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焼き戻し方法に関する疑問
- 焼き戻しの冷却方法について、JISでの規定を確認しましたが、水冷や空冷の選択肢があるようです。水冷せずに空冷する場合に問題はないのでしょうか?
- 材料の種類によって水冷や空冷を選択する場面があるとのことですが、同じ形状の材料でも冷却方法によって硬度の違いが生じる可能性はあるのでしょうか?
- 普段はS45Cは水冷するが、形状が複雑な場合には空冷することもあるそうです。このような場合に問題が発生する可能性について心配しています。
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再出 >普段はS45Cは水冷してますが、形が複雑だと空冷するときがあります。 下降速度の目安が出てます。 http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/kagaku09/4/4-5-1.htm (9)・・・焼戻急冷は10℃/分以上であればよいということが判明した 急冷すぎると歪みの問題が出るから空冷だけも併用も有り得る。そこは味付けのしどころ。また脆性をさほど深刻に考えない用途もある。
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再出です。 水冷(急冷)や空冷のように、冷却スピード自体に焦点が当たっていますが、 レアメタル的な元素を入れて、焼き入れ特性を良くした、高級な合金は冷却スピードが 比較的に遅くても焼き入れ/焼き戻しの効果はでます。 この事は、大きな材料の奥まで、焼き入れ/焼き戻しの効果がでることにもなります。 大きな材料の奥は、表面に比べて冷却スピードが遅くなる傾向があるので、論理的です。 そして、より均一な焼きが入ることは、内部応力のバランスも比較的良くなり、 冷却スピードの低下は内部応力の低下にも繋がり、焼き割れ等のリスクが緩和されます。 後は、教本ですが、ネットでも簡単な内容は確認できますよ。 御免なさい。以下のURLがメインだった。 http://tobu.or.jp/yasashii/book/gj11.htm ( ↑ 焼戻しについて ) 協調性が無く、自分勝手なマスターベーションの回答(1)のiwanaiには、解る筈もない!!! iwanai自身が正解、全てと驕っているから、イチャモンを直ぐに付けるが、 全てではないが、質問者の助けになる場合も多々ある。 それが、決め付けiwanaiの×(バツ)な処、何とかならぬものか。 他の回答で、回答する元気が無くなる主旨の記述をしていたので、この森から退席するって、 ハッピーな気持ちで待ち望んでいたのに。
> JISを見ると、焼き戻しの冷却方法が載っています。 例えば、URL(旧JIS表示と笑う人もいますが、参考になります)の最初の内容のようにですね。 > 材料によって水冷や空冷になっていますが、水冷せずに空冷するときがあります。 > 問題はないのでしょうか? 問題がある場合があります。 冷却のスピードは重要な要因です。 最初のURL資料で、S45Cの場合、 a)焼きならし(N);820℃~870℃ 空冷にて、硬さHB 167~229 となります。 b)焼きなまし(A);約810℃ 炉冷にて、硬さHB 137~170 となります。 温度は、焼きならし(N)より若干低いですが、炉冷は空冷よりゆっくり冷えるので 硬さ(HB)も低目になります。 炉冷は、炉自体が中々冷えない(断熱効果があるので)特性がある物です。低いので c)焼き入れ;820℃~870℃ 水冷にて、硬さHRC40以上(HB 371以上) となります。 水冷は、空冷より冷却スピードが速いです。 硬さは、資料等に載っていませんが、焼き入れのみ(局焼き)や高周波焼き入れにて、 掲載されているものもあります。<貴殿で検索して、見つけ出してください> その後に、550℃~650℃ 急冷 焼き戻ししても、硬さHB 201~269程度になります。 (焼き戻しが、水冷でなく急冷と記述しているのは訳があります。急冷は油でも可能です) 以上からでも、冷却のスピードと硬度の関連は確認できます。 焼き入れ特性が良い材料(高価になっていきますが)は、冷却スピード等の熱処理条件が 緩和されても、所定の硬度が出せる材料なので、材料によっては空冷や急冷のように 異なった表示をしています。 詳細は、他の回答者さんの記述の如く、教本を購入し基本をマスターした方が、結局は 早道となるでしょう。
おお、私は、もう30年も前に→大和久重雄著 JIS鉄鋼材料入門 を読んだ 何事も基本が解っていないと素人のような質問にもなるし用語も判らないなら 話にもついてこれないだろう。「機械材料学」という一つの学問にもなってる 戻って、軸受温度300℃とかいう質問も目にしたが・・・焼き戻し温度前後に なれば機械材料として考えた場合、何らかの問題がありそうだと直ぐ気が付く 所謂、総合的な知識が機械設計には不可欠なのである。道はかなり遠いのです
>硬度に違いが出たりするものか? 変わらないが答ですが、実務に携わっておられるなら是非測ってほしい。 焼入では冷却を変えると硬さは変わる。S45CやSCM435の空冷なら焼きが入らない。SKD11は空冷で油冷と殆ど同じ焼きが入るから空冷鋼ともいう。 焼戻についてJISは老婆心みたく水冷を指定してるものがあります。硬さが変わらないから、水冷したか否かの判定が容易ではないし、それが重大事故に至る危険性があるからともいえる ※ 水冷するのは焼戻脆性を避けるためです。 http://www.yamagataseiken.co.jp/technology/lecture.html 焼き戻しの加熱温度は鋼の種類によって避けなければならない温度域がある。炭素鋼では 250~350℃、Cr鋼やNi-Cr鋼などの合金鋼では450~550℃の温度域がそれにあたる。 これらの温度域で焼き戻しを行うと靱性の著しい低下が起こる。これをそれぞれ低温焼戻し脆性 、高温焼戻し脆性という。 よって、これらの特性を考慮に入れ、用途に応じて温度設定を行う この温度以上にする調質焼戻では、空冷でマゴマゴしないで水冷して通過させる。調質の目的が硬さよりも靱性を得ることなので、脆性が強くなっては目的に反し、重大事故を生じかねない。 その温度域を通過させたあとは空冷放置でもよい。 なので調質は水冷、S45CやSCM435でも~250℃の低温焼戻をするなら空冷、という区別になります。 熱処理の基本なので、本で勉強されることを強く奨めます。 直近質問で紹介した『熱処理現場ノウハウ99選』も詳しく記述してるが ・大和久重雄著 JIS鉄鋼材料入門 熱処理の権威で JIS制定に参画し ※の経過も書かれている。オハナシ調で易しい。 図書館でもいいかも ネットの断片に頼りすぎるとトンデモな、、、S45Cですら全部間違い、アンタ一体何の技術でメシ食ってきたの?、、、になりかねない。 、、、、、想定内の蛇足 誰も一々読まないほどネット資料で飾り立てても、全ん~ん部が間違いのこの実績は消えない。 http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=265626&event=QE0004 普通のヒトなら、このレベルで関係者を装うことは有り得ないが、構わず嘘を織り交ぜてまでの回答。あまつさえ今日など月末は『締めましょう』とサラ金まがいの集金に走っている。 この絡みは過去百件を超えるほど同パターンを繰返してきたから、当然ながらトンデモな間違いも犯してきた。なので敢えてこういう質問を立ててます。他の方の利用もあるし。。。 当件では↑JIS違反までやっても平然としているのに、今更JIS?。。。。恥も外聞もありゃしない!(怒) 特にS45Cは安価ではあるがクリチィカルで焼入れが難しい材料。焼割れのトラブルも多いしサイズ制限もきつい。 前問の焼き直しや甘焼きの問題も、ネットでは真っ当な処理とは何ぞやが、あまり語られないから登場しにくい。 http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=264354&event=QE0004 こんなのでも、とおり一遍の説明では理解しにくい例と思うから聞きまくられ。 まぁ洪水のような誤情報の氾濫を防がないと、何処かで何かの事故につながりかねない。。。そんな思いです。 回答(3)は私が焼入について付言したから、それにシフトしちゃってるが脆性が一個だに無いからレー点!? さらに頭のほうにも焼きが回ったか・・・ >レアメタル 的 (爆笑) SCM435は一応これ。この辺の事情は大和久さんの本では、ばね鋼SUP、軸受鋼SUJなどにふれて詳しい。 >歯車??? (大爆笑) 参考サイトの数はオリンピック新? まぁ、究極の手口はメンドー省いた検索画面ペチャ貼り http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=272336&event=QE0004 ヤッパリ <ネットの断片に頼りすぎるとトンデモな、、、>
お礼
本を読んで勉強いたします。ありがとうございました。