磁性焼鈍とは

質問

基本的な質問で恐縮ですが、磁性焼鈍とはどんな処理かご教示ください。焼きなまされると同時に磁性がどうかなるのでしょうか。

回答No.2

noname#230359 · ベストアンサー

〇軟質磁性材料（パーマロイ、電磁軟鉄、ケイ素鉄等）の磁気的性質の確保（透磁率は大に、保磁力は小に）を目的に、部品状態で行う熱処理（焼鈍、溶体化処理）。
〇良い磁気的性質を得るためには、・結晶粒を粗大化（高温）、・加工歪や素材の持つ歪を可能な限り軽減（特定温度範囲での徐冷）、・表面汚染や劣化の阻止（還元性、非酸化性等雰囲気を管理）を行う
〇加熱温度は、パーマロイで１０５０１１００℃、鉄、ケイ素鉄なら９００９５０℃（多分）
〇磁気焼鈍とも言うようですが、永久磁石の熱処理には使わない術語のようです

お礼

回答ありがとうございます。
処理の目的が透磁率大、保磁率小ということは、軟質磁性材料を磁化しやすい状態にする処理で処理後は磁性体ということでしょうか。
ステンレス鋼の場合は、処理後は非磁性ですか。
材質により効果が異なるということでしょうか。

回答No.3

noname#230359

・材料が磁性焼鈍により磁性体（非磁性に対する”強磁性体”を言われていると思いますが）になるのではなく、磁性焼鈍とは、強磁性材料の磁気的性質をベターに向上させる熱処理のことです
・材料の磁気的性質は、熱処理ではなく、組成により決まるようです。またＳＵＳでは、不安定なオーステナイト組織ＳＵＳのように加工して強磁性、それを溶体化処理して非磁性を呈する材料があります。ＳＵＳの磁性は、このサイトでも取上げられていたと思います。そちらを調べられたほうが確実です
・磁性焼鈍条件は、材種により最適条件があるようです

お礼

回答ありがとうございます。わかりやすく解説していただき理解することができました。

回答No.1

noname#230359

磁気特性を得ることができます。

過去に参考となる質問がありました。
No.9285を読むと分かるかと思います。
http://mori.nc-net.or.jp/fQA.php?qid=9285
簡単な説明はここ見れば　検索ＴＯＰ
http://www.nakano-permalloy.co.jp/j_permalloy_annealing_hi.html
（簡単すぎる？？）

お礼

回答ありがとうございました。