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研削における残留応力と被削材硬度の関係
- 円筒研削加工において、加工後の振れ測定値と数時間後の振れ測定値が異なる問題に直面しています。
- 加工後機上で測定して公差内とされたが、数時間後再測定したところ公差外になっている現象です。
- 原因は不明ですが、残留応力や被削材の強度が影響している可能性があります。被削材の強度が高くなると残留応力も大きくなると考えられます。
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センター穴への切粉噛みだと思います。 特にセンターおよびセンター穴の洗浄と潤滑に研削液をかけている場合、 発生しやすいです。研削液の汚れ具合をチェックしてみることをお薦めします。 研削液による洗浄を止めて加工してみれば直ぐに結果がわかると思います。 デッドセンターでの加工であれば、加工物のセンター穴に潤滑油を数滴たらしておけば、焼きつき防止になります。
センターとセンター穴の関係ではないでしょうか。 補足の要求です。 Q1 ワークの大きさ形状・センター穴の大きさ Q2 加工精度 Q3 機械のメーカー・機種・センターの状態(メーカーも) どの部分が基準かも重要ですね。 加工中(スパークアウト後)にワークが振っている事はありません。 (真円になっているとは言えませんが) ワークはセンターとセンター穴を基準に回転していますが センターの状態次第では真円に加工できていない場合が多いですね。 センターとセンター穴の真円度がそのままワークに転写されてしまいます。 両センター間の芯ずれも真円度に影響します。 芯押しを移動させれば変ってきますし、センターを取り替えたり ワークをトンボしても変ります。 ※この場合は同軸度もおかしくなる。 円筒研削盤(両センター)で真円度を出す事は非常にレベルの高い調整が 必要になります。 硬度と残留応力に関して 数時間程度で変化するほどの応力が残っていれば 加工中(黒皮を取ったとき)に感じられるはずです。 長いシャフトなど加工後の置き方が悪ければ曲がる事もありますが。 真円度が出ていないと思われます。 出来るならデッドセンターに交換してください。 ヤノック さんへ頼めば高精度のセンターが比較的安価にて入手できます。 真円度 0.0005以下 シャンクと先端の部の振れ 0.001以下 http://homepage2.nifty.com/yanoc/ 現在、会社概要のみ閲覧可能 >両センター間の芯ずれ測定 テストバーが必要です。 簡易的に測定するなら 機械の精度検査書を用意して下さい。 検査書の項目を良く見て、自社で確認出る事を実行してして下さい。 テーブルと砥石軸の直角が出ていれば その状態でワークの円筒度が ある程度出ていなければ、芯ずれしている事になります。 円筒度(テーパー)はテーブルを旋回することで調整できますが この場合センターとセンター穴の真直度は狂ってきます。 真直度が狂うという事は、センターとセンター穴の接している角度は 直角ではなくなり、円錐を斜めに切った断面で回転している事となります。 円錐を斜めに切れば真円ではなくなります。 不明の点があれば又、質問してください。
補足
早速の回答ありがとうございます。 補足です。 Q1 ロール状のワークでФ300、長さ1000mmの胴部にФ100の軸(長さ300m m)が左右についています。 センターの大きさはФ15×60°です。 Q2 中心部の振れが10μm以内です。(センター基準) なお、今回の事例では、軸受けでも測定しましたが、10μmを超えていま した。 Q3 ライブセンターの機械です。 軸と胴部を段取り替え無しで加工しています。 初歩的な質問だと思いますが・・・。 両センター間の芯ずれ測定 ・高さ方向はテーブル基準で測定すれば良いのでしょうか? ・前後方向の芯ズレはどこを基準にしたら良いのでしょうか?(砥石台との平行度?) 以上、宜しくお願い致します。