理系の修士卒男性です。
就職活動は結構苦労しました。期間で言いますと、在学中から修了後まで続いて約1年半です。
院卒の場合何が辛いかといいますと、まず、採用試験を受けることすら不可能なケースとして、年齢制限に引っかかる可能性が高くなることと、「院卒は取らない」と断言している会社が結構あることです。大手の旅行会社などでこの条件を提示している会社がありました。
次に、採用試験は受けられたとしても、大学院での専攻に関係の無い分野への就職ですと、ただ単に学部卒の受験者より年齢が上と取られるだけ(場合によっては既卒、第二新卒扱いも同然)なので、圧倒的に不利です。
さらに、女性の就職は相変わらず厳しいようです。女性はある程度の年齢になると辞めてしまう、という考えの会社も未だに結構多くあり、修士卒の学部卒より年齢の高い女性を採用してもすぐ辞めてしまう、と考えて採用を見送るケースもあると耳にした事があります。
このような感じで非常に厳しいことが予想されます。一番のネックは年齢なんですよね。女性だと特に不利に働く気がします。
ただ、修士卒でも有利になる、職種によっては「修士卒でないと採用しない」という会社もあるにはあります。ズバリ!大学院での専攻を生かした研究職(理系なら開発職も含む)です。これなら院卒は俄然有利です。
結論としましては、「もう自分は大学院での専攻を生かして将来生計を立てていくんだ!」と腹をくくっているなら、ぜひ大学院への進学をお奨めします。所属研究室にもよるでしょうが、大学院での研究は学部時代とは全く異なり、全て自分の責任でやりたいことをやれると思うので(その分、出た結果の責任も全て自分で取らないといけませんが)、やりがいはあります。私のように、ただなんとなく進学すると後でえらい目に遭います(笑)。在学中はそれなりに良かったのですが、いざ就職となって進学時の決断の甘さに気が付きました。
長文失礼致しました。人生の重大な分岐点だと思いますので、熟考して納得のいく結論を出されることをお祈り申し上げます。
お礼
ありがとうございます。 他の方のお礼にも書いたように、本人が真剣に将来を考えていてくれればと思うだけです。