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「本は買って読め家は借りて住め」
灰谷健次郎とかいう人の言葉らしいですね。 名文句だと考える人が多いから人口に膾炙しているのでしょう。 しかし図書館で本を借りることの多い学生の私にとって、借りるその都度チクリと胸を刺す厄介な言葉以外の何物でもありません。 このイライラを解消するためのアドバイスがありましたら御教授願えませんでしょうか?
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別に本を買えと言っている訳ではないでしょう。 本は一度読めばそれで充分・・・ではない。 と、言いたいのだと思いますよ。 良い本は何度も何度も読むべきだと言っているのでは。 実際、私の部屋も中学時代に購入した本の大半を今でも書棚にならべています。 その大部分は2度以上読み返しています。 面白い本は何度読んでも面白いし、自分自身が成長することで1度目には理解 できなかったことが2度目には理解できることがあります。さらに3度目には また新しい発見をすることも。 買って自分の持ち物にすれば何度も読み返しが可能ですが借りると返さなくては なりません。 落ち込んだ時、ふっと疑問が浮かんだとき、その答えが解りそうに思える本は 手元にあればすぐ読むことができます。 そういう意味だと思いますよ。 だから新刊を買わなくても中古でもいいですし、只で貰ってもいいんです。 要は「本(もちろん、自分で為になると判断した本)は手放すな」と言うこと でしょう。 学生の貴方が図書館で本を借りることは良いことです。 灰谷氏もそれは否定しないでしょう。 どんどん図書館で本を借り、読んでください。 様々な本を。自分の好み本だけでもいですし、全く違った分野の本に手をだすのも いいでしょう。 借りるのはタダですから。 つまらない本多ったら読まずに返せばいいことです。 その中で「あぁこの本はいいことが書いてあるなぁ」「何度も読み返したいなぁ」 と、思われる本がありましたら購入してみてもいいでしょう。 高価な本で買うことを断念しても構わないでしょう。 将来、収入を得てからもう一度買い求めても良いことです。 本は読み手によってどんどん成長します。 古くなったから価値がなくなるモノでも、さび付いてしまう訳でもありません。 一生持ち続けても腐りもしません。(虫喰いぐらいはあるでしょうが・・・) これに「家」を持ち出して比較したのは家が高価なものだから。 どんなに高価な家も年数が立てばボロ屋になります。 不動産価値もなくなりますし、老朽していずれ壊されます。 1億2億で家を建てても、日に日に価値0円へ向かって消却されていきます。 でも、たった数百円~数千円の本は価値はかわらず、一生涯残ります。 (もちろん流通価格は落ちます。内容の価値という意味です。) 高い金を出していずれ朽ちていく「家を買う金があるなら」、一生の肥やしとなる 本を買いなさい。と、言っているのだと思いますよ。
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- suuzy-Q
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gokuh_さんの説明、すッごく良かったね。それが、灰谷健次郎さんの真意だと思うよ。 でも、civilさんの>買いたい本があるのに、金が無い、というもどかしさ にも、大きくうなづいちゃったぜ。悔しいよねえ。本って一口に言ったって、資源の無駄としか思えないようなベストセラー本なんて、山ほどあるんだもん。お金のある人だって、図書館を利用して、本当に手元に置いておきたい本を買えばいいと思うよ。図書館って、ありがたい存在だもん。あー、本が増えるたびに、自動的に増築されていく図書館が欲しいよー
お礼
灰谷健次郎さんというひとはどうやら評価が極端に分かれる作家さんらしいですね。そのうちに自分なりの評価をしてみたいと思います。ありがとうございました。
- FRO-SK
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まずはじめに間違えのない事実は「本を借りることは、罪悪では絶対ない。」ということです。当たり前なのですが。その「借りる」という行為が灰谷氏の言葉によって「購入することの下位」に位置づけられたことに、いらいらされていらっしゃるんでしょうか。 おそらく本と家を併置することによって「それだけ書物から得るものは大きいから、お金を気にするな。」ということをいいたいのだと思います。ことわざ名文句にありがちな、大げさ表現ですよね。 借りるより買った方が勉強になるかどうかは断じられませんが、何でもかんでも買う、というのは、実は本の価値がわからない人なのではないか、と勘ぐりたくなります。 でも基本的に、一つの価値観を示した言葉ですから、いやなら聞き流せばよいのでは?
お礼
仰る通りだと思います。 どうも「自分のことを自分が一番わかっていない」状態に陥っていたようで…。 どうもありがとうございました。
本の場合、自分の勉強や研究のためには、長期間にわたって自分の手元に置く必要があるため購入する必要性が出てくると思いますが、通常の一般教養・娯楽のためであれば、図書館で借りた方が、多くの本を気軽に読むことができることからも、金銭の面からも、良いと思います。 あと、あまり本ばかり購入していると、家の中が本だらけになって、かなりの重量が家にかかり、特に2階などに大量の本を置くとその重量のために家が耐え切れず、2階の床が抜けたという事故も、つい最近あったと思いました。 家については、様々な考え方があると思います。 確かに、単純に家賃と住宅ローンを組んで家を購入した場合とを、その費用の点から計算すれば大差なく、自分の都合によって自由に居場所を変えることができる借家の方が良いという考え方もあるかもしれません。しかし、核家族化が進む中、高齢者が必ずしも若い人と同じ家で暮らすことができるとは限らず、そうなりますと、一人暮らしの老人の不注意による事故や、人知れず部屋の中で病死していることなどの嫌われる要因が多いため、現実の問題として、高齢者に対しての住宅供給については、家主の方で嫌う傾向があり、年をとってから「家を貸してくれる人がいない。住む場所が無い。」ということにもなりかねません。 以上述べたことから、私は、「本は買って読め家は借りて住め」という言葉には反対です。
お礼
>私は、「本は買って読め家は借りて住め」という言葉には反対です。 断定してくださってありがとうございます。 心強く受け止めました。 現時点では私も大いに反対です。
- pco1633
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別にイライラするほどのことでも(笑) 灰谷健次郎さんはじめ、作家さんは全員同じ事を言うでしょうね。 だって、それこそが彼等の収入源ですもの(笑) 図書館で借りられると彼等の懐には収入が入りません。 それは漫画喫茶でも古本でもそうです。 学生さんであれば、図書館で借りて読むのは普通に自然なこと。 その借りた本のなかで、本当に感動したり好きになったりして 身近において置きたくなるような・・そんな作品に出会えたら 買えばいいのです。 灰谷健次郎さんですか。。「太陽の子」でしたかね?なかなか彼の作品 もいいですよ。折角ですからよんでみてくださいな。
お礼
>灰谷健次郎さんはじめ、作家さんは全員同じ事を言うでしょうね。 だって、それこそが彼等の収入源ですもの(笑) それはその通りですね。(笑) 回答どうもありがとうございました。 おかげで心が少し軽くなりました。
お礼
私も過去に読んだ本を読み返すことがよくあります。 その意味で手元に本を置いておくことの意義は認めていたつもりですが…。 買いたい本があるのに、金が無い、というもどかしさがあったみたいです。 考えを整理するのに参考になりました。 ありがとうございました。