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SUS303とSUS304の見分け方
- SUS303とSUS304を見分ける簡単な方法が知りたいです。
- 製品の動きが悪く、SUS304ではなくSUS303を使用しているのではないかと疑っています。
- 分析会社に依頼せずに早急かつお金をかけずにSUS303とSUS304を見分ける方法を教えてください。
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一番手っ取り早いのは、ポータブル型簡易発光分析計を借りる事です。 近所の鋼材屋さんか、スクラップ業者がお持ちと思います。 正確な値は無理ですが、多いか少ないか位は判ります。 さもなければS-プリントで、[S]の多寡を調べられてはどうでしょう。 表面が#200程度の粗度であれば可能です。 印画紙を用意し、5%硫酸水溶液に漬けておきます。 部材で性能に影響しない部分を、トリクレン、キシレン等できれいに洗浄し、油分を除去しておきます。 浸漬した印画紙をその部分に密着させ、室温で約10分放置します。 その後、印画紙を定着液に漬けて焼き付けます。 Sが多い場合は、黄色~褐色に発色します。 初めての方ですと、濃淡の判断が難しいので、素性の判った304試験片で同様なテストをされて比較されたら良いでしょう。
・旋盤なりで加工できるなら。 SUS304に比べてSUS303は光沢が出ません。 ・溶接出来るなら SUS304は溶接来ますが、SUS303は溶接は、ほとんど出来ません。 SUS304は多少の失敗は肉盛りして旋削できますが、SUS303はきっちり付かないので肉盛りで修正できません。
回答1さんの言うとおりだと思いますが、 SUS303はSUS304の快削種なので回答2さんの方法もありです。 過去ログのSUS303は磁性ありというのは鵜呑みにしてはいけません。 オーステナイト系ステンレスは非磁性体ですが、加工硬化により準安定オーステナイトも マルテンサイト化するためSUS303も304も磁性体になります。
旋盤屋さんの話ですと SUS303 と SUS304 では加工時に全然違うと言うことです。 それを利用して確実に303、304の材料と疑わしい部品を持って行き、削って比較してもらってみては如何ですか。 お金をかけて分析するほど確実ではありませんが、今後正式に分析に出すかどうかの判断材料くらいにはなると思います。
303と304は、硫黄やリンの含有限度が僅かに違うだけですので、 素材のチャージNo.から追跡する以外には判別は難しいと思います.