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NC旋盤のノーズR補正(G41、G42)について
- NC旋盤のノーズR補正(G41、G42)について疑問が生じました。
- 座標の計算によってプログラムを組む場合と、径補正機能(G42)を使う場合についての違いが不明です。
- タレット対向型のNC旋盤において、ノーズR補正をどのように使えばよいのでしょうか?
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>>C面の場合X方向についてはマイナス側にオフセットしますよね? この場合、マイナス方向にオフセットします。 >>まあふかくかんがえなければ問題がないのですが・・・。 そうですね。 ポイントは 仮想刃先番号です。 0 か9 で有ればG41 G42は「工具径補正」として機能します。 18は「刃先R補正」として機能します。 両者の機能(補正方法)は異なる ということです。 MaZAKさんの考え方は、「工具径補正」です。 「刃先R補正」については、仮想刃先で補正ベクトルに制限がかかります。 わかりやすく言うと、仮想刃先3 では、6時から9時までの範囲において、テーパー削りや、円弧削りでは削り残り(刃先Rの分)が発生しますので、追い込む補正が掛かります。 また、仮想刃先3 で9時(12時)6時までの角度はどうなるか・・・・。 以前 F社に聞いてみたところ・・・「ソースが古くてもう解らない」 と回答でした ^^; 恐らく、部分的に「工具径補正」に切り替わるんではないかと思いますが。 「工具径補正」は逃げる補正、「刃先R補正」は追い込む補正・・・がキーワードですね。 刃先R補正 で 刃先3 の時、外径削り(Z軸運動のみ)をした場合を例に取ると・・・。 ワークとの接点は6時の角度。Z-送りでも、Z+送りでも6時の角度。 つまり これだけの運動だと、G41もG42も 関係ないと言うことに成りますね。 工具径補正では 違う運動になるのは、理解されていると思います。
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当方NC旋盤の経験ありませんが、G41,G42についてはマシニングと同じだろうという観点から考えを述べます。 そもそもオフセット値がマイナスかプラスかは問題では無いと思います。 進行方向に対してノーズRが右側にあればG42、左にあればG41なワケでオフセットする値はプラスだったりマイナスだったりすると思います。 簡単に申しますと、G41、G42はどの軸かに限らずバイトが進む方向に対してバイト自身が右にあるか左にあるかで決まるのだと思います。 ですからNCがノーズRを加味してオフセットする方向(プラス、マイナス)自体は関係無いと思われます。NC旋盤特有ですが。 加工者は右を削るか左を削るかでG41かG42を決めて、ノーズR分をどうオフセットさせるかはNCが決めているワケです。 オフセットする方向や値を意識しないためのGコードと言えるでしょう。 素人意見と思われるかも知れませんが、以上がNCの制御という観点からの意見であります。 参考になれば幸いですm(__)m
MAZAKさんの考えは、工具径補正(マシニングセンタの)で正しいのですが、旋盤系はまたちょっと異なります。旋盤系では、仮想刃先番号が重要になります。 仮想刃先番号が 9 か 0 の場合は、マシニングの工具径補正と同じ働きをします。(工具が逃げる補正) これに対し、18では、刃先Rによる、切り込み不足を補う補正(工具を追い込む補正)となります。 質問に有るC面取りの時、刃先Rにより、切り込み不足(プログラムよりC面が小さくなる)と成りますが、下層刃先が(たぶん)3 であったため、NCが切り込み不足を補うため、マイナス側にオフセットしたのです。
補足
アドバイスありがとうございます。 仮想刃先番号はお察しの通り3番です。 C面の場合X方向についてはマイナス側にオフセットしますよね? しかしマイナス側にオフセットした場合進行方向に対して右側にオフセットしたように思いますが・・・。 まあふかくかんがえなければ問題がないのですが・・・。 あくまでZ軸について径補正が効くとでも思えばよいのでしょうか? X軸について考えれば進行方向に対してという考えは成立しないということでしょうか???
いまいち形状が掴みかねますので、進行方向に対してバイトが右側に有る物が左になるのが分かりません 外径加工でZマイナス方向に1パスで送り始めたら、形状にかかわらず右側にしかならないと思います 出来れば支障のない範囲で形状を絵にしてください。
> このとき計算によりプログラムを組む場合X軸については加工開始点はマイナスにオ > フセットしますよね? これはR補正機能を使わずにということですね、加工開始はマイナスとありますが仮想刃先がワークより下に有るということですか? > しかし径補正機能(G42)を使った場合進行方向に対して右側にオフセットするの > であれば話がおかしくなってくるようなきがします。 ???そんなことないですよやはり進行方向に対してノーズは右にあるのですからG42でOKです。 > これはどう考えたらよいでしょうか? > 仮想刃先を指定しまた2ブロック先読みをするのでそのようなことは気にしなくてよ > いのでしょうか? そうです先読みで停止位置を決めてますので問題ないです。 > ホントに悩んでます。 悩むより実線です、廃材を使って一度おためしください
補足
HikaruSaiさんありがとうございます。言葉が足りませんでしたね・・・。すみません。 まず外径を-Z方向に削っていきます。そして内Rがあったとします。このとき手計算で行う場合は-Z方向にチップのコーナーR分だけ移動させますよね?このときの工具進行方向に対して右側(G42)はわかります。しかし終点にで進行方向右側にオフセットしたらおかしくなるような・・・。そしてX方向に削っていき今度は外Rがあったとします。手計算ならX方向に-にオフセットさせR-(ノーズR)の円弧を描きますよね? 仮にこのときG42であったらおかしいような??? まあ何も気にせず補正機能がやってくれてると思えばそれまでなのですが・・・。 試加工ではうまく削れてます。考えすぎなのでしょうかね???
お礼
疑問いたことが解決しました。 径補正とノーズR補正は基本的に違うということですね??? 勝手に補正値を計算して制御してくれるということで覚えておきます。 ありがとうございました。