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MCナイロンとPOM(ポリアセタール、またはジ…

MCナイロンとPOM(ポリアセタール、またはジュラコン)の使い分け? いつもお世話になります。 表題にあるように、MCナイロンとPOM(ポリアセタール、またはジュラコン)の 使い分けがよくわかりません。どのような場合にMCナイロンを選定し、 どのような場合にPOMを選定したらいいのかが判断つきません。 ここで質問する前にネットでいろいろ調べたのですが、日本ポリペンコの ページがよくヒットします。日本ポリペンコによると、 ※ MCナイロン(一般名称:PA6(6ナイロン))  ・製品の特徴   機械的強度 ☆☆☆☆  耐熱性 ☆☆☆☆ 耐摩耗性 ☆☆☆☆☆  耐薬品性 ☆☆☆☆  機械加工性 ☆☆☆☆☆  1. バランスのとれた性能 2. 充実した品揃え 3. 豊富な実績、     設計例  4. 大型注型が可能  ・製品の用途    車輪、ギヤ、スプロケット、ローラー、軸受け、ライナー   スライドプレート、スターホイル、ガイド、パレット、絶縁材  ・(写真下の解説)    MCナイロン は、主原料ナイロンモノマーを大気圧下で    重合・成型することでナイロンの特性を向上させ、    射出成形や押出成形品にはない優れた特長をもっています。   ※ ポリペンコアセタール(一般名称:POM(ポリアセタール))  ・製品の特徴     1. 機械的強度  2. 耐疲労性  3.低吸水性  4.機械加工性   注)MCナイロンには☆の評価があったのにこちらには上記が     箇条書きになっていただけ・・・何故?  ・製品の用途     カム、ガイド、ライナー、絶縁板、スターホイル、    寸法精度の厳しい加工品  ・(写真下の解説)    ポリペンコアセタールは、アセタールコポリマーを    原料とした結晶性の高いエンジニアリング・プラスチック    素材です。 耐疲労性に極めて優れています。 と、長々と書いてしまいましたが、比較しようとしても、POMのほうには 製品の特徴に☆の評価がないので比較できません。 POMの(写真下の解説)には「耐疲労性に極めて優れています」 とありますが、MCナイロンの製品の特徴には機械的強度が 4つ☆で耐摩耗性が5つ☆です。どちらが上なのでしょうか? また、POMは製品の用途で「寸法精度の厳しい加工品」とありますが、 MCナイロンの製品の用途では「ギヤ、スプロケット」とあり、 これらも寸法精度が厳しいのではないでしょうか? ここ技術の森でも検索してみましたが、POMのほうは加工に苦労 している投稿がいくつか見られました。 皆さんはどのように選定しているのか教えていただけたら幸いです。 日本ポリペンコ http://www.polypenco.co.jp/index.html

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

回答1さんとほぼ同じですが、 POMはやはり吸水性が低いのが特徴ですね。 機械的強度が必要な場合、MCナイロンを使用します。 但し、細長い物などは非常に反りやすいのであまり寸法精度は出ないと思っています。 摩耗などには強いのでギヤなどに使用するにはいいのでしょう。 一方POMは機械的強度はかなりおちると思って良いでしょう。 但し、寸法安定性が良いので、嵌めあい公差が必要な場合など有効と言えます。

noname#230358
質問者

お礼

ヨシくん殿、ご回答ありがとうございます。 やはり、POMは低給水性ですか、なるほど。 機械的強度→MCナイロン 寸法精度→POM ということですね! 大変、参考になりました。 また、なにかあればよろしくお願いします。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

MCナイロンは注型成形材料です、いわばプラスチックの鋳物みたいなもの、ブロック形状からの切削加工仕上げ、ですから量産性に乏しい、少量大型品向けです。POMは射出成形材料です、秒単位で高精密部品が量産されます。射出成形は金型が高価なので生産数が数万、数十万個以上でないとペイしません。 POMで射出成形かMCナイロンかは生産数により決まります。 MCナイロンは注型重合ですから射出成形材料より分子量を高くできますので、耐摩耗性などの機械的性質は圧倒的に高くなります。

noname#230358
質問者

お礼

buntarouさん、ご回答ありがとうございます。 製造方法からのアプローチですか、なるほど参考になりました。 僕の会社は専用機の設計が主ですから、素材を入手して加工し、位置決めブロックなどに使用していますので、量産性はあまり関係ないのですが、とても勉強になりました。また、何かあればご指導のほどよろしくお願いします。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

POM(ポリアセタール); 3.低吸水性・・・但し比較し価格は高いので注意 特にココを重視して決めている。MCは吸水性が高いので、水雰囲気の箇所や 屋外で風雨にさらされるような場合は、吸水しブッシュなどの内径減少として 現れるので初めからクリアランスが必要になるため当然ガタ範囲が大きくなる 最後に食品関連機械では、水洗いなどのためPOMが多く使われていますね

参考URL:
http://www.originalmind.co.jp/cargo5/gears/gears00_00.html
noname#230358
質問者

お礼

1Nの涙さん、いつも回答ありがとうございます。 POMの特徴は低吸水性ですか・・・なるほど、参考になりました。 一つの選定基準になります。でも、価格に注意なんですね^^。 僕は主に、専用機の設計をしているので屋外での使用は想定していませんでしたが、それにしても、参考URLのMCの「吸水飽和値(常温、室内放置)2.5~3.5%」は無視できない数値ですね。ちょっと驚きました。 今回も良きアドバイス、ありがとうございました。