- 締切済み
切削油、ミスト、エアブローの違いと特性について
- 切削油、ミスト、エアブローにはそれぞれ異なる特性があります。切削油は潤滑効果が高く、摩擦や熱を抑えることができます。ミストは微粒子化した切削油を使用し、冷却効果と潤滑効果を兼ね備えています。エアブローは空気を使用するため、切削油が不要であるという利点があります。しかし、加工物や作業環境によっては切削油やミストを使用した方が効果的な場合もあります。
- 切削油は高速加工に適しており、摩擦や熱を効果的に抑えることができます。ミストは微粒子化された切削油を使用するため、冷却効果と潤滑効果を高めることができます。エアブローは切削油が不要なため、メンテナンスの手間を軽減することができます。しかし、エアブローだけでは加工物に十分な冷却効果や潤滑効果を与えることが難しい場合もあります。
- 切削油、ミスト、エアブローはそれぞれ異なる特性を持っています。切削油は高い潤滑効果と冷却効果を持ち、高速加工に適しています。ミストは微粒子化された切削油を使用するため、精密加工に適しています。エアブローは空気を使用するため、切削油が不要でありながら冷却効果を持っています。加工物や作業環境によって最適な選択肢が異なるため、使用する場合は注意が必要です。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
高硬度材の加工では切削点の温度を上げて硬度を下げて削るのであまり冷却してはいけません。蝋付けやむくの超硬など。また深いポケットでは高圧の切削油が有利です。油で浮かせてポケット外に排出します。形状と機械によって適した方方法があります。
高硬度材でエアブローを使用するのは、これを加工する工具の切削点の熱と関係があります。高硬度材加工用エンドミルはご存知のようにコーティング(黒かったり、ブロンズ色だったりメーカーによっていろいろ)が施されてますよね。このコーティングは被削材が硬度があるため切削点の温度が非常に高くなっても耐えられるようになっています。そこに切削液をかけることで熱衝撃を受けてしまい、刃先が脆くなり寿命が短くなるんです。特に最近のこの手のこうぐは切削条件が高めなためなおさらです。また、深いポケット形状などの場合は切削液で切粉が充分に排出できず、切削液といっしょに切削点に戻ってきてその切粉を刃先で噛んでしまい結果チッピングを起こしてしまうこともあります。何せ相手が硬いので小さな切粉でもかなりの厄介ものです。エアーブローでやんわり冷却しながら切削点の切粉をしっかり排除するためなんですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。高硬度材でのエアブローを試してみようと思いますが、気になる点があります。刃長の違う工具に対してのエアーの当て方ですが、全工具で比較的均等にあたる位置にセットしているのでしょうか。またそれでも加工面等に影響は出ませんでしょうか。
私も金型屋で高速MCのオペレータをしています。 経験的に言わせていただきますと銅・アルミ・S45Cなど粘っこい 軟らかい材料は、水溶性切削油で加工してます。 エアブローで加工すると面が汚いので・・・。 高速度鋼など高硬度材はエアーブローで加工しています。 ミストブローも機能としてついているのですが ミストブローというのは、確実に切削点当てなくてはならないため ATCを使って加工しているためそれが困難でありあまり使ってません。 参考までに・・・ 高硬度材にエアーブローを使用しているのは、工具メーカーが 推奨しているからです。水溶性切削油のほうがきれいに仕上がると 思うのですが、弊社で扱っているワークが精密でシビアなため 汚れると困るのです。 エアーブローできれいな面が得られるなら経済的ですからね。 安易な回答ですみません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 高硬度材は切削油ではなくエアブローにしている 理由は何かあるのでしょうか。
簡単に説明しますと 切削条件だけで言うと 切削油>ミスト>エアーブロ だと思います 切削油(油性)メリット 刃先潤滑性、冷却性が良い デメリット 発火の可能性がある、廃油処分が必要 切削油(水溶性)メリット 冷却性が良い、発火の危険性が無い デメリット 潤滑性は油性に劣る、廃油処理が必要、腐敗による悪臭 ミスト メリット 油性の切削油を霧状にするので潤滑性を保ったまま 廃油処理が必要なくなる、エアー圧でミストを 細部まで送れる デメリット 潤滑性は劣る、現状機械メーカーが対応していな いので、別途取り付けで噴射方向を刃先に自動で 向けれない、オイルホールドリル等に対応不可。 エアーブロ メリット 廃棄物が一切でない、冷却性は良い、 デメリット カバー付の機械で無いと切粉が回りに飛び散る。 潤滑性は無い、 刃物により向き不向きもあるので工具メーカーに相談の上使わないと メリット出ないと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 参考にさせて頂き、工具メーカーに相談したいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。凸形状、凹形状等いくつかサンプルを加工して切削液とエアブローを使い分けるようにしたいと思います。