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今年のさくらんぼ収穫の理由
- 今年のさくらんぼの収穫が一個もできなかった理由について調べました。
- 風が吹くだけでさくらんぼが落ちてしまう理由とはなんでしょうか?
- さくらんぼが小さいのになぜ落ちてしまうのか、その理由を解説します。
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まずはお住いの地域、何年前から栽培されているのか、もし数年前くらいからなら購入時は苗木だったか既に実が成っていた木だったのか、地面に植えているのか(庭なのか畑など広い場所か)鉢植なら何号サイズの鉢か、わかれば品種と栽培されている本数(一本だけならアベック苗木なのか否か)などできるだけ詳しい情報が書かれていなければサクランボの場合、原因の予測が難しいです・・・。 それでも予想できる範囲内でお答えしてみますね。 「今年既に実が収穫出来ている」というのでしたらかなり南の方の県にお住いなのでは? もし「暖地桜桃」と言う種類なら関東から南の方でも栽培可能ですが、一般に実が販売されているサクランボ(セイヨウミザクラ)の木なら、植えられている県自体が実が成りにくい原因であることも。 市販されているサクランボは元々外国の種類ですが、外国産のサクランボの系統でも特に寒い気候を好む性質があり、改良されて暑さに耐えられるもの以外は日本では東北や北海道が主産地で、それより南の地域では気候に合わず満足に育たなかったり実の成りが悪く成ります。開花しても受粉が悪かったり、実が成っても生理落果で育たないうちに自ら落としてしまう事も珍しくありません。これは実を付けて果肉が育つにつれ木の方の養分が奪われてしまうので、木の方の健康優先で実は切り捨ててしまい木が弱ってしまうのを予防するため。もし栽培出来る圏内より南の地域にお住いならサクランボの実を目的とした木の栽培は諦め、実さえ成らなければ目立った木の弱りが無いのなら「花を楽しむ木」と割り切り、実が少しながらも成ってくれれば良しと考えて下さい。実の収穫が目的なら風味は少し落ちますが「暖地桜桃」の木を手に入れて植えて下さいね。 もしたった1本しか植えていないのなら実の成りが悪いのは普通の事です。サクランボは自家受粉率が低い木で、自家受粉が十分できる品種を選ばない限りは「相性の良い授粉木」が必要です。これは開花時期が合い花粉が沢山出来る品種の木を選んで近くに植えて、虫に受粉してもらうという物で、そのためにサクランボの木の栽培は基本違う品種を1本づつ、最低合計2本は植えなければならず、一本だけでの栽培では基本実の成りは期待できません。その性質を考え市販の苗木には1本の台木に相性の良い品種2つの穂木を接いで育ててある「アベック苗木」と言うものが有り、これだと1本でも実の成りがとても良いです。 今の木の品種名が解っているなら調べて相性の良い品種の苗木を近くに植えると、数年経って苗木が開花すれば今の木の実の成りが改善できるでしょうが、もし今の木の品種が不明だったり、市販の実を食べた後の種子を蒔いて育てた木だと相性の良い木は不明で開花がちょうど合う苗木は植えられません・・・。もし実の購入時に品種名が解っていてもサクランボの実の種子は雑種ですから育った木は種子を作った親木とは性質が同じとは限らないのです・・・。 相性の良い品種の木もあるのに実が成らなかったのなら、開花期間の天気が悪く気温が低かったことが考えられます。気温が低いと受粉してくれる昆虫が活発には飛び回れないので受粉しなかったり不十分だったり。受粉が不十分だった実は途中から実が育たなくなり落ちてしまう事も多いです。それを防ぐ為に主産地ではビニールハウス内に木を植えて、養蜂業者から蜂の巣箱を借りてきて中に置き受粉して貰っています。私の住む北海道では開花時期に霜が降るほど寒い事も珍しくなく、その年によってはサクランボの実がほぼ収穫出来ない事もあります。 もしこの中で心当たりがあれば、もし可能であればそれに対する対処を行えば来年は実が落ちないで育ってくれるかもしれません。でもそれらに心当たりが無いのなら、出来るだけ詳しい情報を書いて質問しなおしてみて下さいね。
お礼
スーパーで売られているのは、東北地方がほとんどですね 栽培地に適していないのかもしれません ありがとうございます。