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樹脂製品の超小物の旋盤加工について
- 樹脂製品の超小物の旋盤加工について悩んでいます。加工する素材はフッ素樹脂で、寸法が非常に小さく形が特殊です。
- 加工過程で突っ切り後に全長が変わってしまったり、突っ切り側のつばが内側に逃げる現象が起きます。
- 切削条件を変更してもうまくいかないため、刃物の選定が必要なのかどうか検討しています。
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PTFEの超小物ですか、やっかいですね。 この素材は加工後に放置するとゆっくり膨らむんですね、 そのせいで寸法がバラつくんですが、 膨らみやすい径方向に膨らんだために、 全長が短くなったのではないでしょうか? 鍔のそりも筒部分と膨らみ方が違うために反ったとか有るかもしれません。 そこをそろえるために加工後ぬるま湯につけておくと安定しますが、 膨らまないわけではないのでそれを見込んで作るしかないですかねぇ。 鍔に関しては仕上げ代を0.5mm程取って二次加工がで切れば良いのですが、 大きさを考えたら素材剛性皆無なので……この方法では無理? ちなみにうちで加工するときは、 基本粗挽きをしないでシャープエッジの刃物で一気に仕上げ、 穴に関しても仕上げ無しで半月ドリルで寸法を出す感じでやってました。 突っ切りについてちょっと補足。 この寸法なら突っ切りより溝バイト。 2mm幅くらいのものにできたら掬い角を研ぎ付けてやるといいかも。 鍔が逃げない様に切削抵抗を減らしてやる事と、 熱伝導率なんてものが全くないので切削屑との摩擦で表面が荒れますから、 突っ切り幅には余裕があった方がいいと思います。
先輩はバイトを研げるのですね? でないと端からあきらめモード。 適切に研いだバイトでもってしても、殆どあきらめにちかい特殊形状です。 薄くなって切削に耐えないなら補強が必要。 内径を仕上げて、ピッタリな棒を入れて補強。これは簡単。逆の外径仕上げして補強での内径加工は難しい。 接着剤やワックスの固着力を使う手もフッ素樹脂(テフロン)はほぼ絶望な材料。 >突っ切り側のつばが内側へ逃げている 上記の方法で防げるかも。 バイトも、金属用に拘ることなく、突切りはカミソリ刃で切るのもよいはず。 形状も切削に拘らず、ペーパーで擦り取るのも併用(材料が流動して端でバリになる・・・)