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油圧配管のSTPG370についての質問
- 油圧配管で使用するSTPG370には継ぎ目の有無のタイプがあります。継ぎ目がある場合は強度が弱くなり、曲げることも難しいです。
- OSTとSTPGはどういう違いがあるのでしょうか?
- 油圧配管のSTPG370に関する詳細を教えてください!
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情報は此処にほぼ揃っているのでなるべく省略。 http://www.hkpnote.com/size/size03.html 継ぎ目無し(シームレス)は熱間でパイプ形状を作り、継ぎ目有(電縫)は平板を溶接。 精度は 電縫が上。 強さは規格370、410なのかで決まるから変わらず。 曲げと扁平性はシームレスが上。電縫はその箇所をねらい打ち試験。 OSTは 日本フルードパワー工業会 JFPS1006 油圧配管用精密炭素鋼鋼管 http://www.sankin.co.jp/koukan/yuatsu1.html#yuatu という特別な規格です。 素材は、充分な品質保証体制のもとで製造された原管を使用しています。 冷間引抜加工後は雰囲気焼鈍炉で熱処理され、管の内外は清浄です。 全製品を渦流探傷設備により検査しています。 防錆処理に加え、両管端はポリキャップを装着しています。 曲げ加工、拡管加工性に優れています。 断面硬さ:HRB60、HV107前後。 清浄性と柔らかさは格別で全数試験もやるなど相当高いと思います。 軟らかいので強さは比較小さい。 鋼管といえば旧住金がダントツ。製造法など参考になるかと。 配管用鋼管 - 新日鉄住金 http://www.nssmc.com/product/catalog_download/pdf/P014.pdf ↑を見ると、シームレスは熱間で素材に棒を突っ込んで穿孔するので、肉の偏りが避けがく精度が落ちるようです。 その後で心棒を入れるマンドレルミルで圧延しても、偏りを直すのは難しいと思います。
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OSTというパイプは確かに規格上はありますが、油圧機器メーカーすらほとんど使っていないのでは無いでしょうか。不思議な規格です。規格を見る限りキルド鋼ですから、セミキルド鋼かもしれないSTPGより信頼の置ける材料ですが。JIS圧力容器等々、有名な設計規格ではOSTの許容応力が決まっていません。設計上は非常に使いづらい材料です。アメリカのSAE規格で決まっているパイプを真似て、日本の油圧業界が規格を作ったものの、余り普及していないように思えます。むしろ、JISのSTPT、STSがよく使われている感じがします。STPGもちょくちょく見かけはしますが。OST2がSTS370、STPT370、STPG370に相当とは言われているようです。ちなみにSTS、STPTはキルド鋼です。 材質がなんにせよ、シームレスか溶接管かは許容応力の違いだけと考えても間違いではありません。ただ、高圧油圧配管なら100A以下の場合が多いでしょうから(ほとんどは50A前後?)、シームレス管を使っても金額はさほど問題にならないと思います。信頼性からシームレス管をお勧めします。 JIS B2351-1に油圧・空圧用のくい込み式管継手が規定されています。この中でSTPSというくい込み式管継手専用のパイプが規定されています。油圧業界独自の規格によるOSTのJIS版という気がします。油圧メーカーは、くい込み式を使う場合はOST、STPSの使用を推奨しています。金属同士を食い込ませるわけですからシビア-な寸法精度が要求されるでしょうし、硬度の規定もあるのかもしれません。くい込み式の場合はOST、あるいはそのJIS版であるSTPSが無難かもしれません。残念ながら、私はくい込み式を使ったことがありません。狭いスペースに設置する場合は良いのかなと想像しています。ただ、大きな疑問があります。STPSもどこにも許容応力が決まっていないようです。油圧業界の方々はどうやって肉厚を決めているのでしょう。旧JIS B2351に肉厚と最高使用圧力を関連づけた図表がありましたか。旧規格を入手できません。仮にあったとして、その規定は今はどこに行ったのでしょうか。JISや油圧業界基準等どこにも規定が無いとすると少し問題では・・・ 何回も長文で恐縮です。ふと気づきましたが、ご質問の方は突き合わせ溶接、差し込み溶接についても問い合わせされていましたね。主眼は強度でした。配管内部の清浄度という観点から見ると、差し込みは隙間にごみの類いが溜まりやすく、取れにくい。NAS9、10級程度で良いなら余り問題にならないと思いますが、油圧モーターのようにNAS4、5級を要求されるなら突き合わせ、かつ初層はTIG溶接が無難と思います。他の級は経験がありません。
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ありがとうございます! ぜひ参考にさせていただきます!!
おまけ >精度は 電縫が上・・・あれ?本当にあそうだった?っと疑った・・・ G 3454:2012 表 7- 外径及び厚さの許容差外径の許容差について 「熱間仕上継目無鋼管」,「冷間仕上継目無鋼管及び電気抵抗溶接鋼管」 上記の2点についてのみ規定があった つまり「冷間仕上継目無鋼管及び電気抵抗溶接鋼管」については同じ公差で、 継目無が精度が良くで電縫管が悪いとは、一概には言えないようです こう考えれば図面には正確にSTPG370-S-C とか明確に指定する必要があるかも しれないが其処まで的確な表示のものは殆ど見たことが無いな。何でだろうか 恥ずかしながら価格的な違いもあるかも知れない(気にしたことが無かった) 最後に、継目無管だと内径加工し中に軸を挿入する場合や溶接する場合などは 強度的にも精度や加工の容易さなども考えれば随分と有利で有ろうと思います 配管としても溶接部は母材よりも腐食や摩耗なども一般的には劣るでしょうね
お礼
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使用目的に対してのコストパフォーマンスです。 例えば、強度に対するや、成形強度と見栄え外観に対する、強度不足の性能が無いは論外。 外径加工して、ミリ系Oリング等と一緒に使用する場合は、継ぎ目無しが有利です。 また、内面の凹凸による配管圧力損失や乱流が心配なら、継ぎ目無し。 OSTと言う配管もありますがOSTとSTPGは何が番うのでしょうか? は、 簡単には、外径がインチ表示かミリ表示かです。 インチ系の配管継手を使用したり、ミリ系(日本では油圧関連では馴染みがあまりない) の配管継手を使用したりにて。 一般的には、番いませんかね。
- 参考URL:
- http://www.ab.auone-net.jp/~kouzai/sgpsaizuhyou.html http://www.haikanbuhin.com/shopping/detail/641/
お礼
ありがとうございます! ぜひ参考にさせていただきます!!
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