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フライカットについて
- フライカットとは光学レンズなどの加工で使用される切削方法です。
- 縦型マシニングセンターに、B軸としてNC円テーブルを付けた同時4軸制御が可能な機械でフライカットを試してみたいと考えています。
- 凹球形状のワークに彫りこみ、被削面を鏡面に近づけたいのですが、通常の加工では工具のR形状が転写されてしまい、球と同心円状のシマ模様ができてしまいます。
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別にバイトは尖らせなくても構いません. 要するに精度良くR成形された1枚の刃物を振り回しているだけのことです.刃が1枚ですからその形状精度がそのままワークに転写します. 一般的には刃物は全て特注で作って貰います. 鋼が削れるかについてはボラゾン系の工具を使えば可能ですが,精度と粗さについて希望のものが得られるかは実験してみないとわかりません. 縦型MCで行けるかについてはかなり見込み薄.鏡面を得るにはハードルが高そうです.また上記刃物を使うためのCAM或いは計算ツールも必要です. 蛇足ながらフライカットは軸非対称の鏡面コアを作るのに使います.ダイヤの刃物を使ってENPを削ることが多いようです.加工機は『超精密』に属するもので,知らないほうが良いと思えるくらい高価です. > マシニングセンターで鏡面を得るには、精度的に厳しいということでしょうか? 光れば良いというのであれば可能性はありますが,光学鏡面(Raで1桁ナノレベル)となると絶望です. 巷間言われている理論切削粗さ(=f^2/8R)が実現できるような刃具,加工機,環境,評価機器類を揃えないと達成できません.このあたりは精密加工学会誌でしばしば取り上げられているテーマですので過去分にざっと目を通せば概略が掴めるのではないでしょうか.
フライカットというのはダイヤモンドバイトと記憶します。 刃先を極限まで尖らせて、プラスチックレンズ(コンタクトレンズ)を直接削り出したり、非鉄の金型を鏡面に削って、無電解ニッケルで硬い膜を生成する、またはメッキ層を削る。。こんなやりかたではないでしょうか。 ダイヤモンドバイトでの鋼の加工は、超低速なら加工できる可能性があると、数年前の見本市で某大学の展示がありましたが、ダイヤは脆い、熱に弱い、鉄と親和性がある、との理由で加工困難と言われています。 CBNならどうなのか?研削なら? この辺の技術進歩は急で、私の古い知見が通用してるのか心許ないですが。。。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おっしゃる通りダイヤモンドでは厳しいと思います。 通常の加工ではCBNや超硬+コーティングを使っていますが、フライカット用の工具にこの様な材種はあるのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり工具は特注なのですね。 >縦型MCで行けるかについてはかなり見込み薄.鏡面を得るにはハードルが高そうです マシニングセンターで鏡面を得るには、精度的に厳しいということでしょうか?(泣)