Ｏリング劣化による密着

質問

Ｏリングが経年劣化とともに硬い部材に固着してしまうことがあると思います。

Ｏリング：ＮＢＲ
部材：ポリアセタール

それぞれをスプリングで押しつけた状態で、０～４０℃の雰囲気で放置すると、固着してしまうのでしょうか？
実験でのデータなどがあればいただきたいと思います。
実績でもかまいませんので結果がありましたら教えてください。

よろしくお願いいたします。

回答No.1

noname#230359

Ｏリング：ＮＢＲと部材：ポリアセタールが固着するかは、各配合に依存します。そのため、一般的には、ＮＢＲからのブルーム（徐々に染み出すオイル）がなくなると固着するといわれています。経年劣化でこの固着を起きないようにするには、ＮＢＲ自身の配合の見直しや表面処理が必須になります。例えば、ブルームするオイルの少ないＮＢＲにＰＴＦＥコートやＤＬＣ（ダイヤモンドライクカーボン）コートを施すことで固着が低減できます。しかし、使い方として、バルブのように摺動回数が多い場合はＰＴＦＥコートは摩滅しやすく向きません。

参考URL：

http://www.drilube.co.jp/ http://www.nippon-itf.co.jp/

お礼

早速のご回答ありがとうございます。
コーティングはどうしてもコストが合わないのでできないかと・・・
ようは、ＮＢＲの経年劣化がどれくらいのものかにかかってくるのでしょうか。
もし、ＮＢＲの劣化に関する資料をお持ちでしたら教えてください。

よろしくお願いいたします。