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ペラルゴニウム水差しで根が生えている!土に植えた方が良い?液肥は必要?
- ペラルゴニウムを水差しで育てる方法について詳しく教えてください。
- 根が生えているペラルゴニウムを植え替える必要があるのか教えてください。
- 花瓶で育てたペラルゴニウムに液肥を与えると開花するのか教えてください。
質問者が選んだベストアンサー
ペラルゴニュームとゼラニュームは元々が近い種類でありかなり昔から両種間による異種交配由来の系統が存在している事から、基本的には両種ともほぼ同じ性質と考えて良いと思います。 両種とも比較的水はけが良い土を好み、本来は多くの水は好みません。土に伸びていく根がもし過剰な水分に遇ってそのまましばらく経てば徐々に弱っていっていずれ枯れてしまう事も珍しくなく、またペラルゴニュームやゼラニュームの原種の中には一部が肥大する多肉植物扱いをされるほど乾き気味に強いものもあるので、他の種類の鉢花の中ではあまり見かけない「水はけ良く乾きが早めの土が好き」な、水やりを忘れてしまいがちな人ほど丈夫に育てられるという性質を持つ植物です。 なので本来は水挿しでの増殖自体が向かないはずなのですが(普通は挿し穂として切った枝の切り口を軽く乾かしてから水はけが良いブレンドの挿し芽用に用意した無肥料の土に挿す)画像のは元々性質が強い品種だったのか置き場所などや水替え頻度が良かったのか根が出てくれて伸びたのですね。 他の回答者の方もお書きになられていますが、水挿しでの発根後そのまま伸ばしてしまうと根の性質が水中向けに変わってしまい、ある程度長く伸びてしまってからの土への移植が難しくなってしまいます・・・。 本当は発根が確認できてからできるだけ早めに(長くても5センチ以内くらい)水はけの良い土へ植え替えれば順調に土へ対応できる根へ変わって伸びていけたのですが、もうかなり伸びてきてしまっている様ですね・・・。私もこの根の状態で土に植え替えるのは遅すぎて、今後土の中で無事に根が生き延びてくれるという保証は無いと思います。 水に挿した枝が3本しかない様なのでこれから改めて枝を切り土に挿すのは枯らしてしまうリスクも高めなので躊躇されてしまうと思います。また3本とも同じ品種であれば試しに一本だけ切って土挿しをやってみると良いのですが、それぞれが違う品種だと失敗したときの事を思うとなかなかできないでしょうね・・・。 土挿しの適期(温度)はもっと暖かくなってからなので(北国で室内温度が24時間高めなら真冬でも可。でも今時期だともう無理です)今から切って土挿しするのは温度が足りず早すぎますし、今の水挿し状態のまま育てるには養分が足りなさ過ぎて育ちも遅く花も望めません。 今の栽培で水に液肥を混ぜるのはやめて下さい。液肥自体が水耕栽培専用のものではないので水の中で育った根だと充分には必要な成分が吸収できませんし、一番心配なのが水の中に混ざっている菌が(空気で運ばれてくるので防ぐのは難しい)液肥の養分をエサにして過剰に殖えてしまいます。それを防ぐ為にと頻繁に水替えすればせっかく混ぜていた液肥を無駄に消費するだけですし。 液肥の養分が水の中でも平気で生えて来るカビや、殖えた菌が固まってゲル状の物質が出来たり、植物性の水中で育つ藻の類(用水路のコンクリート壁や水替えを怠った水槽などに良く付く緑色の藻)の栄養源になり繁殖してしまう元になるので普通の液肥は使わない方が良く、また観葉植物のハイドロカルチャー栽培用の様な半水耕栽培で使う液肥もペラルゴニュームの様な鉢花として栽培し花を咲かせる種類に合うような肥料成分ではなく使っても花は咲きませんし(元々ハイドロカルチャー栽培は花を見る目的がほぼ無い為にリン酸などがあまり含まれていない)割と高価である専用液肥を購入して使ってみても丈夫に育ってくれる保証はありません・・・。発根促進剤の類も根を出させる作用しかなく根が伸びてから使っても意味はなく、花の栄養剤的なものも水耕栽培での使用は想定されておらず効き目があるか・弊害が出るかまではわかりません。 この種類には向かない増殖方法を行ってしまったがために手詰まりになられてしまっていると感じます・・・。これからの対処法としては荒療治ではありますが次の方法くらいしかないかと・・・。 もっと暖かくなってから枝の茎の途中から切り離し(節の少し下を切る)1~2日くらい切り口を乾かしてから土に挿して本来の殖やし方を行いなおせばよいのですが、土に生えている株から取った挿し穂では無いので元気なものとは言えず場合によっては発根に失敗して枯れてしまったり、土の中で発根できても根が丈夫でなく育ちが良くない可能性があるかもしれません・・・。 これからの時期気温や室温が上がるので水挿しでの栽培の方も難しくなっていくでしょうし水中に含まれる空気が乏しいので枝が育てば育つほど下葉が落ちて全体の見た目がだんだん貧弱になっていく可能性があります。 原因は「ペラルゴニュームを水差ししてしまった事」なので、もし最初から土に挿してさえいればしなくて済んだ苦労なのです・・・。また水挿し増殖法の知識が不足していたことも良くありませんでした。水中根でも十分に育つ植物以外は発根が確認できたら根が伸びすぎないうちに土に植えなおすべきなのです。 土に植えて伸びた根は水やりで土中の空気が古いものから新鮮なものに入れ替わった時や土が乾き始めた時に根から直接空気を吸います。水はけが良い土を好む種類の植物はその性質が他の植物よりも特に強めな物が多い為に、空気が乏しくなりがちな過剰な水分を嫌うわけです。多くのインターネット上での情報ではその部分が書かれていないものも多くて・・・。ネットはいろんな情報が手軽に手に入るので便利なものですが、中には情報が正しいとは言えないものや自己流の他の方が行うには保証できない情報も結構多く、しかもそういう情報がそのままコピペで子引き・孫引きされ続けて多くの個人サイトなどで無断で使われている事も多くて(専門家の情報をコピペすると違法行為に成るので結果、正しい情報ほどあまり広まらない)「同じ情報が複数見つかるから」と、あまり疑わずに信用してしまいやすいんです。 今の枝が水挿しのままでは満足な開花は期待できず空気中の窒素しか吸収できていませんから蕾さえも望めませんし、運よく蕾が付いても数輪咲かせられるかどうか。しかも咲かしてしまうと株の体力が消耗するので今の枝自体が弱って枯れてしまうかもしれない事を心に留めておいて下さい。このまま葉だけの姿でも良いのならそのまま同じ手入れを続行する、ダメモトでも良いので可能性に掛けてみるのなら、もう少し気温が上がるのを待ってから挿し穂を取って土挿ししてみて下さい。
その他の回答 (1)
- double_triode
- ベストアンサー率26% (520/1997)
水耕栽培という技術(野菜工場)がありますから,理屈では液肥を与えれば成長すると思います。しかし,管理はかなり難しいはずです。少なくとも, (1)根に光が当たらないように,黒い画用紙などで覆う (2)液肥の濃度は,たぶんごく薄いものになる (3)水中酸素も必要なので,水をときどき入れ替える まあ,どこまでやれるか実験のつもりで。 いまは気温も低く,水中生活に適応した根を土中に入れても,順応しづらいと思います。失敗の危険性は高いと思います。
お礼
>実験のつもりで ⇒4/7現在、写真真ん中のビンのものに蕾ができました。 それを鉢に植え替えてみます。 予想としては、枯れると思いますが。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 >土に植えて伸びた根は水やりで土中の空気が古いものから新鮮なものに入れ替わった時や土が乾き始めた時に根から直接空気を吸います。水はけが良い土を好む種類の植物はその性質が他の植物よりも特に強めな物が多い為に、空気が乏しくなりがちな過剰な水分を嫌うわけです。 ⇒成程、そういうわけですか。 実は、4年前にペラルゴニウムを1鉢頂き、挿し穂にて10鉢以上になりました。去年、切り戻ししたときの枝をそのまま捨てるのも気が引け、鉢がなかったのでビンにさしておいたのです。 回答としては、 「ビンのままでも良いが水をよく変え、花は望まず葉を楽しむ、 もしくは枯れることを覚悟して鉢に植えてみる。」 実は、枯れることを覚悟で挿し穂として葉が7,8枚ある枝を地植えにもしてあります。 冬を越え葉の多くは枯れてきたり元気をなくしたものがありますが、なんと、新芽がついていました。 花がつくかの実験として、地植えの隣に1本、鉢に2本植えてみようと思います。 ありがとうございました。