- 締切済み
脳死について
ついこの間まで『脳死』ということがテレビなどで取り沙汰されていました。この脳死というものについての、あくまで“一般的な”意見が今知りたいです。 この一般的というのは、政治的に見て、医療的に見て、僕たち日本国民としてみて...と、いろいろあると思いますが、脳死についていろいろな観点から見て調べたいので、いろいろと教えていただければ幸いです。
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
みんなの回答
- junt
- ベストアンサー率38% (97/254)
立花隆氏の脳死、脳死再論が役に立つと思います。氏は作家でありながら学会で公演するほどこの分野に精通しており、前掲の二冊は入門書としてもとっつき易く、入手も比較的容易です。
- tree5555
- ベストアンサー率23% (7/30)
脳死というのは大脳から延髄にいたる脳全体の機能は喪失したが、身体のその他の部分のかつどうが続いている状態を脳死といいます。脳死の状態では自発呼吸、瞳孔の反射やその他の脳幹の反射が全て喪失し、脳波が平坦になり波形が現れない状態が六時間以上続く事を言います(その間は人工呼吸器を用いて呼吸を続ける)。 このようなばあには喪失した脳の機能が再び回復する事は絶対にありえないそうです。 ちなみに心臓は脳の機能が喪失しても心臓にある特殊な細胞により刺激を発生させることが出来ますので動く事は出来ます。 また、脳死と植物状態ではことなり、植物状態では大脳だけが機能喪失の状態にあり、大脳以外の脳及び脳以外の身体の部分は機能している状態をいいます。昏睡に陥り、意思の疎通はなくなりますが,自発呼吸も瞳孔反射も心臓は駆動も認められるので、栄養の補給などの延命治療を続けると植物状態のまま、かなり長い年月生存しつづけられます。
- ozisan
- ベストアンサー率11% (154/1339)
私的な意見ですので、反論しないでね! 心臓やすべての感情をコントロールしているのは「脳」です。 よって、「脳」が機能しておらず、 機械によって呼吸や、心臓を動かしているのは生かされているのです。 そこには、自分の意志はありません。
刑法で殺人を定義しています。 この例外が1?条の「他の法令に定めがあるばあいを除く」です。 臓器移植法施行により.例外規定が有効になりました。 「刑法の殺人」の処罰の対象にならない殺人が臓器移植法に定める方法により移植に使われるための臓器摘出です。 臓器移植法に定めた方法でなくても.臓器移植が目的ならば.臓器移植法の適応を受けますから.殺人罪には問われません。 この臓器摘出基準を満たしている状態.というか.臓器移植法によって定められたじゅだんで殺人した状態.というかが迷う状態が「脳死状態」です。
- kanpyou
- ベストアンサー率25% (662/2590)
日本国内では、「死」の定義を、次の「3兆項」として捕らえているようです。 ・心停止 ・呼吸停止 ・瞳孔の拡散 結局の所、心臓が停止することにより、体の各器官が機能不全となり、個体死に至るという考え方ではないでしょうか。(ご臨終です。:終わりに臨む) 死亡と判定されても、24時間は、火葬できません。(墓地、埋葬等に関する法律 第三条) これに対して、「脳死」ですが、「死」を、プロセス(過程)としてとらえた場合、もう、これ以上進行すると、回復?が不能である点(Point of no return)を探ろうという考え方です。 医療技術、機器の発達により人工呼吸器が開発され、自発呼吸が出来ない患者に対して処置され、とりわけ、「脳死」状態の患者さんがクローズアップされます。 ここで、注意しておかなければならないのは、「脳死体」(少し乱暴な言い方です)が対象であるということです。「脳死」は、死へのプロセスの、一通過点ですから、ある期間が経過すると、多臓器不全で「死」を確実に迎えます。 **脳の、どの部位が損傷すると、どうなる?や、臓器移植のための脳死判定基準などは、関連書籍などで確認してください。**
- jakarta
- ベストアンサー率38% (607/1597)
日本では従来より特に心停止を重視していましたが、生命維持装置の発達によって心臓が停止しても人工心臓などの代替えがききますので脳死を死の基準にしようということになったのが背景のようです。 http://www3.kmu.ac.jp/legalmed/ethics/theme3.html http://user.shikoku.ne.jp/tobrains/braindeath/braindeath0.html 2つめのURLの方にCT検査の話がでていますが、健常者の脳は活動していますので脳の部位の温度差(温度の高い部分が赤くなる)がありますが、脳死の場合は脳が活動していないので一定した温度で表示されるはずです。臓器移植のための脳死判定と、臨床的な脳死というのはまた別の問題のようです。
- -AKIHIRO-
- ベストアンサー率30% (27/88)
脳死という概念は個人的に西洋のものだと思います。 つまり「人間の心は脳にある」っていう考え方です。 日本人は、昔から「人間の心は心臓にある」という 考え方をしているので、 脳死というものが理解されにくいらしいです。 一般的に、脳死状態に陥ると、 数日もたないで死亡するって言われますが、 脳死状態で何十年も生きている人もいます。 肉親の呼びかけ等に、反応を見せることも あるそうです。 脳は死んでいるのに、すごいですね。 また、脳死患者の臓器を移植するために 体にメスを入れるとき、 血圧が急上昇したり、体が暴れだしたりする 場合もあるそうです。そのため、 脳死患者と言えども、臓器摘出の時は 麻酔をかける、という話を聞いたことがあります。 それはつまり、脳死患者が、どこかで 恐怖や不安を感じているということだそうです。 また、脳死を確実に判断する方法は無い・・・という 話も聞いたことがあります。 脳に血流が回っていないと確実に判断するには、 心臓が停止しなければならない。 だけど、心臓が停止するのを待つのでは、 ただの心停止、ですから。 私が知ってるのはこのくらいです。 ちなみに私、昔は脳死賛成派だったのですが、 今は賛成でも反対でもないです。 脳死って・・・難しいですよね。 以上、お役に立てたとしたら幸いです。
- mota_miho
- ベストアンサー率16% (396/2453)
「“一般的な”意見」の意味がよく分かりませんが、脳死は死ではありません。 臓器移植を推進するために作り上げられた概念です。 (ご参考):「私は臓器を提供しない」 近藤 誠 、他(著), 洋泉社
- BIGMAC
- ベストアンサー率25% (624/2491)
脳死というのは死ですから別に問題ではありません。 問題は、限りなく死に近い昏睡状態と、死んでいる脳死状態の境目をどのように判断するか? ということにあります。