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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SUS303の変色)
SUS303の六角材が真っ黒に変色!初めての経験に困惑
このQ&Aのポイント
- 旋盤加工業をしている私が先日納入したSUS303の六角材が突然真っ黒に変色してしまい、困惑しています。納入後2週間近く経った頃にお客様から連絡があり、変色した部品の写真を送ってもらいました。写真を見ると、部品全体が黒染めしたような色になっており、驚きました。
- 納品時には部品の変色には気づかなかったため、納品後に変色したと思われます。製品にはバレル加工や焼入れ加工は行っておらず、転造加工の後にトルクレンで洗浄して出荷しています。しかし、このような変色現象は初めての経験です。
- SUS303の変色の原因について知っている方がいれば、教えていただきたいです。私の加工方法や納入後の扱い方に問題があるのか、それとも材料そのものに特有の問題なのか、確証が持てずに困っています。変色の原因を解明し、再発防止策を講じるためにも、どなたかご教示いただければ幸いです。
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noname#230359
回答No.1
SUS304・SUS303などのオーステナイト系ステンレスは、冷間加工(常温での変形)を加えると、その部分がマルテンサイト化するという性質があります。わかりやすく言うと、ステンレス(SUS304)のスプーンの柄の部分を曲げると、その部分だけがマルテンサイト組織になり、磁石にくっつくという現象が起こります。マルテンサイトになると、耐食性も劣化します。今回の場合、転造加工は一種の冷間加工ですので、それによりマルテンサイト化が起こり、耐食性が落ちて表面が酸化して黒くなったのではないでしょうか?一度磁石で表面に磁性があるか調べてみて下さい。
お礼
冷間加工をした場合材質の特徴が変わってしまうと言うのは初めて知りました。品物が返却され次第磁性を調べてみます。でもここで疑問があります。転造加工をしていない外径も黒く変色してしまったのでアドバイス頂いたその部分だけと言うのには当てはまらないかもと思います。ただ転造が原因で酸化して黒くなったのであれば酸洗いをすれば変色が取れる可能性があると言う事ですよね。とても参考になりました。ありがとうございました。