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めっき効率についての疑問
- 今年からめっきの担当になったばかりで右も左もわからない状態でいるなか、最近、めっきの不良が多く、めっき効率を調査した結果、理論めっき効率と実際のめっきの膜厚が合わず、毎回計算すると100%を超えていることがわかりました。
- 亜鉛めっきを行っているが、他の部署のめっき担当からめっき効率が100%を超えることはありえないと言われており、何がおかしいのかわかりません。
- 電流の流れている部分をすべてクランプメータで測定し、計算しても100%を超えてしまいます。どなたかわかる方いませんか?
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http://www.tmk.or.jp/data/data07.html メッキ組合の金属の電着における諸係数のページです 参考までに。
電気めっきで電流効率が100%を超えることは通常ありません。 怪しそうなのは実測めっき膜厚から理論厚さを求めている点です。 電気めっきは製品の形状やめっき槽内の位置、陽極の位置や面積によってめっき厚のばらつきがでます。 電流効率を確認するのであればめっき前後の重さの差から求めてはいかかでしょうか。(前処理等での重量変化も考慮する必要もありますが) めっき厚はばらつきが大きいので様々な箇所の厚みを確認する必要があると思います。
小生は、現場研修のために仮配属になった部署で、材料入荷総重量と製品出荷総重量での歩留 まりが、ある月は100%を大きく超え、ある月は60%を下回る原因とその対策を指示された ことがありました。 調査の結果、 ◆ コイル材での入荷なので、歩留まりは重量ではなく、コイル長さに影響する。 入荷コイルの板厚や幅の公差は、マイナス値内で管理されているので、段取り替え等の不良 が無い場合には、歩留まりが100%を少し超えることもある。 ◆ 材料入荷総重量と製品出荷総重量の積算は、同じ月初めから月末までなので、入荷した材料が 製品になっていない場合があったり、逆の先月入荷材料が今月に製品出荷になったりで、歩留まりが大きく変化している。 であったので、 出荷製品毎に入荷材料を確認し、歩留まりを計算するようにシステム変更しました。 また、計画製品数量に達した場合には、生産をストップしていましたが、これを改め製品で 工程在庫を持ち、 材料入荷等を調整する手法に切り替えました。(ロット生産が1週単位だったので、) 以上、あまり参考にならない例ですが、現象は嘘を吐かないので、現場で現物を観て現実を 知って(確認)してください。 回答(2)のiwanaiは、他の回答者さんにも『蛇』みたいに“ねちねち”でしつこいと云われて いるのに、また…の記述。 それに、色々な部署へ噛み付く回答をして、質問者にできることのアドバイスはできないのかな? 組織の中でも、鼻摘み者だったと想像する。この森でもそうだが…。
めっきの逆、陽極側の減りを利用した電解加工では100%超の効率が有りえます。 http://koza.misumi.jp/surface/2008/11/372_2.html 実際の金属除去量が理論値よりも大きくなり、電流効率が100%を越える場合があります。 (1) 理論値計算に用いた原子価よりも実際に溶出した金属イオンの原子価が小さかった。 (2) 金属の陽極的崩壊が起きた。すなわち、金属が原子状の溶解でなく、数原子の塊と なって脱落した。 (2) のほうが判りやすいが、めっきでは塊での付着があるかどうか・・・ 実務経験からの回答(1)ご指摘の誤差要因の方が妥当とは思います。 コイル材の在庫管理???:: 体育会系の卒業試験みたい(笑) めっきだから、 材料についての質問に『アブラ塗れ』 まだこの方が良かったのでは(笑) http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=261849&event=QE0004 >製品には点々と亜鉛の塊が付着していることがあり 亜鉛が主成分なら、イオンにばらけず塊で効率よく運んでくれるからと想像しますが、、、
お礼
回答ありがとうございます。 亜鉛板をつかっているので、亜鉛以外の金属が溶出したとは考えがたいですが、ただ、不純物がめっき槽に多くたまっていてそれが、めっきを厚くしているのか?製品には点々と亜鉛の塊が付着していることがありますが、 一度、何が析出しているか確認してみます。
補足
回答ありがとうございます。 亜鉛は点々とついていますが、良く観察すると小さな点としてついています。亜鉛が主成分ですが、めっき液の成分にはアルミニウムも含まれていたり、他の金属も含まれています。 心配なのは、亜鉛めっきは規格を満足しているのかが心配です。 理論値は25μm程度、ですが、実際の膜厚は27-29μm弊社の他のラインと比較してもありえない数値となっています。 他のラインでは理論効率29μm狙いで、27μmです。 私の担当しているラインでのみ、理論効率25μmで27-29μmです。 もしかしたら、アルミ等の不純物が析出しているかもしれません。
どのような製品にめっきされているかわかりませんが・・・ ?電気めっきの特性 電気めっきは、製品の場所によって膜厚が異なります。電流密度、添加剤やアノードの位置などにより、膜厚をコントロールします。いろいろな場所の膜厚を測定してみてください。薄いところがあるかもしれません。 ?他ラインからの迷走電流 隣のラインと絶縁されていない場合に、隣のラインの電流が流れてきて、その影響で膜厚が変わる場合があります。確認方法としては、隣のラインの稼働・非稼働時に膜厚に差異があるかを、履歴(工程稼働状況と検査記録を照らし合わせる)でご確認ください。 ?計算間違え 製品の面積を間違えると大変な事になります^^; 他の方に検算してもらってみてください。 ぱっと思いつくのはこんなところでした~ 【かくはんについて】 無電解めっきではかくはんの影響が大きい場合がありますが、 電解めっきではかくはんの影響よりも、他の影響で膜厚がばらつきます。 複雑な形状の製品に均一な膜厚でめっきを行う場合には、 その形状に合わせたアノードを作製する必要があります。 【膜厚のばらつきの発生原因について】 ・アノードから離れると膜厚が落ちる。 (ハルセル試験を勉強してみてください) ・製品の末端や凸部は、電流が集中するため膜厚が厚くなる。 逆に、凹部のめっき厚は薄くなります。 (パイプの端、中央部、内筒部では、めっき厚が異なると思います) ・かくはんが悪いと、金属イオンの供給量が追い付かず、膜厚が薄くなる。
お礼
アドバイスありがとうございます。 ?製品の形状はパイプなので、円周のいろんなポイントを測定したところ、場所によっては、薄いところと、厚いところがありました。 ?迷走電流はたぶんありません。各電極をクランプメータで測定した結果をもとに、計算しています。 ?他部署の方に計算してもらっても、どうようの結果です。 どうやら、膜厚のばらつきが原因なのか、ただ、攪拌状態も良いので 何故膜厚がばらつくのかも疑問に思います。 もう少し製品をよく見て観察してみます。
お礼
アドバイスありがとうございます。 ただ、めっきとは少し違いますが、もう少し現場を調査してみます。