娘が小学校4年生くらいの時、担任から「場面緘黙症では?(娘の場合は、家ではやんちゃですが、幼稚園・小学校などでは敷地に入った時点から誰とも口をきけない状況でした)」と意見をいただき、市の相談所を訪れました。
相談員と娘がマンツーマンで話をしたところ、「まったく問題なく会話できましたよ。」とのこと。
「結果的に場面緘黙症の疑いが強いですね。」と言われました。
「場面緘黙症って何だよ?」と思い、いろいろ調べました。
しかし、親が子供にしてあげられることもよくわからず、ただ時間の経過を待っていました。
5年生の時、いつも帰ってくる時間を過ぎていたので心配していました。
(当時は私がうつ病で家にいたので、状況は覚えています)
娘が帰ってくるなり、「どうしてこんなに遅かったの?」と聞くと、「今日、私が授業で口読したら、みんなが驚いて、放課後もいろいろ質問・指導された。私は口がきけない人だと思われていたみたい。」
「授業の中でも良いか。少し前進したな。」と嬉しかったです。
中学進学時は、「(小学時代トランペットを吹いていたので)、私のことを知らない新しい場所に行きたい。吹奏楽の強いK中に行きたい。」と言われ、「自分と向き合う時間をください。」と解釈しました。
K中は私の母校なので、何の迷いも無く、K中を許し、家族全員が実家に転居しました。
そこから娘も、親が安心できるくらい一般的な成長をして行きました。
言いたいことは、「もう一度、自分を奮い立たせるような、興味・仕事を目指す心が必要なのでは・・・」と思います。
何かをきっかけに人は変われます。
・もう一度、環境を変えてみよう
・新しい環境で、自分を表現できる、強い意志を持とう
悪い面ばかりを思い返すのではなく、将来の自分像を考えようよ。
そこに到達するには、今、何をすべきかを見つけられるかもしれない。
誰の責任でもない。自分の将来は自分で考えようよ。
生きてさえいれば、夢はかないます。
(そんな考え方ができるようになり、私自身、うつ病からも回復しました。)
それくらいしかアドバイスできません。