むせるだけの体力(体幹筋)、吐くだけの胃腸の動き(平滑筋)がなくなれば、
誤嚥というより、咽頭での飲み込みの分別?すら出来なくて、オール、どっちでもスルー状態になります。
実はちゃんと、食べるもの、飲むもの(唾液含めて)胃にはいり、
空気は肺へというのは、人生最後の頃になると、動きと、その司令とが
うまくいかなくなる。
ちゃんと足を上げているつもりでも、けつまずいて転ぶように、
動き自体が司令の速さ(=電気と同様な速い司令としての動きの要請)についていけなくて、頭がしっかり司令しても、筋肉の方でもう、ちゃんと予定通り動かない、動けない様になる。
コレは何も、足腰だけでなく、飲食、呼吸含めてどんどんとそうなります。
筋肉はトレーニングなので、運動習慣のある人は、長持ちします。
だからこそ、舌を含めて、
よく噛む、動く、動かすという生活をずっと継続しなくちゃならないので、
カマなくて済む、柔らかい、丸呑みするような飲食をするようになると、
最終的にトロミをつけ飲み込むようにするのは仕方ないのですが、
まぁ、歩かないと足腰が弱るのと同じ経過になる。
なので、肺にも胃と同じく、唾液、飲食物が入るようになり、
分別されない状態になり、誤嚥が肺炎となります。
対応策? 間違って肺に入ってしまった空気以外の’もの’を取り出せない以上
状態は毎回に悪くなるのは自明です。
むせる、吐くというのは、間違って入ってしまったものを、出そうとする
自発的な体の動きです。
痰を出すために咳をするのと同じ。
吐くというのは、胃を含めての絞り出し?運動ですから、隣接の肺も同時に
動かされる。 更に、吐くというときは普通は下を向くので、
気管も、食道も下向きになるので、排出しやすい角度を作る。
でも、吐いたときの吐瀉物がまた、
吐いているときに当然に呼吸し、気管にも入るので、飲みすぎて吐いている人を見ればわかるように、必ず咳をします。
咳をできるだけの体力がなくなると・・・・・。
医師からの説明はあったのでは?
【口から】、食べさせる(含む水)コトそのものがそろそろ無理だと。