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クロム銅丸棒の許容電流について困っています
- クロム銅の丸棒(Φ3、5、8)を使ったスポット溶接の電極の定格許容電流のデータが不明です。
- 電極屋さんや銅メーカに問い合わせても分からないと言われました。
- 導電率などから試算する方法を知っている方、または類似の数値を教えていただける方はいらっしゃいませんか?
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電線等の許容電流は絶縁被覆があればその被覆および使用状態(冷却条件)で 決まります。下記資料が参考になると思います。
銅線の電流容量は、基本的に温度上昇の限度によって制限されます。 1番目の参考URLの表11-1-1には、銅線を碍子で支持している場合の許容電流 が示されています。 このデータから補間して、Φ3、5、8の許容電流を求めると、 57A、107A、188A程度になりそうです。 ところで、クロム銅の導電率は、2番目の参考URLによると、標準銅の 45~75%程度のようです。クロム銅の耐熱温度が通常の銅線と同じと仮定 すれば、発熱は電流の2乗に比例することから、許容電流は導電率の平方根 に比例することになります。従って、先に示した値は、次のように換算でき ます。 銅線の直径 φ3 φ5 φ8 導電率45%のとき 38A 72A 126A 導電率75%のとき 49A 80A 163A クロム銅は通常の銅線よりも耐熱性が高いようですから、上記の値を守れば 安全側の判断でしょう。 冒頭にも書きましたが、許容電流をきめるのは温度上昇ですから、環境温度 が高いとか、放熱が悪いなどの条件があれば、上に示した値よりも許容電流 を低く見積もる必要が生じることもありますのでご注意下さい。
お礼
教えていただいた方法で、許容電流を算出しました。 有難うございました。
答えでなくアドバイスです。 定格は人間が決めた許容値です。 どのくらいの電流をどれくらいの時間流すか、どのくらい損失を許すかで変ってきます。 しかしながら、下記は参考になると思います。 国土交通省監修「公共工事標準仕様書(電気設備工事編) P30 1.6.4 導電部 http://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun/touitukijyun/07_d_hyoujyun_siyousho_s.pdf
お礼
計算の元データとして活用させていただきます。有難う。
お礼
電流容量の説明は、詳細な内容であり、よく勉強させていただきます。