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医療法人になるメリットは?
基本的な質問で済みません。 医療法人になるとどのようなメリットがあるのでしょうか?税金の問題でしょうか?また医療法人社団...になるとどうでしょうか?
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以前は所得税と法人税の税率の差を利用しての税額削減に重点が置かれていましたが、税率の差も最近では大差なくなり、むしろ経営効率や事業承継といった点に重点が置かれています。 簡単に医療法人のメリット・デメリットを記載します。 <メリット> 1.法人税と所得税の税率の差による税額の軽減 2.役員報酬の給与所得控除の活用 2.診療所経営と個人とを明確に区分でしる 3.出資金を募り、資本の充実= 医療設備の充実が図れる。 4.社会的な信用が高まる 5.相続対策に活用 ・土地を法人所有にして相続税評価を減額 ・出資持分を相続人に持たせる ・子が医者にならない場合でも、オーナー社長として経営者になれる ・計画的な出資金の贈与が可能 ・事業を継承する人がいない場合は営業譲渡、合併が可能。 6. 社会保険診療収入に係る源泉徴収の不要 7.法人契約の生命保険料が損金算入できる 8.役員退職金を支給できる 9. 減価償却上の恩典あり ・法人では償却限度内での任意償却が可能。 ・法人では特別償却の制度あり。 10.繰越欠損金の繰延 個人事業では繰越欠損金の繰延は3年間だが、法人では5年間繰延が可能。 11.事業税の軽減 <デメリット> 1.配当の禁止 ・出資金評価が高くなり、相続対策に不利に働く ・法人解散時のみなし配当所得課税の問題 2.医業以外の業務範囲の限定 3.交際費の損金不算入 4.事務手続きが煩雑 ・通常の法人の手続きに加え、所轄官庁への各種報告の必要がある 5.法人の資金は院長の自由にはならない 6.社会保険に強制加入 <医療法人の種類について> http://www.ginken.jp/denshi/sheet/setsuzei/keisan/contents/004.html http://www.k-garden.com/medicalcorporation/recommend.html <特定医療法人について> http://www.izai.net/tokutei/qa/303.html
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- hightea
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その昔、医師会に政治力があったころにはずいぶん開業医が税金面で優遇されていたという話は聞きますが、今はどうなんでしょうね。 ご存知のとうり、医療法では営利目的の開業が禁じられているわけですから、経営のことは専門家にまかせて、本業に専念できるというのが本音ではないでしょうか。 私たち患者から見れば、法人とあったほうが当局からお墨付きをもらっているようで、安心感があります。