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小物部品超音波洗浄について
- 小物部品の洗浄に超音波洗浄を考えております。除去対象は主に切削油と研磨粉です。ワークの寸法は2mm程度であり、一度に10万個程度を洗浄したいと思っています。
- 洗浄器用のバスケットはどのような物(材質)が効率よく超音波を通して洗浄をおこなえるのでしょうか?ワークが小さいものでSUS製の細目のカゴやパンチングメタルのトレイは超音波に影響があるのではないかと感じました。
- 超音波洗浄を利用して小物部品を洗浄したい場合、除去対象となる切削油や研磨粉を効率的に取り除くためにはどのようなバスケットを使用すれば良いのでしょうか?ワークの寸法は2mm程度であり、一度に10万個程度を洗浄したいと考えています。お知恵をお貸しいただける方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけないでしょうか?
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適切な音圧を均一に発生できる洗浄状態をセットする必要があります
当社では数mm~10mm程度のワークを扱っております。 基本的に洗浄にはカゴを用いておりますが、 経験上、メッシュの粗さも洗浄性に影響があったように感じます。 基本的に、US洗浄の場合、影にある部分は洗浄効果が得にくくなるようですが、なるべく洗浄効果を阻害しないようにと考え、粗めのメッシュを選定してみたところ、逆の結果が出てしまったこともあります。(細かいメッシュの方が良く洗えた) なので、USの周波数や強度、ワーク形状によって最適なバスケットというのが 異なると考えられますので、最終的には実際に何種類かのバスケットを試して みるのが良いかと思います。 ただ、(1)の方も触れられているように、洗浄性に影響を及ぼす要素は バスケット形状が全てではなく、洗浄剤の種類や温度・濃度,その他揺動方法も大きく係わってきますので、その辺も視野に入れての検証をなさった方が 洗浄効果向上には近道かとも考えます。
こんにちは。 超音波洗浄とのことでしたが、使用溶剤の性質や洗浄方法によっても異なります。 大きさだけに限ってしまえば、精密洗浄を得意とするメーカーさんならほとんど経験を持っていると思います。 自分が現段階での情報を元に選定するのであれば、有機溶剤もしくはコソルベントを使用し、1?メッシュの回転かごを使用して洗浄します。 ご心配されている超音波の影響ですが、多少の影響は出ます(1回に2万個あればなおさらだとおもいます)それを、揺動などをうまく織り交ぜて効率の良い周波数の超音波を使うことにより、洗浄することは十分に可能だと思います。 あとは洗浄時間などの詰めを行っていくことが重要になってきます。 もしよろしければ、詳しいことを教えていただければもう少し詰めることは可能です。 当然の事ながら、枠を設けた回転かごになります。 本来、周波数だけでなく出力も大変影響します。現在使われている洗浄機の流用と言うことであれば、その出力に合わせた量を探っていく、もしくは洗浄時間を探っていくというやり方が必要になってきます。 一度にたくさん洗いたいのは解るのですが、洗浄機がそれようになっていなければ当然無理が出てきます。 また、安易に回転カゴといってしまいましたが被洗浄物に打痕等傷などの問題がないかなども重要な問題です。 また、一部の機種にはスイープなどの特殊な発振方法などが付いているものもあり、文面からでは以上のアドバイスが限界かと思います。たとえば、テスト時の時間、溶剤、被洗浄物の汚れなどが解ってくると良いんですが。 ちなみにビーカーテストは、良い結果が出やすいです。
お礼
早速のご返事ありがとうございます。 まず洗浄自体についてですが ビーカー試験におきましては10万個を超音波洗浄することに 超音波の問題は無かったのですが、作業性、量産、超音波の吸収を考えると バスケットはどうするかと言う感じでした。 周波数につきましては28Hzの超音波洗浄器でありまして 変更ができないタイプとなっております。 やはり数量が多いためワークが重なっているよりも、 回転カゴ、揺動などワークに動きを与えるのが 効率があがりますよね。 1mmメッシュの回転カゴとは縦回転で回転を与えるのですよね? 強度的には問題は無いのでしょうか?
補足
すみません 周波数は40kHzです
お礼
ご返事ありがとうございます。 メッシュの件ですが、粗めのメッシュの方が洗浄効果に 害が発生するとは意外でした。 以前何かで細かいパンチングメタル、メッシュを使用するなら 底面は穴がない方が多少は良いと聞いた記憶があったので。 でも曖昧な記憶でしたので助かりました。 ちなみに簡易的なパンチングメタルのトレイで超音波洗浄槽に 投入したところ超音波が弱い感じがしました。 細かいメッシュのカゴを製作し また、揺動方法を検討しトライしてみようと思います。