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自動車の「顔」が左右対称なのはなぜ?
私の知る限り、クレーン車や鉱山などで使う大型ダンプなどを除き、「顔」が左右対称に近い(ワイパーは目立たないのでとりあえず無視します)物が大半なのはなぜでしょうか。鉄道車両は地下鉄などで結構左右非対称なものがありますが。
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人間心理的に、対称的なデザインを好ましいと思うものがありますよね。顔も左右が対称になっている人のほうが美形に見えるというのがありますし、インドのタージマハルが美しく見えるのも、ほぼ完璧な左右対称のデザインだからです。 その他に、今の車は原則グローバルデザインですから左右対称のほうが右ハンドルにも左ハンドルにも対応しやすいこと、そうではなくても輸出されることを考えると左右対称のほうが好ましいこと(必ずしも右(左)側通行の国で使われるとは限らない)、また対称形のほうが様々な部品の共用がしやすいというのがあると思います。 クレーン車のような作業車の場合は、作業の使い勝手が影響することがあるでしょうし、電車の場合は使われる場所が決まっているのでその使い勝手が優先できる場合もあるでしょう。でも電車でも左右非対称デザインのケースのほとんどが地下鉄だと思います。地下鉄は事故の際に正面から線路に降りて避難できるようにしなければならない決まりがあるため、それを真ん中に置くと運転席が狭くなる上に反対側スペースがデッドスペースになりますからね。それなら脱出口を向かって左側に寄せたほうが合理的です。