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立方体内の圧力計算について
- 立方体a^3の中にアルミの溶湯があり、溶湯の温度T、圧力がPであるとします。CO2が溶け込んだ場合の立方体の圧力の計算方法について教えてください。
- 立方体a^3の中にアルミの溶湯があり、溶湯の温度T、圧力がPであるとします。CO2がC量溶け込んだ場合、立方体の圧力はどのように計算すればよいのでしょうか?詳しい方、教えてください。
- 立方体a^3の中にアルミの溶湯があり、温度T、圧力Pであるとき、CO2がC量溶け込んだ場合の立方体の圧力計算方法について教えてください。
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回答(6)の再出です。引用文献があるので別回答としました。 ダイカスト製品には潤滑剤と空気を起源とするガスが含まれていることは知られています。ガスの種類は文献(A)では水素が、(B)では水素と窒素が、(C)ではCO+N2+炭化水素が主体としています。ガスの種類は潤滑剤の種類(油性か水性かなど)によって異なると考えられます。 CO2はあってもわずかと考えられます。今回の場合も問題となるガスはCO2ではないと考えられます。 さて今回の「噴き出る」問題ですが、小生はダイカスト作業そのものについては素人なので、よく判らないところがあります。 凝固終了前に型開きをすると、溶湯に対する加圧力が解放されるために未凝固の溶湯が噴出すのは当然のことのように思うのですがいかがでしょうか。 「ダイカスト圧P+生じたガス圧により(スキンを破壊して噴出した)」 圧Pを解放しても溶湯の体積はほとんど変化しないはずです。一方ガスの体積と溶湯への溶解量は圧力で変化するので、圧力が解放されるとガスの量と体積が増加し、それが「溶湯+ガス」の体積を膨張させているのではないでしょうか。 もし通常通り凝固完了後に型平開きをするとどうなるのでしょうか。 小生の疑問は、凝固前に型開きするとスキンを破って噴出するのが当然ではないかと言うことです。この点を実際にダイカスト作業をしている人に確認したいと思うのです。 回答(9)引用文献の圧力はプランジャーによる加圧力である。 実際のキャビティ内の溶湯やガス圧力をはどうなっているのか。 文献(D)「ダイカスト鋳物の充填・凝固挙動」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/imono/60/12/60_12_770/_pdf 図9にガス圧力の継時変化が示されている。圧力は充填が開始されると上昇していき、充填完了時に最高になる。その後ガス圧力はゆっくり低下していくが、あるレベルは保持しており、もし型を開けばガスが噴き出てくるであろう。 しかしガス圧力センサはキャビ面に設置されており、凝固部の外側にあるガスの圧力を測定しているため、凝固部に閉じ込められたガスの圧力ではない。そのためこの圧力で未凝固の溶湯が噴き出すとは思えない。 文献(E)「キャビティ内の溶湯圧力変化」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/imono/66/3/66_3_211/_pdf 図4に充填完了の0.14、0.4、1.2秒後に、ブランジャ加圧を1秒間だけ停止した時の溶湯の圧力変化が示されている。ブランジャによる加圧は停止したとされているが、図によれば5~10MPa程度は保持されている。 加圧停止により溶湯圧力は低下している。一方プランジャ加圧の停止をしていない図7を見ると、図4とほぼ同様の圧力低下を示しており、数秒後にはほぼ低下は完了している。つまり圧力低下の主要因は、文献にあるように凝固収縮である。 文献(E)の溶湯圧力は凝固部分に巻き込まれたガスの圧力も含まれている。凝固完了の数秒後には既に溶湯圧力は低下しており、型開きをしても溶湯が噴き出すことはないようである。 なぜ質問の例では噴き出したのであろうか。 文献(D)のガス圧は高々2気圧であり、噴き出しの原因にはなりそうもない 文献(E)の溶湯圧力がプランジャ加圧を止めてもすぐに低下していくのは、短時間にガスが凝固部内に取り込まれ、かつ型で保持された凝固部がガス膨張を抑え込んでいるからであろう。もしガスが膨張していれば圧力はこれほど低下しないはずである。 取り込まれたガスの圧力は溶湯圧力と同等の20MPa以上のであると考えられる。このため型開きをすると、薄い凝固層を突き破って未凝固の溶湯とガスの混合物が噴き出す可能性は十分にあると推定される。 しかし危険な実験を繰り返して確認するわけにはいかない。 「凝固時間の短縮」 小生はダイカスト技術屋ではないが、早期に型開きを行うことが凝固時間の短縮になるような気がしない。大気中にあるよりも冷却金型内にある方が、速く冷却するのではないだろうか。凝固時間を最も大きく支配するのは型温度であろうから、その方からアプローチすべきではないだろうか。 ダイカスト技術のコンサルタントは結構居るので、相談する方が早道と考える。
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ダイカストマシンの構造 http://www.j-imono.com/column/daredemo/39.html ここの解説では圧力発生源はアキュムレータですね 従って 溶湯圧力=アキュムレータ圧力となりますね(溶湯注入中の瞬時圧力は除く) つまり >内部のアルミがP圧+ガス圧で外部に噴き出る現象が生じる。 とはならず、P圧のみでガス圧は加算されない事になります 潤滑剤が蒸発した瞬間は、ガス圧が加算されるかも知れませんが ガス圧が加算されるのはごく短時間だけ その後、アキュムレータに吸収されるでしょうね なので型解放時のガス圧はP圧だけとなるでしょう 御社の機械がアキュムレータ式で無いなら的外れな回答かも知れませんが ポンプで加圧した場合でも圧力制御してるハズなので 結果的にはガス圧加算は瞬間的にしか存在しないと思う 御社の機械には圧力モニタは付いてないのでしょうか? http://www.toshiba-machine.co.jp/jp/product/diecast/lineup/peripheral/toscast.html 憶測に過ぎませんが ↓の4/5ページの(10)充填サージ圧力 http://direct21.co.jp/pdf/gijutsu/20.pdf このサージ圧力は本件の潤滑剤蒸発時のガス圧が加算されてると思う >分かりやすく、ためになる情報大変ありがとうございます。大変参考になりました。 何をどのように理解して、何がどのようにためになったのでしょうか? >凝固時間をできるだけ短縮するため、完全凝固する前に(プランジャー前進端から3秒ぐらい)、 >型を開いたところ、溶湯が噴出しました。 100回ショットして1回しか噴出しなかったのか? 100回ショットして99回しか噴出しなかったのか? のでは考え方が変わってくるのだが? たまたま1回だけやってみて1回だけ噴出したところで それがどーした? <私が貴殿の上司ならそのように突っぱねる 「100回も実験する予算も時間も有りません」 貴殿一人がお盆休み中に無断休日出勤して実験すれば 人件費はゼロ円、時間はたっぷりある 材料費は廃材再利用でゼロ円 掛かるのはアルミ溶解の電気代だけ お盆休み中も溶解炉に火を入れてるなら、やっぱりゼロ円
お礼
分かりやすく、ためになる情報ありがとうございます。 3秒だとほぼ確実に噴出します。5秒でまれにでるくらい。それ以上ならほとんど噴出しません。色々、参考となる助言、資料、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
満足する回答が得られないからと言って、一語一句同じ質問を No.43516 アルミの溶湯圧力について にて再投稿するんのは社会常識に反します。 客観的に見て、質問における説明が不足していると思われます。 本スレッドにおける回答に対し、お礼もしくは補足説明を行ない、 より突っ込んだヤリトリから深堀を行なってください。 それが億劫であれば、本サイトを利用する資格はありませんので 悪しからず。 質問者さんに悪気はないと信じたいが、これもゆとり教育の弊害? 確か、学習内容を減らすかわりに、「考える力」を養うはずだった のだが... 他の回答者さんが色々アプローチされていらっしゃいますので、 技術のキャッチボールで真相に迫ってください。
お礼
申し訳ありません。説明不足でした。 まず、本件は、アルミダイカストに関するものです。チップ潤滑(C系)を ふいた後、プランジャーが前進してPの圧力でアルミ溶湯をダイキャスティングします。当然、C系のガスが溶湯アルミ内に発生します。ここで数秒後に型を開くと、すでに固まったアルミの外壁をぶち破って、内部のアルミがP圧+ガス圧で外部に噴き出る現象が生じる。ここで、噴き出る現象を自分なりに、未凝固のアルミがすでに固まったアルミの外壁をダイカスト圧P+生じたガス圧でぶち破ると想定しました。その時のガス圧をCO2をモデルに設定しました。分かりにくい質問で申し訳ありませんでした。
「(数十CC)溶け込んだ場合の立方体の圧力を求める」のではなく、溶け込む量は圧力で変化するので、溶け込む量と圧力が平衡する状態を求めることになる。 それは次の二つで計算可能(温度変化なしが前提)。 (1)溶融金属に対するガスの溶解量(溶解度)はガス圧力の1/2乗に比例する(シーベルト則)。 2)溶解量を越えた分は気体のままなので、その圧力と体積はボイルの法則に従う。 問題は(1)。溶融Alに対する水素の溶解度(但し1気圧下)は見つかるが(最も溶解量が多くガス欠陥の原因になるため)、炭酸ガスの溶解度を見つけるのは困難。 実際にやってガス分析した方が早いのでは。 考えてみたら溶融Alに対するCO2ガスの溶解度などというものは無いかもしれない。 Oとの親和性はCよりもAlの方が強いのだから、溶融Al中でCO2のO2はAlと結合してAl2O3になり、Cはフリーの状態になってしまうように思う。つまりどんな量のCO2を溶解させても、溶融Al中にAl2O3と遊離Cが生成するだけで、圧力は変わらないのではないだろうか。
お礼
ありがとうございます。補足説明をさせていただきましたので、そちらも目を通していただければと思います。
>立方体a^3の中にアルミの溶湯があり ダイカストのことと思われるが、圧を掛けるのは油圧シリンダなので圧一定。中味が膨み縮みすると出入りするだけ。 >立方体の体積は一定とします。 この点だけでも命題が成立しません。 立方体とは金属のシリンダまたはキャビティ。それは圧により計算可能な体積変化をする。 さらに 溶湯=液体=非圧縮体 ふつうは圧によらず定容積と扱うが、ダイカストの高圧、かつガス溶込みの微細変動を云々する位なら比較無視できない。 >CO2がC量(数十CC)溶け込んだ場合 湯とガスを比較するには同相、つまり液体同士でなければ。ガスを液体にすると千分の1程度に縮むので同じぐらいの嵩でも無視できる割合。 そして回答(3)指摘のガスが溶湯に溶込むなら容積は増えない。その計算は一筋縄でない。 シミュレーションでキャビティや湯の温度による熱膨張なども含め詳細に考慮しても溶存ガスの云々は出来ないと思います⇒無視
お礼
ありがとうございます。補足説明をさせていただきましたので、そちらも目を通していただければと思います。
仕様の詳細が理解できませんが、記載内容から、 ? “立方体a^3の中にアルミの溶湯があり”なので、残存スペースを確認する ? 残存スペースの気体成分をISとWASで列記し、WASにて“その中に、CO2がC量 (数十CC)溶け込んだ場合”の分圧計算をすれば、溶湯の温度T、圧力がPも確認できます ? 立方体の材質、放熱効果、CO2がC量(数十CC)溶け込んだ場合の反応熱、等々を経時変化 にて確認する必要があるなら、その主旨の内容を質問に加える必要があり 等々で、貴殿でWeb調査確認していってください。 質問の追記に、一つ一つ記載し、具体的な躓きを明記し、対話方式にて解いていきましょう。 それができないと、受け売り、子供の使いになりますよ。
お礼
ありがとうございます。補足説明をさせていただきましたので、そちらも目を通していただければと思います。
物理の試験問題のようなご質問ですね。 試験問題の場合は、先生と生徒の間で、教科書における出題範囲が限定 されているのが通例であて、前提となる物理現象は限定されると考えられ ます。 今回のご質問は、見た目は試験問題のようですが、現実には、関与するで あろう物理現象、化学現象は限定されている訳ではなく、広範囲の現象を 扱う必要があり、学校の試験のような形にはまった「正解」は無さそうに 想像します。 考慮すべきポイント 1) 炭酸ガスは、液体であるアルミの溶湯に吸蔵されるのか、気体のままで 存在するのか? 2) 炭酸ガスがアルミの溶湯に吸蔵されるとした場合、炭酸ガス分子の形を 保つのか、炭素、酸素原子レベルに分解するのか? 3) アルミ溶湯とは、純アルミではなく、各種の合金金属・不純物を含むと 考えられるが、完全に密実ではなく、相当の空隙を含むと想定される。 そうであれば、金属の結晶格子間に炭素、酸素が吸蔵されるのではなく、 空隙に炭酸ガスが拡散するだけのようにも思える。
お礼
ありがとうございます。補足説明をさせていただきましたので、そちらも目を通していただければと思います。
先ずマルポ先の回答では何故ダメなのか?を明記しましょうね http://okwave.jp/qa/q9026489.html http://okwave.jp/qa/q9025776.html さもないと、同じ回答が繰り返されるでしょう >仕様の詳細が理解できませんが、記載内容から、 仕様は過去の質問からアルミダイカストある事は明白 ? ダイカスト金型内に溶湯を流し込んだ状態なので残存スペースはゼロ ? 立方体の材質はダイカスト用金型に自動的に決まり 問題はそんな所にあるのではなくて >その中に、CO2がC量(数十CC)溶け込んだ場合 ダイカスト金型に溶湯を流し込んだ後にCO2を更に圧入するのか? それとも、最初から溶湯にCO2が溶け込んでいたのか? この質問文からは判読不能 質問文が「溶け込ませた」なら後からCO2を圧入したとなるでしょうが わざわざ溶け込ませる理由が不明? 最初から溶け込んでいたなら 圧力はPであるのは自明の事なので質問にならないし 因みにアルミダイカストなので圧を掛けるのはプランジャ http://www.dc-towa.com/what_dc/die_machine.html
お礼
ありがとうございます。補足説明をさせていただきましたので、そちらも目を通していただければと思います。
まず、なにを困っているかを素直に書きましょう。 圧力も宇宙じゃないので下のほうが高くなるよ。
お礼
ありがとうございます。補足説明をさせていただきましたので、そちらも目を通していただければと思います。
お礼
分かりやすく、ためになる情報大変ありがとうございます。大変参考になりました。 20MPaですか。参考にさせていただきます。「凝固時間の短縮」ではなく、「C/Tの短縮」の誤りでした。現在、噴出さずに製品を取り出せる最短の凝固時間、最薄の凝固壁はどれくらいか試算してみようと考えています。色々参考となる助言、資料ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
補足
凝固時間をできるだけ短縮するため、完全凝固する前に(プランジャー前進端から3秒ぐらい)、型を開いたところ、溶湯が噴出しました。