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コロナ禍で安心してとうもろこしを育てる方法
- 新型コロナウイルス感染が心配な今、自分のためにとうもろこしを育てたいと思う人が増えています。
- しかし、動物に収穫前に食べられてしまい、全滅してしまうことも珍しくありません。
- そこで、ホームセンターで安価な防護用品を購入する方法や、作物への害を最小限にする手段について詳しくまとめました。
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何らかの動物による害があるのならトウモロコシの場合はしっかりした囲いで周りを守った方が良いです。数本植えた程度では受粉も出来ませんから株間50cmくらいで寄せ気味に植えないとなりません。 トウモロコシは株数が少ない場合列植してしまうと実が成りにくいので集合した形に植え付けます。少ない株数では実が望めない事もあるのでできるだけ多い株数で栽培するべき野菜であること、結果順調に育つと短期間に集中してたくさん収穫する事になる、一番味が良いのは夜間か早朝獲り速やかに茹でるのが望ましく一般栽培では収穫から時間が経つほど味が落ちてしまう野菜であることはご存知でしたか? 例えば少なくても16本ほどは植える方が良く(全てが実れば36本ほど)一列に4本植えを4列分、四角い範囲で植えると上の雄花から降ってくる花粉が風に飛ばされすぎず全体に平均して下の雌花まで届いてくれますので、株数が多ければ多いほど多収穫が望めます。でも植える範囲が広ければ広いほど囲うのも大変。おそらく16本植えると周りを囲う網など結構な長さになるのでがっしりした支柱や縛り付ける紐など、もしイノシシなどいればは土を掘り下の網を潜るので潜らせない対策も含め費用がかなりかかってしまい、結果穫れるトウモロコシは購入して食べるのよりもかなり割高なものに・・・。それを考えるなら夏にはもうコロナが終息している可能性もあるので(インフルエンザと同じで気温が高くなると菌は生きられない)私なら最初から作らずに食べたい時にその都度店から買ってきて食べますね・・・。 一株からは実が2本しか採れませんし収穫はほとんどが同じ頃に集中して穫れるので(スィートコーン栽培の規模が大きい農家は畑を夜間か早朝にハーベスターを使うか人手を集めその日の収穫予定区域のを一回で全て収穫してしまいます)もし一日に10本も穫れれば時間が経つほどに味が落ちてしまい家庭だと保存しても美味しさはあまり保てないので(市販品は大抵近くで穫れた物が冷蔵車で運ばれ、品質良く売る店舗なら冷蔵棚に並べ鮮度を保ちます)茹でて粒をバラバラにして急速冷凍するしか保存法も無く(昔は丸ごと干して乾燥させ保存、食べる時にバラバラにし戻して煮て食べましたが)長い期間収穫を分散させるために家庭菜園なら種子を1週間づつずらして蒔くと都合が良いのですが(そのかわり受粉の関係から栽培規模は必然的に多くなるので小規模栽培は難しい)もし苗から植える場合だと植え付けが同じ日なので1日に穫れる数が多すぎ自分では思うほどの量食べられず、収穫してしまえば実はだんだん味が落ちてしまうので(獲り残せば実が硬くて美味しくなくなります)味の落ちた物を我慢して数日間食べ続けるか、持て余して結局はダメにして捨てるよりはマシと知人や近所に配るくらいしかありません・・・。 もし手間や費用を軽減し自分で作りたいのなら、害獣に食べられることも見越して多めに栽培し網などの囲いは別段設けない方が良いかと。生産している農家では獣害や不作を見越して予定出荷量より多くの株を植え付けます。これは農協の指導で品質が良ければ全て買い取ってくれますし、農協を通さない農家は契約栽培や道の駅やネット通販で余すことなく売り切れます。トウモロコシは加工すれば旨味調味料やアルコールが作れるなどいろいろ使い道が多いのです。 個人の家庭菜園で20株くらいから植えるなら苗ではなく種子から育てた方が安くつきます。ただ地域によっては今年はもう蒔き時が過ぎているかもしれませんが・・・。 北海道の我が家も前に小規模の畑に少しトウモロコシを植え付け育てましたが収穫間近にキツネがトウモロコシの株に前足をかけ体重で押し倒し実を食べてしまい全滅しましたし、近所ではヒグマが酪農用のデントコーン(飼料用トウモロコシ)や秋蒔き小麦の広い畑の中に入り込み、夜間何時間もかけて大量の株を倒し座り込んで実を食べ漁った跡があったそうです・・・。 害獣を防ぐために守るのなら、まずはどんな動物の被害に遇い易いかを調べ、その種類ごとに適した防御をするべきです。サルだと網で囲ったくらいでは何の意味もありませんし、シカやイノシシは頑丈な網などでないとすぐ破壊してしまいます。 北海道でのスィートコーンやデントコーンの害獣(ほとんどシカ害)が多く出没する地域での防ぐ方法は、山に囲まれた地域だとシカが飛び越えられない高さの頑丈な金属フェンスを町が負担して山から平地へ降りられない様に地域全体のほとんどを囲っていますし、農家で広めの畑ひとつ分くらいなら電牧装置(牛馬の放牧地で使う様な電流が通った線)で畑を囲みますがこれだと飛び越えて入り込むシカもいるそうです。広大な畑を持ちシカ害が多い大規模酪農家の畑ではシカが入り込む何個所かに大型犬を何頭も配備してシカが近づかないようにするそうで。以前シェパードの雑種のメスを飼っていた親戚の所に凄く離れた道東方面から知らない人が訪ねてきて、その犬を譲ってくれるか子犬を産ませて中に母犬似の大きく育ちそうな仔が居れば良い値で買うからと言ってきたそうです。理由を聞くとシカ害対策にと大型犬を何匹も欲しがる酪農家(乳牛飼育)が多いとの事。知床周囲の物凄い数のシカが越冬へと南まで大移動する道東周辺ではエサが豊富だと帰らずに居つくのでシカ害が深刻。酪農地帯なので一軒で1000頭くらい飼育している所が多く自分で栽培し賄っている牧草やデントコーン畑の害が酷ければ飼料の購入費が掛かりすぎて廃業に繋がりかねず酪農家は死活問題、害が防げるなら大型犬を10頭くらい飼ってシカが入り込むあたりに配備させておく事は何でもないそうで(駆除したシカの肉が貰えたり安価で手に入るので餌代は思うほどかからない)どこかでシェパードの様な大型犬のメスが飼われていると聞けば遠くても頼みに行くとの事。北海道はサルとイノシシが居ない分、ヒグマが出没しないのならシカとキツネだけ防げればあまり酷い被害はありません。 確実に害獣が出没する地域ならトウモロコシを食べられずに防ぐことは難しく、先に書いたようにお金をかけ頑丈な囲いで防いで高くついたトウモロコシを自分一人だと思ったほどには食べられないか、害獣に食べられる事前提で多めに育てて運良くたくさん収穫できても自分では思ったほどは食べられないかのどちらかを選ぶかですね・・・。 家庭菜園でのトウモロコシは収穫時期が集中しがちなので食べる人が多い事が前提でないとたくさん収穫できても美味しいうちには食べきれません。一年分美味しく冷凍保存できる急冷式のフリーザー専用庫を持っていて収穫直後に全て茹で実の粒が萎まないうちに手早くばらして冷凍できる家か、夏休み期間中やお盆の帰省時期に親戚が集まって食べ喜んでくれるのを楽しみに栽培する人、元々家族が多くトウモロコシ好きの家が栽培することが多く少人数の家で自分たちだけで食べる為にと作る家はあまりありません・・・。 性能が良く大きなフリーザーが家に無いなら、大量に消費するには連日トウモロコシをたくさん使った料理が続いてしまうので途中で飽きてしまう事も・・・。調理が難しくなく一度に一番量が食べられる料理はミキサーにかけて口当たりの悪い皮を濾しとってから他の材料と煮るコーンポタージュくらいのものでしょうか。大好物であっても一度に何本もは食べられないし、連日の料理に使うのも大変。トウモロコシは消化が良くないので粒のまま食べ過ぎたり連日繰り返して食べていると胃腸に負担が来てしまい、糖度が高い品種が多く食べ物の分類では穀物に含まれるので食べ過ぎは体に良くない事も・・・。 こちらではお盆頃に収穫できる様に「ビニールシートで出来た簡易的な車庫」の中古骨組みを貰ってきて流用し厚手の透明ビニールを張って小型ビニールハウスとして中でトウモロコシを育てる家も多いです。これだとしっかりと囲えトウモロコシだけしか植えないのなら害獣の侵入も少なくて(トマトなど中に植えてあるとカラスが換気に開けたところから入り込実を食い荒らします)被害も少ない様です。開花期間は風が通り抜けられるようにビニールをめくっておかないと受粉できず実が穫れなくなりますのでその頃は上のビニールを開けっぱなしで良いのですが、中で育て丈が高く育つまでのハウス内の温度管理が天気の変化に左右され易く開け閉めを怠れば株が弱るので換気の手間が大変(気温が高く成ればすぐに開けにきてくれる人がいないと旅行にもいけませんし、基本的に会社勤めの人だと家族が常時家に居なければハウス栽培は無理)、横に張るビニールだけでも出来れば網かもう一枚厚手のビニールを張っての二重張りで破られにくい様にした方が良いので支柱は無料で入手出来てもビニールや網や支柱へビニールを固定する為の支柱のサイズに合ったパッカーを新たに購入しなければなりません。結局何らかの理由から、自分で作るなら結構大変手間のかかる野菜なのです。
お礼
ありがとうございます。