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アルミ材のさび・変色
- アルミ材の加工後に部品が変色してしまう問題について詳しい説明を求めています。
- 切削油、刃物、治具の材質などが原因と言われていますが、具体的な説明が得られていません。
- 特に異種金属との接触による変色の原理が理解できていません。
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加工の際は特に注意は必要ありません。加工後に直ちに切削油(水溶性なら特に!)を洗い流してください。弊社ではSHELL社のシェルゾールで洗浄後、水置換型の防錆油(出光ダフニー?)を使用しています。 あらゆるジュラルミンを加工していますが問題ありません。但しワークの容器はプラスチック製の清浄な仕切のある物に個別に収納することも忘れないでください。
加工の際は特に注意は必要ありません。加工後に直ちに切削油(水溶性なら特に!)を洗い流してください。弊社ではSHELL社のシェルゾールで洗浄後、水置換型の防錆油(出光ダフニー?)を使用しています。 あらゆるジュラルミンを加工していますが問題ありません。但しワークの容器はプラスチック製の正常な仕切のある物に個別に収納することも忘れないでください。
加工後に部品が変色すると言うのは切削油の原因が大きいと思われます。しかし加工後にエアブローや洗浄等なくそのまま放置となれば変色は必ずします。加工後はなるたけ早くエアブロー等を行なうのが良いと思われます。切削油剤の中にもアルミ変色に強い物、弱い物があります。アルミの変色防止を強化したミクロカットKDと言う商品があります。航空機部品等で使用しております。一度油剤そのものの変色防止力を確認されては?
金属にはそれぞれ電位というものがあります。 金属特有のものです。違う電位のものを接触させると、お互いに安定になろうと電気を流します。 電池はそれを応用したものです。 水の中に電位のかけ離れたもの(鉄、アルミ)をいれると、水の中に電気が流れ腐食されます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに、弊社の機械ではA7075とS45Cを同じ機械で加工しています。 切削油についてもきりこの除去をそのたびには行っておりませんでした。 やはり機械を分けたほうが良いのでしょうか?
A7075等の高力アルミ合金の加工では、鉄のキリコと水溶性切削油によって変色や腐蝕がおきることがあります。 特に、切削油に水溶性のものを用いると、イオン化現象が助長されて電蝕作用を引き起こします。 特に高力アルミ合金(俗にいうジュラルミン)は表面の耐食性が劣りますので、工作機械をよく掃除して鉄などの切り屑を除去してから、油性切削油を用いて加工すれば変色等の問題はかなり解決できるのではないかと思います。 加工後も、できる限り早くアルマイトやアロジン処理などの防蝕効果の高い表面処理を施すことをお勧めします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おっしゃるとおり、油性切削油を使用しての加工も行っておりましたが高速でのフェイスミルを使用すると蒸気がかなり発生し、水溶性のものに戻したことがあります。 やはりこまめに切削油の掃除を行うしかなさそうですね。 A7075などの切削を行うときに適した水溶性切削油の状態(ph、濃度)などがあるのでしょうか?
お礼
回答をいただきましてありがとうございます。 皆さん指摘される切削油について改善意識を持たなければという気持ちになりました。 早速ミクロカットについて調査を行なってみたいと思います。