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アスパラガスの育成について
- アスパラガスの種をまいた結果、スーパーで買えるものとほぼ同じ大きさに育ちました。
- 枝が脇から生えてくる現象が見られますが、これはオスやメス、または異なる種類があるのか疑問です。
- アスパラガスの育成について詳しい方がいらっしゃいましたら、教えていただきたいです。
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アスパラガスは雌雄異株ですが、ご覧になったのはその違いからくるものでは無く「アスパラガス成熟株の本来の育ち方」です。育ち方や構造・形状に雌雄の差はほぼありません。 アスパラガスの普段私たちが食べているのは芽が伸びる途中の茎であり、この姿のままおよそ30センチほど育っていきます。その茎に無数に付いている三角形の付属物から伸びてきているのは食べごろを逃してしまい芽が育ちすぎて「節から生えてきた脇枝」なのです。 三角の付属物は他の植物が同じように伸びた時に葉へと育つべき節にある葉部分なのですがアスパラガスでは葉が特殊な偽葉と言う物に変化してしまい、茎の節は他のユリ科植物よりも明確ではないのですが脇芽が出る性質が強く枝が生えて伸びていきます。はっきりとした形の葉を持たないだけで他の植物に多い枝張りと同じ様な育ち方をしていくのです。 市販の種根からの栽培では無くアスパラガスをご自分で種子から育てていたのであれば、芽がスーパーで売っている物と変わらないくらいの大きさに育つまでには(種子からだと収穫まで最低でも3年はかかります)毎年芽が生えてきて細いなりにも茎が伸び途中で枝分かれして育って、それ以降は偽葉の付いている育ち切った姿をご覧になっていると思うのですが他の植物が近くに生えていたりで目立たず気が付かなかったのかもしれませんね。株がまだ幼いうちは茎が細くて倒れてしまったまま育つ事もありますし・・・。画像検索してみると成熟株の高く育ってわさわさと茂った姿がみられますが、アスパラガスの芽は生やしたまま食べごろを過ぎれば皆似た様になって育っていって枝も多くなり、年々茎が伸びる高さも増して一メートル以上に茂ります。アスパラガスは年々株が育っていき将来は規模が大きく育つ植物なので場所を取ります。もし周りに他の植物があるならそちらの方を今のうちに他へ移し(アスパラガスの方の移植は基本行えない)伸ばしていく茎が強風で倒れたりしないように丈夫な支柱で支えておくと良いです。芽の生える本数や品質は前年残しておいた茎の本数や茎葉の育て方次第で決まりますので出来るだけ多く日光に当て、生育途中で必要な肥料も適切な成分比と量を守り適切な時期に与えて下さい。また土が痩せないような堆肥を与える事も必要なのですが、牛糞系の堆肥は出来れば使わず他の物を。 毎年の収穫を望むのなら出てくる芽を全て収穫するのではなく芽が出るシーズン中に出てくる芽の本数の内半分近くは残しておいて伸ばし茂らせないと採りすぎれば株が弱り易く次の年の収穫数が確実に減ってしまいますのでご注意を。 アスパラガスは雌雄異株なので種子から育てていけば複数ある株の中にオス・メスの株がそれぞれ生えてきます。でも花が咲く時期のそれぞれの株に付くメス株の花とオス株の花の形に違いが有るくらいで育っていくうえでの構造・形状ではほぼ違いはなく花が咲くまでは見た目では区別しにくいです。 ただ、土から芽が出始めて茎が短いうちだけ何故かメス株は芽の先端が丸くオス株は少しだけ尖り気味になります。でもその特徴は収穫適期まで伸びてしまえばそれぞれを一緒に見比べないと素人目には見分けがつきにくいですし、食べ頃を逃し穂先と呼ばれる部分が乱れてくれば全く見分けがつきません。 実はアスパラガスにはオス株は芽の太さが程よい程度(規格のMサイズに成り易い)で育ち本数も比較的多く採れますが、メス株はそのまま食べるには茎が太くなってしまい易く生える生えてくる本数も少なめと言う性質があり、アスパラガス農家はサイズが揃うと収穫後行う選別の手間が少なくて確実に生えてくる量が多いオス株の方を好みます。でも理由はわからないのですが実際食べてみてとても美味しいのはメス株の方。アスパラガス農家の多い地域では農協が種子から苗を育ててから種株として農家へ配る事が多いので、今では収穫したオスの芽だけを農協への生での出荷用として栽培するところも多いようですが(オスの選別落ちやメスの芽の方は農協で加工用になる事も)、Lサイズ以上の規格外になり易いメスの芽の方が本来は美味しいので農家が自家消費したり不揃いのまま直売所で安く売ったり、味に拘ってメス株だけを欲しがる飲食店などへ直接販売しています。 私の住むところは昔缶詰加工用のホワイトアスパラガスの土盛り栽培の主産地だったので(同じアスパラガスですが、芽出し時期だけ日光を遮断して芽を軟白栽培する)今では缶詰生産も減り農家も畑を平らに均してのグリーンアスパラガス栽培へ転向している所が多いです。ただこちらの農協ではアスパラガスの育苗はしていないので農家は自分で種子から苗を育てて(形が良く多く採れる改良品種も作りますがこちらは性質が弱めで手間がかかり、昔からの在来品種の方が丈夫で育て易いとか)オス株はグリーンアスパラガスとして定植し日に当てての栽培、メス株はホワイトアスパラガスとして別に分けての栽培をしている所もあります。 今やホワイトアスパラガスは栽培している農家が少ないので貴重品で(市販のほとんどは輸入品。グリーンでも輸入品が多い)より品質の良い美味しい物が求められています。今は軟白するのに黒いビニールをかけた小型ビニールハウス内で遮光栽培するので多くの株数は必要なく(手間がかかりすぎるので多くは栽培出来ず。その分単価も高くなります)、味の良さを重要視するのでメス株を使う方が都合よく、軟白栽培なら茎が細く育ち易いのもあって芽出し時期の管理の違いで性別を分けての栽培が都合よい様です。 我が家にも昔は広いアスパラガスの畑があったので先代が農家をやめてもしばらくは少し残したアスパラガスがあったので、その実を食べた野鳥が種子が含まれるフンをあちこちに落としていく為に「野良アスパラガス」が敷地のあちこちや道路脇などに生えています。この地域一帯が産地だったので野良アスパラガス自体は珍しくも無く、大抵の家には植えてあるので生えてきても誰も見向きもしません。 この野良アスパラガス、不思議な事に我が家敷地に生えている物の多くがメス株で、自然下で自力で生え殖えていくにはメス株の方が強健なのかもしれません。そのせいか野良化する割にはオス株からの花粉で受粉する機会も少ないのか畑から離れていれば自然下では殖えすぎる事も無い様です。今は我が家では栽培自体はしていませんが、野良のに芽が出てくる時期に敷地内を一回りするだけで家族で食べる一回分採れ、それが数回出来ますし手入れは全くなしでも林に隣接している土地柄野鳥が実を食べに多く飛来してくるのでそのフンが養分となって毎年太くて美味しい芽が出てくれるのでとても助かっています。 今回質問者様のお持ちの株は今の株年齢なら最低でも4本は採らずに残して育っていくに任せて茂らせてあげて下さい。本当は残す本数が多いほどその後の株の育ちも良いです。そして花が咲く時期や赤い実が成る時期に、どの株がメス株・オス株かを確かめラベルに書いて根元近くの土に刺しておけば来年の芽が出てくる頃にメス株の芽・オス株の芽と区別して収穫できますから、それぞれ食べ比べてみるのも良いかも。適切な管理で育てないと明確に味に違いが出ない事もあるかもしれませんが、私はオス株よりはメス株の方がより瑞々しく感じ、甘く太いので食べ甲斐もあって好きです。 アスパラガスは鮮度が重要なので何よりも、収穫仕立てのがすぐ食べるのが一番ですよね。ただ年々株が大型化する一方株の年齢が上がれば芽の出方の勢いも弱まって本数が減りがちですので、毎年同じ収穫量は保ちたいとお考えなら結構手間がかかる作物です。 今の株を栽培している間だけの一代限りの栽培ならその後2~3年は収穫量が増えるのを望めますが、夏は冷涼な地域以外だと世話を怠ればそれ以降は株が年を取っていくにつれ徐々に収穫量も落ちていきます。 上手に管理すれば同じ株が十何年は生き続けるのですが、北海道や北東北以外の地域だと梅雨時や夏に株の体力が消耗し易く、株が古くなるほど周りの土も痩せていきやすく与える堆肥や肥料だけでは確実に芽の数は減ります。もし今後もずっと毎年多くの収穫を望み栽培場所にも余裕があるのなら、今の株が古くなりはじめる前から新たな後継株をあらかじめ育てて用意しておいた方が良いですよ。もし広い畑が有って株数も殖やしたいなら種子から育て、次に植える場所が狭いのならホームセンターから必要な数の種根を購入し植え付けておきと良いと感じます。できれば家庭菜園だと同じ場所にはすぐ植え替えない方が良く、少なくとも四年間は別の科の植物で食べる部分も違う作物(蕾や実を食べる物か根菜類)を育て、違う科でも葉野菜の栽培は土の為にも避けた方が良いです。古い株はいよいよ数が生えなくなってから処分してもかまいませんが、古株から生える芽の太さや味の方までは保証できません・・・。 昔の農家の栽培法では同じ株から長い間収穫していましたがその分堆肥や肥料を工夫するなど植えたままでの土質の改善に手間がかかりました。なので私の家の親戚のアスパラガス専門農家は今は新しい栽培方法を実践しており、収穫できるように育った株からは3年ほどしか連続して採らず(その分栽培法を工夫して多めに採る)株の勢いが落ちはじめる前に新しい株からの収穫に移行できるように(前の株は処分してしまい、その場所の充分な土つくりを終えてから新たな苗を植える)年齢が違う株ごとに複数の畑を持ちローテーションを組んで計画的に収穫しています。その方が肥えた土を保ちやすく(以前の栽培では植えっぱなしなので堆肥や肥料を混ぜても土が消耗し易かった)効率よく美味しいアスパラガスが沢山収穫できるのだそうです。
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- nagata2017
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アスパラガスは雌雄異株です。 http://1kuchi.way-nifty.com/blog/2013/05/post-744a.html 先端の形で見分けられます。 とは言っても 素人にはわかりづらいですね。 花が咲くころには簡単にわかるけど それでは食べられないし。 https://kurashi-ideal.com/asparagus-shinsen-885 こちらには 市場に出回るのはオスが多いけど メスのほうが栄養価が高いと書いてあります。
お礼
ありがとうございます。
- bakatono56
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お礼
ありがとうございます。