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ワイヤーカット加工のプログラムについて
- 自動結線がないワイヤーカットである形状の中に位置決めされた径が異なる穴が複数ある場合、どのようにプログラムを組めばよいか質問します。
- ワイヤーカット加工では、プレート上の複数の異なる径の穴を製品の範囲内で開けます。そして、その穴内で結線が行われます。
- プログラムでは、アブソリュートモードで結線の位置が穴のどの位置でも円弧補完に入るまでの距離を設定し、円弧補完が終わった後にワイヤーを切り、次のワイヤーを通す位置に移動します。このように繰り返し行い、穴明けが完了したら外形の形状加工に移ります。
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円のプログラムは、機械やパラメータセッティングにもよりますが、 一般的には以下のようになります。 (私が使っている機械のセッティングでは) 円のほぼ中心にスタート穴がある場合 : G90 G92X0Y0 G1Y2.G42D_ アプローチはオフセット掛からず、直線の 終点(円弧との交点)で掛かる。 G2Y2.J-2. G1Y0G40 円弧一周はオフセットが掛かっていて スタート点に戻る直線ではキャンセル。 M30 もちろん、パラメータセッティングでアプローチで掛かっていくセッティング もできるのでメーカーに聞いて変更してもらうなどをするといいと思います。 円の中心ではないところ(X0Y1.)にスタート穴がある場合 : G92X0Y1. G01Y2.G42D_ G02Y2.J-2. G01Y1.G40 M30 中外(中の円(中心がスタート穴)と外の円)を加工する場合 : G90 G92X0Y0 G01Y2.G42D_ G02Y2.J-2. G01Y0G40(G40無しの場合、2つ目の形状への移動指令で入れる) M00 ワイヤーを切る。 G00Y-10.(ここ) M00 ワイヤーをつなぐ。 G92X0Y-10. G01Y-6.G41D_ G02Y-6.J6. G01Y-10.G40 M30 となります。 私のところの機械は基本的に各形状のスタート点でG92(原点設定)が ないと不都合ですので入れています。 ※G41、42~G40の間で新たにG92は出来ません。 G40無しでは、X0Y-10.プラス”オフセット”になりますので、 私は、分かりやすく形状毎にG41,42~G40と入れています。 加工の順序は要求精度により決めますので、 一概に”これです”はありません。
ワイヤーオフセット(G42)をキャンセル(G40)する*の行が抜けています。 G00X△Y△M00 G01X◇Y◇G42D@ G02J-2 ←1周円はXY省略可だが古い機械は? G01X△Y△G40M00 ←* G00X□Y□M00 G01X○Y○◇G42 ..... ..... G42のままで次の加工地点まで移動させると、オフセット分のズレを生じるのはさしたる不都合にはならないが、円弧の開始点、終了点が一致しなくなるので切り残し、行き過ぎの不都合が出ます。 なるべく大きい円と移動直線を4つ位描いてみてください。オフセットは移動の直線にもかかるので、円の入りと出でも常にG42は右側を走ります。 そうすると直線→円、円→直線で1周回らなかったり行き過ぎることが判ります。 これを避けるためは、円に入る/出るは中心を通る同一直線にし、その上でオフセット入り/切りをしなければなりません。 またはアプローチ円弧を挿入することもあります。 G00はG01でも構いません。G00の途中の動きは直線にならないこともあるが、ワイヤーオフセットはG01と同じに働きます。
補足
回答ありがとうございます。 あまりわからなかったところがあるので質問させていただきます。 >G42のままで次の加工地点まで移動させると、オフセット分のズレを生>じるのはさしたる不都合にはならないが、円弧の開始点、終了点が一致し>なくなるので切り残し、行き過ぎの不都合が出ます。 ワイヤー線を入れるためにあけた穴へオフセットがかかったまま移動するということですね? 円弧の開始点終了点が一致しないので切り残し、行き過ぎの不都合という のはどういうことでしょうか? 仮にワイヤー線を通すための穴にオフセットキャンセルした後 G00で移動して結線した場合。 円弧補完に入るまで間は直線G01での動きになりそこでオフセットはかけないといけないですよね? 円弧補完にはいるXYの座標はワイヤーを通すための穴の範囲内でどこで結線してG01に入っても同じではないのですか? >なるべく大きい円と移動直線を4つ位描いてみてください。オフセットは>移動の直線にもかかるので、円の入りと出でも常にG42は右側を走りま>す。 >そうすると直線→円、円→直線で1周回らなかったり行き過ぎることが判>ります。 ここでなるべく大きな円といっているのはプレートにあける指定された半径の穴のことでしょうか? 移動直線とは穴のカットが終わったあとに次の穴にいくための移動の線でしょうか? それとも結線後円弧補完に入るまでの直線のG01の線でしょうか? オフセットは直線部分でかけるしかないですよね? >これを避けるためは、円に入る/出るは中心を通る同一直線にし、その上>でオフセット入り/切りをしなければなりません。 >またはアプローチ円弧を挿入することもあります。 ワイヤー線を通すための穴からあけたい半径の穴の円弧補完に入るまでの 直線G01は円の中心を通る線上でないといけないということでしょうか? そうするとワイヤーの結線をした後は中心だしをしてワイヤーの位置を ワイヤー線を入れるためにあけた穴の中心に してからG01で円弧補完に入る座標まですすまなくてはならない のでしょうか? さらにワイヤー線をあけるためにあけた穴の中心は指定された円の穴の中心と一致しないとならないということですか? それでもいいけど 図面上の円の中心の座標を含む範囲ないでワイヤーを通す穴を開けておいて そのの位置にG00でXYを円の中心の位置に位置決めしてそこで結線して そこからG01に入ればいいということでしょうか? よろしくお願いします。
補足
ありがとうございます。 まだわからない部分があるので質問させていただきます。 >G90 >G92X0Y0 >G1Y2.G42D_ アプローチはオフセット掛からず、直線の >終点(円弧との交点)で掛かる。 アプローチではオフセットはかからないとはどういう意味でしょうか? G42がはいっているから終点位置に向けてオフセットがかかるのではないのですか? >私のところの機械は基本的に各形状のスタート点でG92(原点設定)が >ないと不都合ですので入れています。 どういう不都合があるのでしょうか? >※G41、42~G40の間で新たにG92は出来ません すいませんこの意味がわかりませんでした。 よろしくお願いします。