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精密部品の洗浄方法とは?
- 現在、切削加工後の精密部品から切削油基因の炭化水素系の汚染物が生じるという問題を抱えています。
- この問題に対して、早急に手を打ちたいのですが、何か安価で効率良く除去できる方法はないものでしょうか?
- 何方か良いお知恵をお貸しください。
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安価な超音波洗浄を採用されるとよいと思います
精密洗浄の一つに電解洗浄という方法があります。 いくつかのタイプがありますがお調べになりましたでしょうか?
切削加工後の精密部品から切削油基因の炭化水素系の汚染物が 今一良く判りません。 フィルターで拘束できるものなのでしょうか? また、拘束できるフィルターはあるのでしょうか? なければ、開発(デベロップメント)的な製品開発をしている フィルターメーカーに相談してみても良いのでは。 老舗ならクラボウ(倉敷紡績)も相談にのってくれます。 洗浄槽を循環し、フィルターで炭化水素系の汚染物を(物理的若しくは 化学的に)拘束して、洗浄槽内の炭化水素系汚染物濃度を下げ、再付着 を防止する事を、先ず考えて下さい。 そして、次に、PH管理です。 基本的には、アルカリの洗浄液は、精密部品も炭化水素系汚染物も マイナス(-)に電化して、電位的に再付着しません。 以上は、一般論で精密部品の詳細情報や炭化水素系汚染物の詳細情報 を小生は持ち合わせていません。 できれば、洗浄剤や洗浄液メーカーに確認しながら、洗浄液とその PHを選定や検討をしてみて下さい。 小生は、機械屋で化け学屋ではありません。 一般論で申し訳ありませんが、着眼点のアドバイスと思って、 関連分野や企業に確認してみて下さい。 水だけでも、高級浄水器の原理で、アノードとカソードでPHが判れます。 アルカリは、化粧水や洗顔に用い…を聞いた事があるでしょう。 これなら、精密部品ダメージは和らぎます。
お礼
丁寧に御教示頂きまして、誠に有難うございます。貴殿に申された様に、 洗浄剤や洗浄機メーカに相談しながら今後は進めていきたいと思います。
真面目に汚れを取りたければ ?洗剤+超音波 ?リンス ?純水+超音波 ?IPA+超音波 ?IPAベーパ乾燥 これがまず最低レベルの工程です.
お礼
早速の御教示誠に有難うございます。 御教示頂きました処理方法につきましては、現在導入済となっております。
洗浄液での洗浄は、界面活性剤等で切削油を精密部品から除去する 作用が働きます。 また、循環等で、除去物のフィルタリング(炭化水素系物の拘束による 再付着防止目的)や水流での物理作用による洗浄力アップが可能です。 しかし、物理的作用による洗浄力アップは、超音波洗浄です。 キャビテーションの物理作用で、精密部品から切削油除去は有効です。 但し、超音波の波形によりキャビテーションが発生するポイントは、 一定なので、精密部品を上下(揺動)させる事が重要です。 さて、それでも問題が発生する微量レベルなら、再付着はフィルタリング だけでは駄目と言う事なので、ペーハー(PH)等液を管理して、微量レベル での再付着を防ぐ必要があります。
お礼
早速の御教示誠に有難うございます。現在、超音波+洗浄剤による処理を実施していますが、微量レベルでの炭化水素が除去できないという結果となっています。微量レベルの除去に対しては、pH等薬液を管理する必要との事ですので、実機評価にて確認させて頂きたいと思います。また追加でお知恵を頂きたいのですが、pHを管理する場合、どのような物質を用いるべきでしょうか? 薬液による精密部品へのダメージ(損傷・汚染等)が気懸りです。
IPA+超音波洗浄くらいが手っ取り早いところかな? まあ,ワークの形,大きさ,数,洗浄前の状態やどこまで綺麗にしたいのか で大きく変わってきますケド. <注>精密洗浄をしようとすれば『信じられない』くらい金が掛かります.
お礼
早速の御教示誠に有難うございます。 除去対象物質は微量レベルの炭化水素となります。 コストの制限を無視した場合、何か良い対処法はありますでしょうか?
お礼
早速の御教示誠に有難うございます。 電解洗浄について調べさせて頂きました。御教示頂きました方法につきましては使用可能な材料が限定されるという事ですので(アルミ製品には使用不可)、現状適用は難しいのではないかと考えております。