- ベストアンサー
安くてダサい服やシルエットの悪い服っていっぱいあり
安くてダサい服やシルエットの悪い服っていっぱいありますけど、デザイナーやパターンナーになるのって、狭き門でセンスの世界ではないのですか?なろうと思えば誰にでもなれるものですか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ファッションに興味を持つ人は多いけれど、ファッションの仕事の受け皿がそれほど多くなく、多くのファッション系専門学校を出た若者が、アパレルメーカーには勤務するものの、実際にはただのショップ販売員で終わってしまうケースが多いんです。 センスが良ければ良いデザインがつくれて、それを良いパターンにして商品化していける...のは真実ですが、事実としてはデザインセンスの良い人にちゃんとデザインの仕事を与えらるほど服飾をゼロからデザインできる時間がなく、また、腕の良いパターンナーにゼロから丁寧にパターンを依頼していられるほどの時間的な余裕がないので、そのようなセンスの良いデザイナーの卵がショップで販売をやっていて、腕の良いパターンナーの卵もショップで販売をやっている...という状況です。 これは情報の流通の変化と所得の低下による、生産と消費の構造的な崩壊なのです。 「センスの良い服=個性的なデザインの服=大量生産されにくい服=高い服」...という図式を縮めると「センスの良い服=高い服」となります。これが所謂「高級ブランド志向」です。この「高級ブランド志向」が強かった時代を経て、服飾の消費意欲が過剰と言えるほどに高まったのですが、このことが「高級ブランドっぽいエッセンス」を感じる(安い)服であれば良い、という庶民感覚に化けてしまったのです。 インターネットの普及もそうで、今は、とあるトップブランドがショーを行った次の日には、一般庶民もその写真や映像を目にすることができてしまうので、2流ブランドはすぐにでも模倣しパターンをひいて一般庶民に向けて量産し始めるのです。 一部の「超」のつく一流ブランドであれば世間の動向も気にせず「スロー」に発信できるかもしれませんが、多くのブランドは、世間の流行にある程度「ファスト」に迎合しないと、結局は服が売れずに倒産してしまいます。ですから、たとえダサかろうがセンス悪かろうが、服を売り続けなければ倒産してしまうので、そのような服を大量に世に出回らせているのです。 で、試着もせずにとりあえず流行りだからと安物を買って、一度だけ着て似合わなければメルカリに出品。1年過ぎればそれももはや流行遅れの服になってしまう。 生産するデザイナーやパターンナーの側が、自らのデザインを十分に吟味して丁寧な職人技で仕上げて発信しようとした頃には、世間の流行はもう次へと移ってしまう...という状況です。 細々とでも、新進のデザイナーがコストをかけ丁寧に服をつくり、それを丁寧に大事に長く着こなす若者が増えれば風潮は変わるかもしれません。 構造的な変化に対応できていない生産の側の責任もありますが、消費する側のリテラシーの欠如も、もうひとつの責任としてあるでしょう。
その他の回答 (3)
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6878/20342)
デザイナーは 自分で名乗れば その日からデザイナー。 パターンナーのほうは 名乗っても 仕事ができなければパターンナーとは言えない。 売れるか売れないかは また別の話。 私個人を例に言うと どちらかというと デザイナーよりも職人に近いので デザイナーとは名乗らないかな。
- chiychiy
- ベストアンサー率60% (18538/30889)
こんにちは それはデザイナーでもデザイナーでない パタンナーと言っても型紙起こしてるだけ 所謂、コピー商品とか企業方針に関わるものです。 特にシルエットはパターンで決まってるので、CADよりも 実際に図面を引いたほうがシルエットはきれいですし 段違いです。 安くてダサい服は、服を知らない人や マネするつもりが違う方向に行ってしまった服が多いです。 因みに似た服でもハイブランドとファストファッションでは 着心地が全く異なります。 こういうところのパタンナーの威力って凄いです。 誰でもなれそうで、売れっ子にはなれないってことです。
誰でもなれるでしょ、仕事が来ないだけで。
お礼
ありがとうございます! 海月姫そのものですね