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ウィットネジとユニファイネジの互換性について
- ウィットネジとユニファイネジの互換性について悩んでいます。アメリカではユニファイ規格のネジが一般的ですが、当社の工具はユニファイではなくウィットのネジを使用しています。振れの問題や取り付けの問題があるのか検証を行いましたが、特に問題はなさそうです。
- ネジの互換性についての研究論文を読んでみましたが、問題はないようです。
- 知識のある方のアドバイスをお願いします。
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ユニファイとウィットワースは、“互換性”というのはありません. ねじ込めるのと、使えるのとでは意味が違って来ます. まあ、径とピッチが同じなら、ちょっとした固定用に 応急的に使う事はできますが、 そこそこの速さで回転させて使うものに対しては危ういですね. やはり、角度の違いが大き過ぎて、 雌雄のフランク(ねじ山の斜面)が接触しないというのが大きいです. 山の稜線近くが線でしか当たりませんから、 正しい組み合わせで得られる面当たりに比べると摩擦力が小さくなりますし、 正しい組み合わせなら、同じ角度の傾斜同士が触れ合う事で 芯も出易いですが、角度が違うとその能力もありません. ねじが噛み合うのではなく、 どこにも引っ掛からずにただ入っているだけに近い訳です. 断面を絵に描いてみれば判ると思います. ユニファイのおねじやウィットワースのめねじなら もう一方への修正も可能だと思いますが、 逆のパターンだと修正は難しいですね. ヘリサートをかますと強度が低下する可能性もありますし、 強度的に問題なくても追加工で上手く軸心が出るかどうか. 交換可能な部品ならそっくり作り直しした方が安全だと思います.
管ねじでねじ山角度55°が,インチ系列で残っていますが,国際標準として は60°に統一されてきています。この意味ではユニファイに設定するほうが 望ましいですが,クレーム品の修正加工は可能ですか? 製作品はめねじ角60°(ユニファイ)おねじ角55°(ウイット)なのでしょう か?めねじは砥石の固定用ナットですか?そうであればナット側をウイット ねじで再製作する方法が良いのではないかと思います。 またねじの組み合わせが逆の場合はめねじ(ウイット)側を再加工してヘリサ ートを挿入する方法があります。添付URLを参照下さい。ただしナット側の 肉厚がないとこの対応は難しくなります。ご検討下さい。 ヘリサートはユニファイ用の物が用意されています。
お礼
回答ありがとうございます。 >製作品はめねじ角60°(ユニファイ)おねじ角55°(ウイット)なのでしょう か? 当社が製作した物は両方ウィットでそのセットでは問題ないのですが、一般に流通している電動、空気圧工具の主軸がユニファイであることが問題を起こしている可能性があります。 追加工ですが、砥石は直接手が出せないアメリカに散らばり、電動、空気圧工具の方は現在当社の手を離れてしまいかなり困難な状態で悩んでいます。
ウィットねじとユニファイねじはねじ山の角度が違います。前者は55°後者 は60°です。ともにインチあたりのねじ山数は同じですのでピッチは同じで す。 >オネジ-メネジがユニファイ-ウィットがOK、ウィット-ユニファイは NGでした 逆ではありませんか?ねじは外径基準なのでめねじ角60°おねじ角55°なら かみ合いますが,逆は不可です。 ねじのかみ合い面の角度がずれるので,軸力等の負担も十分にできません。 基本的にはユニファイ-ウィットの組合わせで使うのは望ましくありません。
お礼
要素奇知さん、ありがとうございます。 確かに勘違いで逆かも知れません。 振れの原因になるかどうかは別としてまずいとは思っているんですが、片側だけユニファイに替えたことが原因で従来の組み合わせができないとえらいクレームになるので。悩ましいところです。 多分、原因は最初の段階で担当者が「インチネジ」=「ウィットネジ」と思いこんで仕様決定したためと思いますが、どうしたものか。
お礼
回答ありがとうございます。 当社が製作した物は両方ウィットでそのセットでは問題ないのですが、一般に流通している電動、空気圧工具の主軸がユニファイであることが問題を起こしている可能性があります。 追加工ですが、砥石は直接手が出せないアメリカに散らばり、電動、空気圧工具の方は現在当社の手を離れてしまいかなり困難な状態で悩んでいます。 対策として、専用工具、専用砥石としてセット扱いとし、時期を見て同時にユニファイに切り替える位かなとおもっています。