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軟質磁性材料の代替樹脂
軟質磁性材料(たとえばPCパーマロイ)の代替となるような樹脂材料っていうのは無いでしょうか?
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前の回答者さんと同じ内容になりますが、 パーマロイ相当の磁気特性を、樹脂で実現することは、現在の技術では 不可能と思います。パーマロイは、最大透磁率が180000にも達すること が特徴です。それに対して、樹脂は、基本的には透磁率が1の常磁性体であ って、透磁率を高めるには、磁性体粉を混入するなどの方法しかありません。 透磁率の高い磁性体粉を混入しても、樹脂の部分の透磁率は1のままですか ら、磁性体分を混入した樹脂の平均透磁率は、パーマロイに比較することが できるほど高くすることはできません。 必要とする透磁率、最大磁束密度、鉄損はどの程度なのでしょうか? 軟磁性体が、樹脂で代替できれば、世の中のトランスの大部分は、重たい 鉄心を使うことに代えて、磁性樹脂のコアを使うことになるでしょうが、 現状においてそのような動向は無さそうです。 パーマロイを使用している部分について、そのままの寸法・形状で、樹脂 材料に置き換えることではなく、透磁率の低さを、磁路の寸法・形状で 補うような発想が必要と思います。 想定なさっている応用例を具体的にご呈示頂ければ、もう少し突っ込んだ 回答が可能かもしれません。 失礼ながら、“軟質磁性材料”の“軟質”を、機械的性質が“柔らかい”と 解釈なさってのご質問ではありませんか? “軟質磁性材料”の“軟質”は、磁気的性質が“軟質”ということで、 一旦磁化させても、起磁力をゼロに戻せば、残留磁気が極めて少ないことを 意味します。軟質磁性材料の対極に位置するのが、永久磁石に使うような、 残留磁気をできるだけ大きく保つことのできる材質です。 軟質磁性材料の解釈について、私の思い違いであれば、失礼をお許し下さい。
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パーマロイは金属材料としても最高級の磁性特性を持っています。そのまま代替できる樹脂材料は無いと思います。 ただ、軟磁性材を練りこんだコンパウンドは有ります。 特性は低いので利用するには色々工夫が必要となると思います。 似たような材料にプラスチックマグネット(ボンド磁石、但しハード)があります、また、ノイズ吸収用のシートはそのように軟磁性をもたせた樹脂です。そのようなキーワードで検索されると出てくるのでは。
お礼
ありがとうございます。 お礼が遅くなりすいません。 参考になりました。もう少し自分でも調べてみます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 普段、磁性材料を使うことはなく、 現在やっている仕事で磁気シールドをする必要があり、 協力メーカーより教えていただいき、 初めてパーマロイを知り、 どうせやるなら樹脂材のようなものがあれば色々形状を作れるな、 と思い質問させていただきました。 色々、詳細にご説明頂きありがとうございました。 詳細を説明したいのですが、 私の今の知識では説明できないため、 もう少し自分で色々調べてみたいと思います。