
画像の印象から恐らく「アオスジアゲハの幼虫」だと思います。 - アオスジアゲハ https://www.honda.co.jp/outdoor/knowledge/adventure/picture-book/aosujiageha/ 一般的にアゲハチョウの仲間は柑橘類、つまりミカンの仲間の木の葉っぱを食べる事で有名ですが。このアオスジアゲハは例外で「クスの木の葉」を食べて育ちます。なので飼育するつもりでしたら、瑞々しい新鮮なクスの木の葉を大量に用意して毎日、取り替えて世話をし続ける必要があります。結構、大変です。もう夏休みも終わり学校も始まっているかと思いますが…大丈夫ですか? チョウやガの幼虫はサナギになる前、昆虫初心者には信じられないくらい量の葉っぱを大量に食べて大量の糞をします。また幼虫は水分も葉っぱから摂る必要があるので、前日に取り置いた葉っぱだと乾燥してしまい、それだと例え食べたとしても幼虫の体内の水分が枯渇して来て衰弱して死んでしまいます。毎日、新鮮で水分たっぷりの瑞々しい葉っぱが必要になります。 とりあえずこの幼虫を攫って来た場所に食草となるクスの木か、或いはクスノキ科の樹木が生えてるかと思いますので。そこから毎日、ちょっと持って来過ぎたかな?と思うくらい、根こそぎ丸裸にするくらいの勢いで葉っぱを盗んで来て幼虫に与え続けてください。画像の印象から終齢幼虫かその1段階前の4齢幼虫じゃないかと思われますので、1~2週間でサナギになるかと思います。 またアオスジは他のアゲハ類と違って、サナギになる際に木の幹では無く葉っぱに糸を掛けてサナギになる習性があるので、飼育ケースに放り込んだ葉っぱの上でサナギになります。サナギになる前、1~2日ほど全くエサを食べなくなりじっとして動かなくなるのが前兆です。サナギになったら絶対に触らない!動かさない!コレを破ったらサナギは死にます。飼育ケースも基本的には絶対に動かさない。 サナギになったら、この時期なら1~2週間で羽化します。毎日、慎重に観察していれば、緑色だったサナギが段々と黒くなって来るので分かります。この時期になったら動かしても死ぬ様な事は無いので一安心ですが、まあ用心に越した事は無いので触らない方が良いでしょう。後述しますが、後々の羽化の成功率を高めるため、必要無くなった葉っぱなどを取り除いて飼育ケースの中を可能な限り広くしてあげると良いかと思います。 ただし昆虫の飼育で最も難しいのがこの「羽化」をさせる事です。プロの飼育業者でも失敗する事はよくあるので、素人の場合は成功するかどうかは完全に神頼みの運任せです。とりあえず少しでも成功率を高めるために、現在は恐らく飼育ケースを普通の横置きの状態にしてると思いますが。そうじゃ無くてより高さを確保出来る様に、飼育ケースの蓋の部分が横になる様な全体として縦長になる様にして置いた方が良いかと思います。広さよりも高さを確保してあげる事の方が、チョウ類の羽化の成功率を上げるには重要な要素です。
お礼
ご丁寧に答えていただきありがとうございます。 青虫の写真をたくさん検索しても、なかなか同じような青虫を探せなかったので、本当に助かりました。 非常にわかりやすく、細かいところまで教えていただき感謝いたします。 家族みんなで大切に大切に見守りたいと思います。