- ベストアンサー
SUS316磁気についての質問
- SUS316Lの切削加工後、ネオジウム磁石がくっついてしまいます。熱処理で磁力を抜くことはできますが、収縮が問題です。
- 磁力を抜くためには熱処理が必要ですが、収縮が材料の問題となっています。
- SUS316Lの切削加工後の磁気を抜くためには熱処理が必要ですが、材料の収縮が懸念されます。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
もう既にトライ中と思いますが、 > 材料の購入時からマグネットがついてしまいます なので、材料購入元に、非磁性体内容確認をしてみてください。 また、加工前の材料で、熱を加えて磁力を抜き、加工に入る。(材料収縮確認もする) 加工は、URL等々の資料にて、極力磁性体化しない条件で。 すると、材料購入元で、非磁性体仕様材料が入手できるなら、加工前材料で熱を加え 磁力抜きする必要がなくなりますよ。
その他の回答 (6)
回答(3)の関連。 NSSC 130M http://nssc.nssmc.com/product/grade/austenite/NSSC_130M.php 20年程昔なので、これなのかは覚えて無いが、計測機部品でどうしても必要となったことがあります。材料入手性? <使用用途例>の写真では、さほど特殊でないモノにも使われてるようです。 切削加工は極表面では引き裂いており、塑性加工以上のことをやるので影響あると言えます。 電気化学加工ではそうならないが特殊すぎて使い難い。 切削加工の影響深さは面粗さ値の何倍かあり、0.0Xほど。それを取除けばよい理屈ながら、 ラップでは難しい。 能率あげる研削は影響してしまうはず。 無歪になる電気化学加工も簡単な装置では加工精度が得られない。 で材料を見直したという経過。 ↑先回答を半端に真似ただけのデタラメ。
機構。 切削加工により加工誘起マルテンサイト変態が起こり、少し膨張するとともに磁性を持つ。固溶化熱処理によりオーステナイトに戻ると収縮して非磁性化する。 対策案。参考文献630頁。 1) SUS316LよりもSUS316の方が加工誘起変態が起こりにくい。 2) 穏やかな加工条件に変更する。例えば切り込み量を減らす。 3) 加工時の材料温度を高く、例えば80~100度にしてみる。 書き忘れたが、加工誘起変態したものを固溶化熱処理で非磁性にする過程では必ず収縮するので、「収縮無しで磁力を抜くことは出来ない」。 さて「購入素材も着磁する」となると原因と対策が変わる。 まず確かめる点。素材を固溶化熱処理して着磁を調べる(経緯から見て非磁性になるはず)。それを切削加工して着磁を調べる。 →(a)もし非磁性なら素材が問題。切削加工で誘起加工変態は起きていない。 対策は非磁性の素材、つまりメーカーで固溶化熱処理後に冷間加工をしていない素材に変更する。但し現行素材とは表面状態(冷間圧延仕上げをされていた場合)や寸法精度(形状矯正されていた場合)などが変わる可能性がある。判らなければメーカーに相談。 →(b)もし着磁したらその原因は切削加工。対策は上記回答。
ネオジウム磁石は大変強力な磁石なので、材料が僅かに磁性をもっても 吸引力が現れると思います。 製品に求められる磁気に対する特性(透磁率)はどの程度なのでしょうか? 磁石に対する吸引力が製品仕様として重要な特性であれば、焼鈍を行うしか 方法がないかもしれませんが、磁石に対する吸引力は代用特性であって、 本質的に必要な特性は異なるのではありませんか? 言いたいことは、“僅かな磁性は、製品として問題ないのではないか”と いうことです。 真に必要な特性を明確にするとともに、その代用特性である磁石に対する 吸引力がどの程度まで許されるか定量化できれば、現状のままで結果 オーライになる可能性もあると思います。 もう一方で、加工ひずみを減らすように、切削にもっと切れ味のよい刃具を 使い、切削条件も加工ひずみを減らすことを念頭に選択するなどによって問 題を解決できるかもしれません。 >材料の購入時からマグネットがついてしまいます。 そうであれば、機械加工前に“磁気焼鈍”を行えば問題解決できると 思います。 (1) “磁気焼鈍”の用語は不適切だったかもしれません。 “磁気焼鈍”は、パーマロイなどの磁性体材料に対して、加工ひずみ などによって劣化した磁気特性を回復させる熱処理した。 SUS316などオーステナイト系ステンレスの場合は、“固溶化熱処理”と 言う方が適切だったと思います。訂正させてください。 (2) SUS316でも、メーカーによって磁性(透磁率)が異なっているかも しれません。他のメーカーの材料を試してみては如何でしょうか。 (3) 必要とする材料の大きさが判らないので、選択肢として有り得るのか 判断できませんが、材料には、冷間圧延材と熱間圧延材とがあります。 現在、冷間圧延材をお使いであれば、熱間圧延材に変更を試みては 如何でしょうか。
お礼
やはり解決策は磁気焼鈍しかないですか! 現在材料時点で磁気焼鈍をおこなっています。 ありがとうございます。
SUS316Lなら冷間加工率に対しても大きく磁化しないようですが変ですね。 製品が磁化を嫌うようであれば 更に磁化しにくい材料を使われるのはどうでしょうか。 http://nssc.nssmc.com/product/performance/magnetism/ http://www.nssw.co.jp/product2m.html >材料の購入時からマグネットがついてしまいます。 のに >製品の仕様で磁気を嫌うようです。 >材質は顧客指定で変更ができない というのは矛盾しているように思います。 顧客は最初から貴社での磁気焼鈍を前提とされているのでは。 加工前に磁気焼鈍を行ない加工することで逃げられないのでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 材質は顧客指定で変更ができない状況です。
加工により、結晶構造が一部変化しているため、 消磁するには熱処理しかないようです。 ところで、そんなに問題になるほどの磁性が発生します?
補足
ネオジーム磁石では、付いてしまします。 製品の仕様で磁気を嫌うようです。
大物だと大変だけど、脱磁器使うとか。 http://www.j-ndk.co.jp/product/index_datsuji.html http://www.kanetec.co.jp/cgi-bin/products/bunrui.cgi?bunrui1=%92E%8E%A5%81E%92%85%8E%A5&bunrui2=%92E%8E%A5%8B@%8A%ED すみません、勘違いをしておりました。申し訳ありません。
補足
ありがとうございます。 質問したに不備がありました。 材料に磁力があるわけではなく、磁石がくっつく素材になってなったという意味です。 ちなみに脱磁装置では試しました。
お礼
材料の購入時からマグネットがついてしまいます。 通常のマグネットでは全く反応は見えないのですが、ネオジウムの強力なマグネットでくっつきます。 加工条件等でも色々と試してみます。 ありがとうございます。