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スライド部の事故防止対策についてのご助言を頂きたい
- 量産金型でスライド部の事故が発生しており、ガジリ発生などの問題があります。その対策としてスライド部へのチッカ処理を検討していますが、修正の困難性などが懸念されます。
- カスを挟み込むことによってガジリの発生が逆効果になる可能性もありますが、異物混入ではなく熱による問題の場合は効果的かもしれません。
- ご意見や経験をお聞かせいただき、最適な対策方法を見つけたいと考えております。
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窒化処理は、カジリ対策に有効な手段です。 表面の硬度が上がり、表面がきれいに仕上げられ摩擦係数が下がり、 異物を挟んだ時でも、表面が荒れ難くなり、焼き付き難くなります。 さて、スライド部の異物対策は、窒化処理等をして硬度を上げ、 耐摩耗性や耐荷重圧力を上げて、その分異物が排除し易い溝切りを すると、焼き付き難いスライドとなります。 また、この森のNo.6968では、ピンゲートのカス発生を抑制する 方法の投稿もあります。発生を抑えるか、カス形状を小さくすると スライドへの溝切り効果は増します。
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「チッカを行う場合、スライド側へのみ処理することが理想になりますか?」 と言うのは、どういうことなのでしょうか? 一般的に全て、真空焼入れ(Hrc50~60)やチッカ等で硬度を上げる事が、磨耗や齧り対策としては 理想だと思いますが、・・・ 割れやすい物は、あまり上げすぎない方がいいと思います。(真空熱処理の場合) また、チッカは、0.01~0.04mm程度の硬化層(Hrc64~73)が、出来るだけで 中は元の硬度なので樹脂噛み等は、きついですね。 あと、いい熱処理屋さんを選ぶ事が、第一だと思います。 値段だけで、選ぶと余計に高くつきますよ。
ガジリ⇒「カジリ」だと思いますが、こちらのサイトで 多くの投稿があった質問だと思います。 もう一度、サイトの趣旨に従い「投稿検索」してみては如何でしょうか? ちなみに、試作後製品寸法の確認が取れた量産金型は「金型屋さん」 の方から「スライド駒」に関してチッカ処理しますか?との話が出ます。 構造が分かりませんが、「スライド部」の「カジリ対策」として 「チッカ処理」は一般的だと思います。 カスを挟み込む問題は別の次元で考える必要があるかも知れません。
窒化するとかじりやすくなることは有りません。表面処理により 摩擦係数が小さくなることと二つの材料の見た目の硬度差 が出来るためかじりにくくなります。
量産金型で、焼入れやチッカを行うのは、1番理想だと思います。 特に摺動部となると 表面硬度を上げておいた方がいいと思います。 チッカによっては、ツヤシボでも大丈夫なチッカもあります。 ただ、樹脂カスという事では、カスを挟んだ場合、チッカ程度では 凹んでしまう可能性もありますので、樹脂カスをなくすことを 考えないといけないと思います。 金型の仕上げに問題ありませんか?
お礼
ご回答いただきありがとう御座います。 再度、質問で申し訳ありませんが・・・ チッカを行う場合、スライド側へのみ処理することが理想になりますか?
下記サイトの講座の中に金型のチェックの項目があります。
お礼
サイトのご紹介ありがとう御座いました。 早速確認させて頂きました。 金型構造へのアドバイスが多々あり今後も、すごく使えそうなサイトですね。 感謝いたします。
小生、別な方向で窒化処理を経験しています。 小生の場合、脱脂及び防錆処理目的でした。 現物を見る限り、とてもスライド部に使う物ではないと思います。 表面が硬くはなりますが、少し荒らされるような形にもなりますので、多分ですが、今よりも滑りが悪くなる方向にいくのではないでしょうか。
お礼
ご協力ありがとう御座います。 やはり、困難な面もありますよね。 もう暫く、調査を行ってから判断を行うつもりです。 有り難うございました。
お礼
ご回答いただき有り難うございました。 まず、カス発生をなくす対策をし、スライド部へのチッカ処理の対策を進めていこうと思います。