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塩ビから塩素が出るのか?腐食の原因は?
- 塩ビ(PVC、ポリ塩化ビニル)から塩素が出るというクレームがあります。塩ビや重合していないモノマーから塩素原子が脱離し、塩素ガスや塩化水素が生成する可能性があります。
- 塩ビ由来の塩素(Cl2、HCl?)によって、金属が腐食したとのクレームが来ました。塩ビから塩素が出るため、金属が腐食する可能性があると考えられます。
- 塩ビ(PVC、ポリ塩化ビニル)から塩素が出ることはありますか?塩ビや重合していないモノマーから塩素ガスや塩化水素が生成される可能性があるため、塩ビから塩素が出ることも考えられます。
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塩ビをどのように扱っていた際に金属腐食が発生したのか情報が無いためわかりませんが、一般的に塩ビを200℃以上に加熱した場合には、塩化水素(HCl)ガスが発生します。
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塩ビ(PVC)は、半導体工場内の設備でも随分使用されているので、常温での通常作業では、 問題が発生するレベルではありません。 焼却する際や高温で使用する際には問題で、設備を傷めたり、人体に害を与えます。 (焼却では、ダイオキシンの問題でも) ですから、最近は半導体工場では、火災の面での保険適応からPVCから難燃性PPへ シフトが進んでいます。 詳細を補足要求します。
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ご回答いただきましてありがとうございます。 難燃性PPへのシフトは、弊社工場にも展開できそうな案件でございます。アウトガスや火災の面から、製品や工程についてもPVCの使用は避ける方向に進めたいと思います。
IC製造工場等の超クリーンルームでは PVC電線(塩ビ被覆電線)から出る塩素ガスが問題となります ごく微量ですが、塩素ガスが出るか出ないかと問われば必ず出る ただ、通常環境では問題とならない低レベルですが クリーンルーム用低アウトガス電線 http://www.hitachi-cable.co.jp/about/publish/kenkyu/__icsFiles/afieldfile/2005/04/25/h05.pdf http://www.feic.co.jp/pro/enviro.htm http://www.okidensen.co.jp/jp/prod/cable/outgas/ 接着剤にも同様に低アウトガス対策 http://www.threebond.co.jp/ja/product/capability/low-outgassing.html その他、壁材、床材にも同様に低アウトガス対策品を使います 未確認情報ですが 所謂、ビニールの臭いとか嗅いだことはありませんか? あれが塩素ガスらしい? 普通の分析計では検出不能レベルの超低濃度のガスを 人間の鼻は検出可能らしい 尚、低アウトガス電線はその臭いが全くしません
お礼
ご回答いただきましてありがとうございます。 低アウトガス製品があるとは知りませんでした。 こちらの製品が密閉状態で使用されている可能性があるため、微量のアウトガスが影響したのかもしれません。 参考とさせていただきます。 ~追伸~ まだまだ機械が人間や動物に追いついていない部分もあるのですね。 今後の計測器の発展に期待したいものです。
腐食等の参考例です。 1、SPCC薄板のメッキ品に液状PVCをコーティングし、約300度以上で熱処理した製品を40年以上客先に納入してますが、錆等の腐食の例は有りません。 2、クロロプレーン系接着剤をSPCCに塗布し、黒鉛シートを接着したガスケットをコンプレッサー用のガスケットに試作として納めたところ錆が発生しました。非クロロプレーン系接着剤で解決しました。 クロロプレーンの塩素分子が錆発生の元になったようです。 クレーム対応の参考になれば良いですが。 宜しく。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございます。 接着剤の可能性もあるわけですね。 最終製品の形状を確認してみる必要がありそうです。 参考にさせていただきます。
熱以外にも、光によって分解し、 塩化水素(HCl)を放出する可能性があります。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 光で分解してしまうとは思いませんでした。 参考として、活用させていただきます。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 資料は、非常に参考になりました。 ~追記~ 製品の一部分に塩ビが存在しています。 評価として、150℃ 100時間の加熱試験を行ったとのことでした。 加熱試験後に腐食した金属部分を分析すると、塩素が検出されました。 そのため、塩ビが原因と判断されたようです。