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防食と耐食の違い
- 防食と耐食の違いについて説明します。
- 防食とは、物質が腐食や劣化を受けるのを防ぐことを指します。
- 一方、耐食は、物質が腐食や劣化に耐える能力を持っていることを指します。
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私の理解している区別は下記のようです。 防食とは、金属は(程度の差はありますが)腐食するものだと考えて、腐食しないような工夫・対策をすることを示し、一般的に腐食の起きにくい使用環境を考えるときに使います。 耐食は、金属自体の腐食のしにくさを表すときに使っています。前記のかっこ内の「程度の差」を示す言葉です。金属の性質を表す言葉と言っても良いと思います。 従って、耐食は防食の範囲に含まれる事柄だと考えています。 具体的には、ステンレスは耐食性があると言われていますが、塩酸や硫酸には鉄より溶解しやすい性質を持っていますので、塩化物や硫化物の雰囲気では使えません。 金属の性質を見極めて、使用条件にあった性質を持った金属を使うようにすることや金属の欠点をカバーする環境を整えることなどが「防食」と思います。
JISハンドブック 金属表面処理 防錆防食用語によりますと 耐食性・・金属が腐食に耐える性質 防食・・・金属が腐食するのを防止すること としています。耐食そのものは上の性質を取り「金属が腐食に 耐えること」と理解すれば良いでしょう。 石川進造 isihikawasin@hikifune.com url:http//:wwwhikifune.com
- 参考URL:
- www..hikifune.com
お礼
早速の回答ありがとうございました。 耐食を性質だと考えればいいようですね。 助かりました。
はじめまして、私自身あまり使い分けを気にしていませんでした。 防食とは、腐食を防ぐ、耐食とは、腐食に耐える簡単に言うとこんな 説明になろうかと思います。私共として社内での使い分けは、次の通り です。表面処理前は、防食をしておいてなどと、良く使用してます。 つまり、油を塗っておくことです。表面処理後には、耐食性は大丈夫 等と鍍金屋サンに聞いてますね!つまり短期間の表面処理前の腐食防止 は、防食!表面処理後の腐食に関しては、耐食といってます。よって 恒久的対策が防食、短期的対策が防食ではないでしょうか。上手く説明 出来なくてすみません。
- 参考URL:
- www.furuichi-tec.co.jp
お礼
御回答ありがとうございました。 時間的なファクターで使い分けるのはいいと思いました。 弊社でも引用させて頂くかもしれません。
お礼
『程度の差』というのは非常に解り易い表現だと思いました。 社内の他の人に説明する時も有効ですね。 ありがとうございました。