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SUS304の穴あけについて
- SUS304の加工方法について教えてください。
- SUS304の穴あけには、ノンステップで行うのが一般的です。
- テストピースでの加工では良好な結果が得られていますが、夜間の無人運転への不安もあります。
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ステンレス、とくに“304”の様なオーステナイト系はとかく粘く、また切削熱も篭り易いですので、 スローアウェイドリルはともかく、ツイストドリルでは深さによってはステップ無しではキツいと思います. 今回は穴の深さが38mmという事で、φ14でも3D弱ですから、 ノンステップでも行けない事は無いでしょうが、 切れ刃の冷却を考えれば、途中で一回抜くか、 さもなければ、ドリル先端からクーラント噴射を行う事を考えるかした方が、 ドリルの持ちが良くなったり、トラブルが少なくなったりする可能性はあります. また、長時間の無人運転をするなら、切削速度は低めにした方が良いです. 現場に人が居れば、万が一異常が発生してもすぐに気付いて対処できるために、 被害の拡大を防げますが、無人状態ですと異常があっても機械が異常停止するまでは回り続けてしまいます. オーステナイト系ステンレス鋼の加工では、ドリルが消えて無くなった様な例も耳にしますから、 加工時間が延びてでも、発熱を減らす事が近道にもなります. 朝になって見たら、不良品の山が出来上がっている様な事になっては、 無人運転をしないよりもなお状況が悪くなってしまいます. 水溶性の場合、熱量が多いとクーラントの減りも早く、流量センサが付いていない機械では、 気が付けばドライ加工していたなんて事もありますしね. なお、オーステナイト系ステンレス鋼は、低炭素鋼のため当初の硬さはたいしてありませんが、 加工硬化が著しく、刃物の切れ具合で硬化の度合いが大きく変わります. 工具が新しいうちはとくに問題が起きなくても、 状態が悪くなり始めると一気に性能低下が進行し、問題が多発し始める事も少なくありません. ああ見えて、ヤクザというか、極道の親分みたいなもので、きっちり筋を通せばすんなり従ってくれますが、 少しでも筋が通らない話にはとことん抵抗して来ます. 無人運転は、十分にテストを繰り返した上で行って下さい.
SUS304は、 ねばい・硬い(加工硬化しやすい)・熱膨張率が高い 加工に不向きな要素が三拍子そろっています。 回答 3)の方とは意見が違いますが、工具メーカーの推奨値の 60%ぐらいから様子を見て、条件を上げて行くべきだと思っています。
主軸の剛性やトルクにもよりますが 刃物の回転 送り等は工具メーカーの 推奨値~+20パーセントUPで行ってみては、 ワークのクランプ方法や形状にもよります。 後は初歩的な事ですが、刃物の切れ状態を 良く確認する。水溶性切削油が良いかは? 刃物とワークの冷却性を考えると水溶性が良い とも(機械設備のクーラント機能にもよる)
回答(1)さんの言う通り! 加工する機械も解りませんし・・ 聞いて身に付くのなら苦労してません。
やってみてごらん。 アルミ、鉄と、どう違うか、判る筈。 何もしないで、聞いたところで、解決しない。 試行錯誤。 周速いくらにするか、ノンステップでいけるか、一刃の送りはどうするか 等等、やってみなきゃ、身に着かん!