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工具類に使われる、NH処理とはどんな処理ですか
- 工具類に使用されるNH処理について解説します。
- NH処理は工業用刃物に適用されており、刃物の寿命を向上させるための技術です。
- 具体的な技術内容や調査方法については、各処理メーカーの固有技術になります。
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No.6349「サブゼロ処理によるSUSの硬さ靭性等の向上」が締め切られましたので(お礼ポイントありがとうございます)ここのご質問にお答えと同時にNo.6349の補足させて頂きます。 《本欄のお答え》 NH処理とはガス窒化処理のことと思います。 >>窒化処理を改善した、近似の方法なのでしょうか と言うより,窒化処理のひとつの方法と捉えたほうが良いと思います。 ガス窒化について次のようなことが下記URLで述べられています。 このURLでは「熱処理のやさしい話」として分かりやすく書かれていますので、一度開いてご覧になると良いと思います。 http://www.tobu.or.jp/yasashii/book/gj15.htm http://www.tobu.or.jp/yasashii/book/gj09.htm ガス窒化 「1923年、A.Fryによってアンモニアの分解ガスを用いたのが最初です。500550℃に加熱したアンモニア分解ガス中で、50150時間処理します。この時のアンモニアの分解率は30%前後にします。この処理によって深さ0.20.3mm、10001200HVの硬さが得られます。耐摩耗性、耐食性に優れた特性が得られますが、処理時間の長いのが欠点です」 《No.6349「サブゼロ処理」の補足》 >>一口にサブゼロ処理と言っても液体窒素以下の温度なら、得られる性能が更に向上する可能性があるのですか はい、その通りです。温度が低いほうが耐磨耗性の向上につながると言うことです。 又,ドライアイスではマイナス80度C、炭酸ガスではマイナス130度C、液体窒素ではマイナス196度Cまで冷却可能だそうです。 マイナス100度C位までを普通サブゼロ,それ以下を超サブゼロと呼ばれています。 以上,参考になれば幸いです。
お礼
NH処理についての丁寧なご回答有り難うございました、参考にします また、サブゼロ処理については、液体窒素レベルの処理効果(耐摩耗性)を、何時か確かめようかと考えています