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ミルターンについて御教示下さい。

明けましておめでとう御座います。 いつも御回答いただいている先生方、 昨年はいろいろと勉強させていただき有難う御座いました。 本年も宜しくお願い致します。 早速ですが、旋盤加工において『ミルターン』という加工方法が あると聞きました。 『旋削軸とミーリング軸を回転させながら・・・。』 『外径粗加工に使えるとか・・・。』 中途半端な情報が頭にあるだけなのでもっと詳しく、正確な情報が知りたく 投稿いたしました。 ・ミルターンのメリット ・ミルターンのデメリット ・ミルターンの動画 ・ミルターン加工時の注意点 ・どんな時に使えるのか どんな情報でも結構ですので、 ミルターンについてなにか情報をお持ちの方、 いらっしゃいましたら是非御教示お願い致します。

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noname#230359
noname#230359
回答No.2

いつもマニアックな切削加工のご質問で毎回回答するのが楽しいです。 ミルターン加工とは、ATC機能を装備したマシニングセンタと 同等の回転工具主軸とCNC旋盤と同等のワーク回転主軸を有する、 いわゆる「複合加工機」で用いられる加工です。 複合加工機は、 ・ヤマザキマザック社 INTEGREXシリーズ  http://www.mazak.jp/cgi-bin/itemreg/itemreg.cgi ・オークマ社     MULTUSシリーズ  http://www.okuma.co.jp/product/new/multus_u/index.html などが有名です。 具体的には、ラジアスカッタを回転させながらワークも回転させて、 丸物の外径加工を行う手法です。 ・利点  ?1つの切刃で加工する旋削加工に対して、複数の切刃を用いること   ができるので、工具寿命が長くなるので、ステンレスや耐熱合金と   いった難削材の加工や、直径×長尺の大物ワークの加工に適する。  ?偏心した外径加工も可能。 ・欠点  断続加工になるので、厳密にいえばワーク外径が超多角形になる。  プログラミングや切削条件の設定に経験が必要。 一寸探しただけでは良い映像が見つかりませんでしたが、下記「参考 映像」は、オーストリアの複合加工機専業メーカのWFL社のものです。 8分49秒~9分15秒に、偏心部位のミルターン加工が行われています。 工具としては、SANDVIK社がターンミリングと銘打って、さまざまな アプリケーションを展開しています。下記「ターンミリング工具」 をご参照ください。ここでクドクド回答するよりもわかりやすく解説 してあります。 素晴らしいのは、断続加工で多角形にならないように専用のワイパー 刃も品ぞろえしています。また、切削条件の設定など相談にのって貰 えるそうです。 プログラミングに関しては、ヤマザキマザック社の自動プログラミング システムであるマザトロールに、この加工をサポートする機能がついて いたと思います。 ※技術の森/運営様 私は上記メーカの人間ではありませんので、本回答は営業PR行為では ありませんので、悪しからず。

参考URL:
http://www.sandvik.coromant.com/ja-jp/knowledge/milling/application_overview/turn_milling/pages/default.aspx#5 http://ww
noname#230358
質問者

お礼

いつも御回答いただき有難う御座います。 常にレベルアップを意識しているのですが、 まだまだ未熟ですのでたくさん勉強させていただきたいので 宜しくお願い致します。 詳しく分かりやすい回答有難う御座いました。 イメージが掴めました。

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その他の回答 (4)

noname#230359
noname#230359
回答No.5

ミルターンを主に使用するのは樹脂加工屋さんで、外径荒加工に使用されます。 切り粉がプチプチ切れるので、切り粉が切れない材料に主に使用されます。 樹脂は切り粉が切れずにワークに巻き付くのでミルターンは向いています。 実際加工をしてみた感想は加工面は荒く旋削でビビリが出たような感じになりました。ミルターンで仕上面は得られないので仕上げ加工は旋削で行います。ミルターン加工は旋削に比べて加工時間がかかるので金属加工にはほとんど使われていないと工作機メーカーの方も言っておられました。

noname#230358
質問者

お礼

御回答いただき有難う御座いました。 イメージとして時間が短縮される方向かと思っていましたが、 状況によってはそうでもなさそうですね。 弊社は金属加工がメインですので難削材の加工時に ツールの一つとして頭に入れておきます。

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noname#230359
noname#230359
回答No.4

『ミルターン』の言葉は国内機械メーカでは池貝と森精機(英語で検索)ぐらいで殆ど使われてなく、『複合加工機』が圧倒的です。それとソフト屋さん。   加工ソフト例   http://www.mastercamx.co.jp/mill_turn/index.html ワークを回す旋盤 + 刃物を回すフライス(マシニング) 単独でなく両方を複合すれば加工能率が上がりそうながら実際は逆。 複合は複雑になり機械剛性は下がる方向。 ワーク剛性は不変で切削力に耐える限界がある。むしろ単独のほうが機械との干渉が少なく保持を大きく強くできる結果、加工能率で勝る。 円筒度が良い旋盤で加工したいがワークが偏った形状で充分な回転数を得にくい、切粉が続いて処理が難しいとかで、複合させたほうが能率よくなるなど例外はあると思います。

noname#230358
質問者

補足

いつも御回答いただき有難う御座います。 何でもかんでもってわけではないんですね・・・。 状況に応じた工法選定を心がけます。 今後共宜しくお願い致します。

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noname#230359
noname#230359
回答No.3

加えるなら 断続切削になるので切粉が決まった大きさになり 繋がりやすい材料などで加工後の切粉処理が良い 大型ワークの場合主軸動力が少なくて済む場合がある

noname#230358
質問者

お礼

御回答いただき有難う御座いました。 切粉処理は重要視している部分の一部なので 有効利用したいと思います。

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

“ミルターン”とは、回転工具による加工機能を併せ持った複合CNC旋盤と いった意味であって、厳密な定義は???のようにも思います。 従って、“ミルターン”という言葉だけで、メリット、デメリットを 決めつけるのは、適切ではないと感じます。 “メリット-デメリット”は、次のような記載例があります。 1台の機械で従来機何台分もの仕事をこなすことができ、これまでにない高 い生産効率を上げることが可能。問題は「いかにしてこれらのマシン向けに 加工プログラミングを行い、加工機の機能を利用してサイクル時間を短縮す るかが課題。 間違って“自信有り”を選択してしまいました。 専門家のご回答を期待します。 先の回答内容、参考に貼りつけた動画ともに、かなり“古くさい”ように 感じます。もっと鮮度のよい情報で、内容を更新して頂けると有難く存じ ます。

参考URL:
http://onecnc.jugem.jp/?day=20081105 http://ja.machinetools.net.tw/lathe/taiwan_mill_turn_lathe.htm
noname#230358
質問者

お礼

御回答いただき有難う御座いました。 ミルターン加工を行う上でも結局はベストなプログラムを 作る事が最重要である事が分かりました。 今後共、宜しくお願い致します。

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