中東も政治は米国追従・米国寄りが多いです。
ヨルダンは政治は親米、人々(パレスチナ人が多い)は反米です。私がアンマンで乗合タクシーに乗った時も運転手が綺麗なモスクを見て苦々しげに「アメリカンダラー・ジャミイ(モスクのこと)」と言ってました。また別の乗合タクシーで、「日本人はアメリカのことを好きか嫌いか」なんてのも聞かれました。当然彼らが米国が嫌いだから聞くわけです。
政治が特に親米(従米)なのは、他にサウジ、クウェート。(王族による王国支配を認容しながら、王国のような独裁共和国を「非民主的」というのはどういう基準だ)まあ、ペルシャ湾岸はイランを除き政治的には親米ですね。しかしアラブ系の人々の意識はほぼ反米だと思います。人為的に引かれた国境、少数派が支配する構造など、植民地から独立する時に、旧宗主国が故意に国としてまとまりにくいように意図したとも言われていますし、中東でいろいろやらかす人々も、かつて(裏では今も?)米国が支援していた連中だったりします。
日本はイランとは良好な関係だったのに、米国のために縁切りさせられたのが残念です。
シリアの場合は、日本はかつてシリアにゴラン高原PKO派遣や首都ダマスカスの上水道修理、パルミラ遺跡の発掘などを行っていました。シリアは反イスラエルと社会主義国家(経済の実態はともかく建前は)であることから、反米(少なくとも表向きはそう)ですが日本との関係は良かったようです。また、内戦前のシリアは日本人に親切でしたよ。日本は政治よりも電化製品や自動車・バイクなどで世界中で有名ですしね。
なお米国と、米国に敵対する国との緩衝役みたいなことを日本外交が担っている可能性はあると思います。
まあ外交なんて、報道されているのは表面的で友好的な「お付き合い」ですが、実態は取引と圧力の駆け引きだと思います。ODAで何が欲しいかという注文取りはあるでしょうね。その代わりに日本に外交面で協力してくださいよ、と。
お礼
ありがとうございます 日本は米国のする戦争にはすぐ支持表明しますし、 在日米軍基地がおかれていますからね 安保常任理事国になれなかったのは、多くの国が 「日本が常任理事国になっても米国の票が一票ふえるだけじゃん。 意味あんの?」て冷めてたからでしょう