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高齢のパーキンソン病です。
私の父親(77歳)のことですが、医師の診断(各検査等による病名)も明確になり、行政の介護支援包括センターの方で手続きや今後の相談をスタートさせたばかりです。 介護認定やケアマネージャーの決定まで未だ1~2カ月掛かるそうですが、処方された薬を飲んでいるだけで良いものでしょうか!? 本人や家族が今の内からしておかなければいけない事や日頃の生活(食事等)に必要なものはないでしょうか? ご教授を宜しくお願いいたします。
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高齢者にとって一番の問題は自分の意志通りに身体が動かなくなることです。 動きづらいと無理して動こうとしなくなり(活動性の低下)結果、筋肉量が減って行きますます歩きづらくなります。筋肉量が減ることをサルコペニアといいます。加齢のみが原因のばあい一次性サルコペニア、パーキンソン病や脳梗塞、アルツハイマー病などで筋肉量が減る場合を二次性サルコペニアといいます。投薬治療などは医療の、サルコペニアへの対処は介護の重要な柱です。 つまり実生活面でしなくてはいけない事はこのサルコペニアの進行を如何に遅らせるかということです。今後、介護認定をうけて介護度に応じたリハビリテーションが本格的に開始されますが、重要なのは家庭内での対応です。人の意志は強くありません。動こうとする意欲も低下します。時に頑迷になり、家族と衝突します。多くはそこで好きにさせてあげようと思ってしまいます。リハビリに通院する時以外は、動かずにじっとしている時間が増えていきます。筋肉量や筋力の低下だけでなく心肺機能も大幅に低下します。 もしまだ自分の意志で動けるならば、安全を確保した上で 日中の散歩や、5分程度(本人が無理と感じない程度)で体操をさせたり、趣味(得意なもの)をさせたりして、とにかく生活にメリハリをつけることが大切です。 もう一つの問題が睡眠の質です。人間は基本日中は活動し夜間は休むように体内時計がセッティングされています。日中に動かずにじっとしていると眠ってしまうようになり、夜の睡眠の質が大幅に低下します。これは認知症にも大きく関係します。確かに日中に起こしておくことは大変です。だから日中起きて何かをする。夜は寝るという習慣を徹底させましょう。 残念ながら日中の活動を促したり、日中の睡眠を制限した場合、多くは反発されることが多く、徹底できません。だから表現は悪いですが、優しく時に厳しく対応することが大事です。 また転倒の可能性が高く骨折や脳障害をおこしてしまうと益々活動性が低下します。介護リフォームはされるべきです。高齢者住宅改修費用助制度が活用出来ます。ただし介護認定で要介護がつくことが条件です。 パーキンソン病は難病です。治癒は難しい上に加齢も状況を悪化します。 ただパーキンソン病だから特別に何かではなく、サルコペニアの進行を遅らせることが重要です。
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私の父もパーキンソン病でした。 自力で動く事が出来るなら、無理ない程度に軽い運動、散歩、ストレッチ等をお勧めします。 当人は歩きずらく、つまづきやすくなるので ご家族の方と一緒にが良いかと思います。 立ち上がる動作の時に前方に転がったり転倒する事も増えるのでトイレやお風呂など注意してあげてください。 手すりや段差がないと生活しやすいお家になると思います。 食べ物も自力で咀嚼できるうちは好きなものを食べていて大丈夫です。 私の父の場合、進行が早く口から食べる事が出来なくなるのが早かったので、食べられるうちは食べさせてあげて欲しいです。 硬い物や大きいと詰まってしまったりするので気をつけて見ていてあげてください。 お父様も辛いと思いますがこの先、ご家族の方のサポートが最も大変になると思います。 頼れる所、サービスや助成は最大限利用してください。 頑張ってください。 お父様の進行がゆっくりである事願います!
お礼
まだまだ入口の立っているのだろうと思います。 総合病院の紹介を受けて、貰った薬が今の症状に合っているのか、何とかひとりで家の中をウロツクことが出来るようになったようです。 それが恰も完治に向かっていると勘違いしているようで(敢えて否定はしていませんが)、折角買った手押し車や車椅子が「いらなくなったから返品出来ないか?」とかすきなことを言っています。 お手間を取っていただいた上に、他人ごときに気を遣っていただき有難うございました。
- marukajiri
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既に病院で説明を受けられたと思いますが、パーキンソン病は脳内の快楽物質とも呼ばれる神経伝達物質「ドーパミン」が減少し、それによって体の運動機能に障害が出るのが特徴です。 パーキンソン病自体は、すぐに命にかかわる病気ではありませんが、進行を完全に食い止めたり、完治させたりできる治療法はなく、対症療法が中心になっています。 パーキンソン病は運動機能障害や、うつ症状、認知症状などを伴うこともありまので、現在の状態に合わせたリハビリや運動を行ったり、自分の好きな趣味などをして、楽しく日々を送るようにしてあげたり、食事を工夫して病状が進まないように気をつけることが、家族にできることだと思います。 本人が思うように体を動かせないことで、外に出たり運動するのを嫌がるようになったりするかもしれませんが、病状を悪化させないためには、適度に運動をすることが大切です。そうすることで、筋力の低下を防げるだけでなく、ドーパミンの増加にもつながります。 精神的には笑ったり楽しい状態が理想的です。好きなことや得意なことをすることでドーパミンの分泌が増えるといわれます。 食事では「チロシン」を含んだものを食べるのが効果的です。チロシンは、ドーパミンをはじめとする神経伝達物質の原料とされる栄養素であり、乳製品やアーモンド、大豆、かつお節などに豊富に含まれていて、ストレス緩和やうつの改善効果が期待できるとされています。 この病気は本人の気持ちの持ちようや、家族の接し方などでも症状の進行度合いは変わるものです。達成できるような低めの目標を立て、それができたら、みんなで喜んだりして、病気となるべく明るく向きあってみてください。
お礼
他の人に言わせれば、完全二世帯住宅で互いに良い生活環境だ!と言われるのですが、、、いつもながらの生活を急に変えよと言われてもなかなか・・・本人が外へ出たがらないのと私が親の為の時間を作る習慣が無いのとで、言い訳になりますが難しいです。 今は、介護保険(リハビリー施設の利用)が使えるようになることを願っているばかりです。 また、食事について具体的な食材を挙げていただき有難うございました。
お礼
実生活も私と両親との関係も全くその通りなんです。 今は介護要の認定を待っている状態ですが、取得出来れば私の使命としてリハビリーに通わせようと思います。 また、睡眠の話もズバリその通りで、お袋も認知が入って来ているのか、、、例えば某病院でAという睡眠薬を貰って「最低でも4時間、間を空けてください!」というのは守っているんです。 が、そのAを呑んでも親父が「眠れない!」と言えば、薬局で買って来た睡眠薬をその合間に飲ませていることが発覚しました。(診察の問診時に暴露!)一時的に全ての薬を取り上げたつもりですが、分かりません。 叱り付けてみても両方とも、もう後生きて何年?と考えると本人たちの為に言っていることが唯々怯えさせるだけでは、何が目的か分からなくなってしまいます。 何とか幸せな方向で病気と付き合っていきたいと思います。