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癌の細胞診断について
私の近い人が乳がんになりました。病院で検査して患部の細胞を取って検査機関に出したそうですが、正月休みも挟まって今月の7日に結果が出ることになっちたのですが、検査機関の怠慢?か二週間遅れるとのことでした。 心配なのは、採取した細胞をどの様な保存状態であったか分かりませんが、時間が経過しても検査の結果に影響がないか心配しております。 専門的な質問ではなはだ恐縮ですがもし御専門の方がご覧になりましたら教え頂きたいとお願いいたします。
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- ebisu2002
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行われた検査は乳腺の針生検あるいは穿刺吸引細胞診であったと思われます。 太い注射針のようなものを患部に刺し、その組織の一部を固まりとして採取するのが針生検。 それよりも細い注射針で組織の細胞を吸い取るのが細胞診。 固まりで採取する生検の方が正診率が高いので癌の疑いが濃厚ならばこちらでしょう。 どちらも採取後ただちに固定と呼ばれる処理液に入れ長期間の保存が可能なようにされます。 よって結果が遅れることに保存性への懸念は生じません。 その後、顕微鏡で観察なようにするための処理を経て病理医の判定まで進みますがここまでおよそ1週間です。 採取された組織や細胞が豊富で、顕微鏡で見えた様子が白黒の判断が容易な場合はここである程度の結果が出ます。 しかし、数値で出るようなものではなく、グレーな様相となることも少なくありません。この場合複数の病理医の意見を総合する必要があるなど延長します。 また、昔はしばらく後に再検査するなどしていましたが、病気が悪性のものだった場合はその間に進行することになります。 技術の進歩で特殊な染色法を追加したり癌遺伝子検査の結果を待つなどして一度の検査での正診率が向上してきています。 これらの手法の結果を待つ必要がある場合は結果確定に数週間延長が必要なこともあるでしょう。 今の段階で怠慢との言葉を出されるのはいささか心外なことです