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固定サイクルの加工時間算出方法
- 固定サイクル(G81など)の加工時間を計算する方法を教えてください。現在は実際に機械を動かして加工時間を測っていますが、計算方法があるのであれば試してみたいです。
- 具体的な例として、G98G81Z-1.0R0.1F10.の場合の加工時間を計算したいです。加速度なども考慮する必要があると思いますが、どのように計算すれば良いのでしょうか。
- 特にG83のステップ加工の場合、加工時間の誤差が積み重なってしまうことがあります。機械の取扱説明書にはZ軸の時定数40msec(加速度0.6G)と記載がありますが、これをどのように考慮すれば良いのでしょうか。加工時間を正確に算出する方法を教えてください。
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最近のマシニングセンタの取扱説明書には時定数まで記載されている とは驚きです。 もし、お使いのマシニングセンタにマクロ機能が装備されているので あれば、プログラムで正確に加工時間を算出することができます。 遠い記憶ですが、FANUCとMELDASでは、#3001にて時間情報を取り出す ことができます。 サンプルプログラム #501=#3001; 加工開始前の時間を#501に代入 M01; ダミーブロック M01; G98G81Z-1.0R0.1F10.; 時間を測定したいプログラム加工 M01; M01; #502=#3001; 加工終了後の時間を#502に代入 #501と#502の差により正確な加工時間が判ります。 MO1は、測定したい加工プログラム行と、時間代入行を同時に実行 させないためのダミーブロックです。 これはM01でなくても、指令しても問題の生じないMコードやGコード、 さらにはカッコ( )で括ったコメントでも可能です。 上記は10年以上前の知識なので、詳細につきましてはご使用機械のCNC 装置のカスタムマクロ項目をご参照ください。 FUNUCとMELDASで#3001の出力フォーマットが異なるので、敢えて曖昧に 回答したのですがFANUCでしたか。因みにMELDASの場合は1/1000秒単位で カウントできます。 それでも、マクロが使用できる環境で何よりです。 加工プログラムの途中途中で#3001の値を取り出せば様々な時間情報が 入手できますので、活用してみてください。
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加減速部を等加速度運動として計算してみてはどうでしょう。 ----- (参考URLの一例・等加速度運動でググればたくさん出てきます) http://keisan.casio.jp/has10/SpecExec.cgi?id=system/2006/1161228700 http://keisan.casio.jp/has10/SpecExec.cgi?id=system/2006/1164005431 ----- 試しに実験してみたらそこそこ近い値になりました。 本質問と直接関係ありませんが、 私が使っているいくつかのシミュレーションソフトの中には、 早送りの速度と加減速度がパラメータで設定できるものもあり、 実加工に近い値を算出できます。 参考になれば幸いです。
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回答ありがとうございます。 固定サイクルではなく、独自マクロを使ってドリル加工しているものもあり、 その場合はシミュレーションソフトで算出できないです。 加減速部を等加速度運動としての計算を試してみます。
時定数40ms は早送り時の時定数でしょう。 切削送りの時定数はもっと早いはず。 (カタログになくても、軸パラメータ見ればわかります) ステップフィードでは、早送り、切削送り混合しますから 単純に計算できないと思います。 それ以前に、インポジション量の設定値次第で 目標値に到達する前に 次の動作に移行します。 ノンステップフィードのドリルサイクルと ステップフィードサイクルの時間を測定して ステップ数 フィード量と時間の関係を実験的に 導く方が、結果的に答えを早く得られると思います。 (多少の誤差は 有りと言うことで)
お礼
やはり機械での動きを測定した方が良いみたいですね。 回答ありがとうございました。
>現状、ストップウォッチ片手に実際に機械を動かして、、、、 が、やはり確実でしょう。 >特にG83のステップ加工の時に、誤差が積み重なってしまいます 加速度などパラメータ数値のままでは誤差大きいと予想されても算出可能なことは間違いないが、市販CAMは滅茶手抜きをしてる現状。 No.40611 ドリル加工だけなのにCAMの加工時間と 倍以上違うのは? http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=278078&event=QE0004 穴明け固定サイクルを数千回も繰返す特殊な機械でも、正確な時間を算出する手段は備わってなかったです。工具ライフ管理のパラメータについてはFANUC標準をアレンジした独自仕様。 回答(2)に大賛成。 マクロでZ、Q、R、Fを変更しつつ繰返し動作させると、その機械固有の完璧なデータが取れます。 これに関してはパソコン上だけで頑張るのは徒な時間を要し、なおかつ実データの補正も必須。 さらに凝るなら結果の値をファイル出力させ、それにチョイト手を加えればExelでグラフが書けます。 マクロプログラムを書くのに1時間、、、、動作が1時間、、、昼メシ前に何とか >条件を変えながらデータを取ると膨大な時間がかかるかなと思います 加工しない空運転状態で自動でデータ取得できるので夜間も可能です。(朝飯前!) マクロが活躍する絶好の課題。これを機に勉強されることを強く奨めます。 コンピュータプログラムのなかでは単純単機能で、覚える約束事が非常に少ない部類です。 質問し直すと、ひょっとしたら誰かが完成形まで書いてくれるかも・・・
お礼
穴あけ加工のサイクルは独自マクロで多いものだと4段回で切込み量と送りを加工途中で変化させてます。 条件を変えながらデータを取ると膨大な時間がかかるかなと思います。 計算で求めるのが難しそうなので、やはり機械での動きをその都度ストップウォッチで測定した方が良いのかと思えてきました。 回答ありがとうございました。
お礼
FANUCの黄色本では「#3001はマクロをバッファリングした時点の時間が読める」とあります。 まだ機械で試していないのですが、1秒未満の時間は測定できないですよね? 例えば、1.5秒/穴の加工だと#501と#502の差は1秒となり、 20,000穴では約2.8時間の誤差が出てくることになるのでしょうか。 やはり機械での動きをストップウォッチで測定した方が良いみたいですね。 回答ありがとうございました。 すいません。10穴の穴加工動作させて、(#501と#502の差)÷10させれば、0.1秒単位でだせますね。マクロ組んでやってみようと思います。 ありがとうございました。