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リーマ加工による径の突発不良対策
- 私の会社ではSCM420H2V2材シャフト端面にΦ10・Φ14のリーマを加工していますが、突発で径が大きくなる不良が発生しています。
- 原因は構成刃先によるものか、下穴のフレによるものかわかりませんが、条件を変更したり、ドリルを変えたりとしても改善されません。
- 現在はセンタドリル→9.6ドリル→9.8ドリル→10リーマ、センタドリル→13.8ドリル→14リーマで行っています。お勧めの加工方法・ドリルの種類・加工条件等々を教えてください。
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こんばんは >しかし突発で径が大きくなる不良が発生しており困っています。 径が大きくなるとの事ですが、公差いくつで公差外いくつでしょうか。 また大きくなった穴の加工面は全面リーマの肌でしょうか。 >センタドリル→9.6ドリル→9.8ドリル→10リーマ 上記刃物各々の深さと使用されている固定サイクル教えてもらえますか。 それからリーマの刃数はいくつでしょう。 もしかしたらアドバイスできるかもしれません。 詳細な情報ありがとうございました。 加工形状と深さは 1.φ11の30度面取り 2.入り口面から深さ6.2までφ10+0.065~+0.04 3. 同 18までφ9.8 でよいですね。 通常なら 1.JIS?型のセンタードリル(φ5×φ12) 2.φ9.8ドリル(深さ18) 3.φ10リーマ(深さ6.2) を同じ機械で連続加工すればまず問題は出ないと思います。 提供された情報に気になるところがありました(2点)。 >・センタドリルはシャフト口元Φ11×60°(マシニングではなくて別工程) 理由があってセンタドリルを前工程にしていると思いますが、通常は同 じ機械で最終工程まで行います。 分ける場合はセンター(位置決め用穴)をMCで加工し、後はそのセンタ ー穴にならって穴あけが出来るボール盤作業(ワークはフリー)にするの が一般的だと思います。 ※センター穴とドリルの位置関係に誤差があるとドリルは曲がります。 >・Φ9.6深さ10(センタドリルのヘソまで)。G73戻りなしのステップ送り0.5ずつ(先端平のためステップにした) ドリルの先端をフラットにしてセンター穴形状がなくなるまで入れてい ると思いますが、先端フラットのドリルは次のような特徴があります。 ドリルは先端部のチゼル及び切れ刃部の求芯作用でまっすぐに近い穴あけ をするのですが、平ら形状では求芯作用がおき難いないのでラジアル方向 に剛性の小さい通常のドリルでは先端が振れて(回転中心が不安定)呼び 径より大きくなる場合が多々あります。これは削り代が多ければ多いほど 傾向が高まります。 ※平らな形状が欲しい場合は剛性のあるエンドミル2枚刃の使用をお勧めします。 突発的に発生するということですから、MCへ製品を載せたときにセンタ ー穴中芯があっているのか、またφ9.6の先端フラットのドリルの加工径 が大きくなる場合がないのか確認なされたほうがいいと思います。 参考にしてください。
よく似た直径なのにかなり切削条件が違いますね 切削速度で2倍 送りで約3倍差があります 下穴の開け方も・・ 超硬+コーティングにしては12m/minでも遅いように思います 20m/minは上げた方が良いように思います 送りはφ10で0.14mm/rev φ14で0.18mm/rev くらいでしょうか 振れですが主軸に工具をATCして振れを確認ください 一度でなく何度かATCしてみてください 主軸そのもの の振れでなくテーパのオンメンの組み合わせによる振れの確認です 手で付けるのではなくあくまでATCを行ってです
ATCした後の発生ならATCによるふれの発生 ゴミ咬み、の他にかまなくてもATCで再現性のない着脱のふれがあります 主軸のテーパの痛み、リーマのホルダーの痛みなどにより その時々で違う 連続加工のなかでのばらつき発生なら 構成刃先の可能性大きいですね ただし条件などは 現状を公開していない現状では答えようがない 書けるのはここまで 1.切削油は油性?水溶性? 油性がお勧め 2.下穴は深さによるが 下穴ドリルは超硬が曲がり少なくお勧め 9.6は省けるかも 3.リーマはコーティングが構成刃先には効果あり 3.
お礼
フレについてはピックをあて調べました。マシン側のテーパー面はほとんど0に近く、また刃先も0.01位でした。ごみの噛み込みについてはわかりません。ホルダーについてもハイドロチャックを使用しているので剛性はあると思いますが・・・。 切削油は油性を使用し。下穴ドリル・リーマはいずれも超硬です。また9.6は先端をエンドミルのような平にしたもので、9.8の食い付きがフレないように追加したものです。(9.8リーマの肩がセンタドリルの60°部分に当たるとフレが発生すると考えたため。)リーマも構成刃先がつきにくくするためコーティングしたもので、キレをよくするため肩をねかし、スパイラルのものを使っています。 条件は Φ10 周速12m 送り0.1(食い付き部0.05) Φ14 周速 6m 送り0.28 です。 1説には周速を早く、送りを少なくなどと言いますが、他のスレを見るとバラバラのようでいまいちわかりません。(時と場合によるのでしょう)
お礼
お答えします。 公差いくつで公差外いくつでしょうか。 →Φ14で+0.065~+0.040のところΦ14に対して+0.210でした。 大きくなった穴の加工面は全面リーマの肌でしょうか。 →前面にキリ粉が引きずられ回されたような線がついていて肌の区別がつきにくい状態です。 センタドリル→9.6ドリル→9.8ドリル→10リーマ 上記刃物各々の深さと使用されている固定サイクル教えてもらえますか。 → ・センタドリルはシャフト口元Φ11×60°(マシニングではなくて別工程) ・Φ9.6深さ10(センタドリルのヘソまで)。G73戻りなしのステップ送り0.5ずつ(先端平のためステップにした) ・Φ9.8深さ18。深さ10までG83キリ込み1ずつ。あとは固定サイクルなし ・Φ10深さ6.2。固定サイクルなし。ただし奥でG04で0.15止めています。 リーマの刃数はいくつでしょう。 →Φ10が4枚刃Φ14が6枚刃です。構成刃先がつきにくいとのことで、刃数の少ないのも試しましたがいまいちでした。材質は超硬現在ハイス+コーティングでした。 以上なにかアドバイスありましたらお願いします。