- ベストアンサー
ガス加熱以外で効率よく焼き嵌め品を取り外す方法とは?
- 焼き嵌め品のベアリングやカップリングなど、ガス加熱以外の方法で効率的に取り外す方法を知りたいです。
- 外径が200-300mmの焼き嵌め品を冷却して抜く方法について、詳しく教えてください。
- 油圧ジャッキなどを併用して効果的に焼き嵌め品を取り外す方法について教えてください。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
何か良い方法は見つかりましたか?質問がありましたの遅くなりましたがお答えします。具体的なデータはありませんが、φ400コイルでφ200の品物を加熱する事もやっています。ちなみに外径400、内径200の場合で軸とのはめあい代が約0.15mmに対して、約3分で180度位に上昇させて抜いています。ただし軸温度も若干上昇するのですぐに次の作業に結びつかなく軸の冷却時間が必要になりますが軸もワークも再利用可能です。現在このワークを廃棄しても良い時には、あぶりバーナーで加熱し解体してます。この時のワークは完全に200℃オーバーでしょうから、ワーク製作時の熱処理条件によっては鈍ってしまい再利用不可となる可能性もありますが、軸の温度はほとんど上昇しません。いずれにしろ、はめあい代によってワークに対する入熱量/時間(IH能力・仕様)に関わってくることなので、一概には言えないと思います
その他の回答 (4)
回答(1)の方の冷却して取り外す方法は私も何度かやった事があります。 焼き嵌めは軸とそれに嵌合する材料との膨張の差を利用するのですから冷やしても熱しても同じです。 この場合カップリングにプーラーなどを取り付け通常の取り外しの方法で締め付け、軸を急激に冷却すれば外れます、ドライアイスでも窒素ガスでも良いです、両方を冷やすと当然外れません。 効率良くというところでこの方法を多数するのか、時間の効率か、材料の破損を出来るだけ少なくするのかよく判りませんが、この様な作業の場合加熱した方が良いか冷却した方が良いかそれとも併用した方が良いか見極める必要があります。 軸の方が熱により変形しないか、軸表面が熱により粗くなったりすると軸受けなどの取り付けに支障をきたします、加熱の際軸に防熱のカバーを取り付けたりする必要があるのは当然です。 また作業を見てますと時間をかけすぎると両方が膨張して外れません、あくまで軸と嵌め合う部品との温度差、膨張差が必要である事を考えれば時間をかけてやる仕事ではありません。
お礼
加熱による方法に分があるように思いますが冷却による方法も検討してみます。回答いただき、ありがとうございました。
加熱してもよいのなら、インダクションヒーターで外周側を一気に温度上昇させて抜く方法があります。はめあい寸法にもよりますが軸寸法が約200mmの品物に厚み寸法100mm(外径400mm位)のドーナツ形状の品物を繰り返し解体取付を行って行っております。 ちなみにドライアイス冷却方法とは、例えば軸側に穴が開いており、そこにドライアイスや液体窒素などを入れて、軸を急激に冷やす方法だと思います。
補足
アドバイスありがとうございます。IHによる方法も考えたのですが、外径が色々なサイズに対応しようとすればコイルを何種類も作らなければならず、費用対効果の面からメリットがないと聞いております。例えば、外径300mm用のコイルでどの程度の範囲までカバーできるものなのか、もしデータをお持ちでしたら教えていただけないでしょうか。
既にはめ込んだものには対応出来ませんが これから設計するのであれば内側に溝をいれ油圧で広げる方法があります。
補足
アドバイスありがとうございます。 残念ながら既に組み込まれた状態ですので、油圧による方法は使用できません。 別の方法の心当たりがございましたら、よろしくお願い致します。
冷却しても抜けます。例えばドライアイスを使うなどです。
お礼
非常に具体的な内容で大変参考になりました。 何度も回答いただきありがとうございました。